アルパカのこと

アルパカは南米原産のラクダ科の動物です。日本でもメディアを通じて良く知られるようになりましたよね。
もともとアルパカは、ペルーやボリビアなどの南米高地で放牧されていた伝統的な「家畜」で、古くからその上質な繊維で衣服などが作られるなど、地域の人々の生活に無くてはならない存在でした。 アルパカが放牧されているのは、3000mを超えるようなアンデス山脈の高地です。厳しい環境を生き抜くため、機能的で防寒性の高い毛におおわれているのです。

アルパカはしばしば稀少な繊維と言われますが、それは優れた性質のためだけでなく、生産量が少ないことも関係しています。アルパカの世界中の頭数は約400万頭で、年間のアルパカ繊維生産量は約4000トンと言われていますが、これは他の動物繊維と比べるとかなり少ない数字です。たとえば、高級繊維として有名なカシミヤの生産量は5000トン、アンゴラは8500トン、モヘアは22000トンと言われているので、アルパカは世界でもっとも希少な繊維の一つと言えるのです。

アルパカには次のような特徴があります。

  • なめらかでシルクのような質感
  • 美しい自然な光沢がある
  • 軽いのに保温性に優れる
  • 丈夫で毛玉ができにくい

上質のものは非常に滑らかで、シルクのような感触があり、美しい自然な光沢があります。アルパカの繊維は中心が空洞になっていて、そこにあたたかい空気をため込むことができます。そのため、軽量ながら保温性にすぐれ、「ウールの7倍あたたかい」とも言われます。
またアルパカ繊維は非常に丈夫で、毛玉ができにくいのが特徴です。

さらに柔らかく稀少なベビーアルパカ

ベビーアルパカは、主に1~2歳のアルパカの子供から初めて刈り取る毛や、それと同等ランクの細さの毛のことです。
繊維は非常に細く、高級アルパカ製品に多く使われています。アルパカ本来のしっとりしたなめらかさに加えて、とても柔らかく仕上がるのが特徴です。
alpakaの製品は、このベビーアルパカをたっぷりと使って作られているので、肌に優しく、チクチクしにくくなっています。

繊維の太さ

ウール > ベビーアルパカ > コットン

一般的に、繊維が細いほど柔らかく、肌にあたってもチクチクしにくくなります。細くて柔らかい繊維の代表格は、カシミヤ、メリノウール、ベビーアルパカ、シルク、コットンなど。特にコットンは繊維が非常に細いので、肌着などに使ってもチクチクしません。
alpaka製品に使われるベビーアルパカは、ウールの中でも最も細く柔らかいメリノウールと同等かそれ以上の細さになっています。

alpakaショールの特徴

薄手で軽いのに、あたたかい。

alpakaのショールやスローは、ベビーアルパカの繊維から紡がれた 細い糸を使って、緻密に織りあげられています。
薄手で軽く、肩に羽織れば、ほどよい落ち感と美しいドレープで、上品な印象に。
アルパカは保温性が高いので、薄手でも温かく、 季節を問わず使っていただけます。 春や秋の涼しい季節には、カーディンガン代わりに。 冬の寒い時期には、コートの上に合わせれば、温かさをプラスしてくれます。

チクチクしにくいので、ウールのショールを諦めていた方にも。

CONNECTは、北欧のウールアイテムを数多く扱っています。
とてもあたたかく、大変ご好評いただいているのですが、 肌の敏感な方などから「どうしてもウールはチクチクする」というお声もいただきます。 「子供や赤ちゃんと一緒に使いたい」という理由で、 肌に優しいものを求められる方も少なくありません。

alpakaのショールやスローは、アルパカのなかでも特に柔らかいベビーアルパカを使っているので、 とても肌当たりが優しく、ウールのチクチク感が苦手な方でも使いやすくなっています。
これまでのウールショールを諦めていた方にこそ、おすすめしたいアイテムです

毛玉ができにくいので、長く使えます。

アルパカの特徴のなかでも、特に際立っているのが、 「毛玉ができにくい」ということ。
毛玉は繊維同士が絡み合ってできるのですが、アルパカ繊維の表面は ウールや他の動物とは少し違っていて、絡みにくい構造になっているのです。
毛玉ができにくいので、お手入れの回数も少なくて済み、 長く使うことができます。