極めて”シンプル”なカーテンスタイル 「Ready Made Curtain」
ひときわ目を引く、特徴的なカーテンシステム。
コード1本とコードを吊るための木製のパーツ2つ。
生地に直に取り付けた見せるデザインのフック。
縫い目の一切ない切りっぱなしのファブリックカーテン。
どのパーツをとっても他とは違う、おしゃれなデザインカーテンです。
窓辺にドレープカーテンかブラインドか以外の選択肢を!
一般的な窓部スタイルは?
既存の窓辺につけるインテリアのイメージは
のどちらかが多いのではないでしょうか?
最も一般的な形がドレープ生地とレース生地をダブルのカーテンレールに掛ける仕様のカーテンです。ドレープカーテンは遮光レベルの高いものが求められる傾向があり、そうなるとどうしても生地が分厚く重たい雰囲気になりがちです。中側のレース生地もシャカシャカした化学繊維っぽいイメージを想像される方が多いと思います。
上記のカーテンの次に考えられるのがブラインドです。
ブラインドはすっきりとしますが、無機質な雰囲気になります。
それ以外の新しい選択として
Kvadrat(クヴァドラ)社のReady Made Curtain(レディメイドカーテン)
をご提案いたします。
レディメイドカーテンとは?
Hanging Mechanism(ハンギングメカニズム)とPeg(ペグ)、Fabric(ファブリック)は、用意されたカラーバリエーションから、それぞれ好きな色を選ぶことができます。
一般的なカーテンレールの役割を果たすハンギングメカニズムは、木の素材感が感じられるブラケットに1本のコードを張ります。
そして一般的なカーテンフックの役割のペグは生地を直接パチンと挟んで取り付けます。ハンギングメカニズムのコードに引掛けて吊り下げることで開閉もスムーズにできます。通常、カーテンフックは隠すことがほとんどですが、デザインの一部として見せています。
最後に生地ですが、四方をレーザーカット加工で仕上げ全て縫い目のないファブリックです。レーザーカット加工とはレーザーの熱により繊維が溶着し、切断面のほころびを防ぐ方法です。縫い代がないことでペグに生地を挟みやすく、すっきりきれいなカーテンに変身します。
レディメイドカーテンはカラーバリエーション豊富でファブリック1枚でも窓に映えます。ドレープ生地はカーテンレールの1.5倍の生地が目安ですが、その分重たい印象になりますが、レディメイドカーテンはコード長の1.2倍と比較的少ない生地でヒダがきれいに見えるため、軽やかな印象があります。
面積の大きいカーテンは、部屋の中でも存在感の大きいインテリアです。朝起きて、日の光を取り込むカーテンを見ると一日の始まりを感じさせてくれます。よく視界に入るカーテンを生地だけでなくレールとフックまで、
自分だけのお気に入りの組み合わせで選んだカーテンにするとわくわくしませんか?毎朝のスタートから気分が上がること間違いないです!
設置の前提と考え方
下地に設置
ハンギングメカニズムは壁の下地(壁板を支える柱の役割を持つ木材)にビスを打って設置することを推奨します。(アンカーはカーテン開閉の負荷への耐久性はあまりないため、おすすめしません。)
施工業者にご確認いただくか、窓枠から約10cmほど上部に横方向に1本通しで下地が入っている場合がありますので、お探しの際の目安にしてみてください。
下地の探し方はこちらをご参照ください。
ハンギングメカニズムの設置に必要な余白
ハンギングメカニズムは手で回してコードを貼るので、ビスの位置は壁から最低12cm、天井から9cm開ける必要があります。そのため、窓のすぐ横に壁やエアコンがある場合は、取付けられません。
また、窓のすぐ横にクローゼット等の扉がある場合、最低限の余白を開けても扉が開かないことになり兼ねないのでご注意ください。
▲約cm単位で記載。*は最低限の目安。
窓枠の推奨幅
すべての窓に共通して、おすすめの取り付ける窓枠の幅は『最大約155cm』です。
理由は、いくつかあります。
生地幅の目安が『コード長×1.2倍』
カーテンのヒダがきれいに見える生地幅の目安が『ハンギングメカニズムのコードの長さ×1.2倍』です。Kvadrat社はAce(エース)とHaze(ヘイズ)は『W200cm×H290cm』、Frozen(フローズン)は『W140cm×H290cm』で提供しているので、幅の広い『W200cm×H290cm』で計算をすると最大幅が約155cmとなります。
▲約cm単位で記載。*は最低限の目安。
ハンギングメカニズムを取付けるビスの位置が、画像の位置より窓枠に近づいてしまうと窓がカーテンに隠れづらくなるでしょう。
コードの端から窓枠(外側)までの距離は片側4cm以上必要で、この「窓枠の幅 + 8cm(コードの端から窓枠までの両端の距離)」がコードの最低限必要な長さとなります。
そして、生地は画像のようにペグをハンギングメカニズムまで移動させるので、「コード長 + 端のペグより外側に出る生地の幅」も必要となります。
ペグの取付は中央部から左右に 7.5cm の位置に配置し、そこからは 15cm 毎にファブリックの端に向かってペグの設置を進めます。計算上、W200cmの場合2.5cmの端が出ることとなります。
ただし、ペグの幅は1cmあり、ペグを刺す真ん中の位置からペグの端までは0.5cmあるので、ペグより外側に出る生地の幅は片側約2cm、両端で4cmあります。
以上の条件から以下のように計算できます。
<コード長に収まる生地幅>
200(生地幅) - 4(ペグより外側に出る両端の生地の幅)=196㎝
<カーテンのヒダがきれいに見えるコード長>
196 ÷ 1.2 =約 163.3cm
<コード長から求められる最低限の窓枠(外側)の幅>
163.3 - 8(コードの端から窓枠までの両端の距離)=155.3㎝
上記の考え方から、
すべての窓に共通して、おすすめの取り付ける窓枠の幅は『最大約155cm』
です。
メーカーの推奨 幅と丈
メーカーはAceとHazeは『W200cm×H290cm』、Frozenは『W140cm×H290cm』の仕様で生地を織っているため、この使い方推奨致します。
ハンギングメカニズムの構造
コードでファブリックを吊っているので、幅が広いほどファブリックの重さでコードがたるんできてしまいます。幅が短い方がすっきりとしてコードのたるみも軽減します。
プライベートスペースでの使用をおすすめ
リビングのような共有スペースは大きめな窓が大半です。レディメイドカーテンはリビングのような共有スペースよりは、個人の部屋のようなプライベートスペースで自分好みに個性をだせるインテリアとしておすすめいたします。
窓別のカーテン生地の丈の推奨、および採寸方法
掃出し窓の場合
▲ハンギングメカニズム:オーク/ホワイト、ペグ:ホワイト、ファブリック:Haze134
高さ
採寸方法はまずハンギングメカニズムを固定するビスの位置を決めます。
※下地の位置を要確認!
※窓枠外側から左右「9cm」以上を推奨。
ビスの位置がコードの高さの位置と一致するので、コードの高さから「4.5cm」低い場所が生地のトップの高さです。
床上
一般的に床上1cmに設置が目安ですが、コードが多少たるむことを考慮して床上「2~3cm」上げた長さがおすすめです。
結論
以上から、
『ハンギングメカニズムのビスの位置-4.5cm-2~3cm=掃出し窓のカーテンの丈』
となります。
腰高窓の場合
▲ハンギングメカニズム:グレー、ペグ:グレー、ファブリック:Ace102
腰窓の高さも基本的に掃出し窓と考え方は同じです。
高さ
採寸方法はまずハンギングメカニズムを固定するビスの位置を決めます。
※下地の位置を要確認!
※窓枠外側から左右「9cm」以上を推奨。
ビスの位置がコードの高さの位置と一致するので、コードの高さから「4.5cm」低い場所が生地のトップの高さです。
窓枠下側
一般的には窓枠下からプラス15~20cmが目安です。腰窓下に何か家具を置く予定があれば、その高さを考えてカーテン丈を決めて下さい。
結論
以上から、
『ハンギングメカニズムのビスの位置-4.5cm-窓枠から15~20cmの高さ=腰高窓のカーテンの丈』
となります。
なお、高さ120cmまでの窓枠ならファブリックの丈が290cmのため、半分にカットして145cm で2枚できます!
また、最初の画像にあるようにメーカーの本拠地であるデンマークでは腰窓でも、床上まで生地を垂らしていることがほとんどのため、掃出し窓同様の長さをとってもおしゃれですよ。
CONNECTのおすすめセット
ファブリック:Haze-134
Hazeは生地の厚さがドレープ生地とレース生地の間ぐらいの程よい厚みで、1枚でさらっと使えます。夜はシルエットがわかる程度で、レースのように透け過ぎはしません。朝は日光をゆるやかに取り入れてくれます。
織り柄がシンプルな分厚みが程よく軽く、カジュアルで合わせやすいです。色をグレーにすることで他のインテリアとも合わせやすくありつつも、おしゃれに個性を出せます。
ペグ:ホワイト
ハンギングメカニズム:オーク/ホワイト
ハンギングメカニズムとペグを壁に合わせて白にしているとコードのたるみが気になりにくいです。
よくある質問 Q&A
- 幅と丈を反対にして使うことはできますか?
- AceとHazeは織り柄に違和感もないため可能です。
ただし、メーカーの推奨は『W200cm×H290cm』であり、幅と丈を考慮して織ってデザインされているので、万が一不具合が起きた場合は保証できかねますのでご了承ください。
- 自分で普通にカットしてもほつれませんか?
- 自分でカットできるほつれにくい生地ではありますが、経年するにつれてほつれが出てきてしまいます。
そのため、レーザーカットをおすすめします。もともとレディメイドカーテンのサイズに加工しているカット方法のため、よりほつれにくいです。カット依頼は
こちら
- 遮光性はありますか?
- メーカー本国であるデンマーク等の北欧では光を積極的に取り入れる文化のため、遮光する仕様ではありません。レディメイドカーテンの透過度は生地によっても多少異なりますが、もののシルエットがぼんやりとわかるくらいです。
レディメイドカーテンだけでは日の光や防犯面で気になる、という方はロールスクリーンを合わせて取り付けることをおすすめいたします。軽やかな雰囲気はそのままに、ロールスクリーンをおろすことで日の光も、人の目線もカットできます。
生地の透け感はカーテン生地のページに画像がありますので、ご参考ください。
- どこにでもつけられますか?
- 下地のある場所に設置できます。
(アンカーはカーテン開閉の負荷への耐久性はあまりないため、おすすめしません。)
そして、ハンギングメカニズムは手で回してコードを貼るので、ビスの位置は壁から最低12cm、天井から9cm開ける必要があります。そのため、窓のすぐ横に壁やエアコンがある場合は、取付けられません。
また、窓のすぐ横にクローゼット等の扉がある場合、最低限の余白を開けても扉が開かないことになり兼ねないのでご注意ください。
- ペグはどのくらい必要ですか?
- 1枚1セット(20個入り)必要です。生地に対しての取付量は以下が目安です。
・FrozenをW140cmで使用する場合は、10個
・AceとHazeをW200cmで使用する場合は、14個
・W290cmで使用する場合は、20個
- ファブリックは家庭でも洗濯できますか?
- AceとHazeは40℃以下の水温で弱洗浄し、脱水は超低速にて行うことが可能です。ただし、1、2%の収縮する可能性があります。詳細については、専門のドライクリーニング店やランドリーにお問い合わせいただくことをお勧めします。
- 他の生地でハンギングメカニズムとペグを使えますか?
- ペグは生地に直接刺して使用するため、普通の縫製された生地では刺さらない可能性が高いです。レーザーカットが可能なKvadrat社のファブリックとセットでのご購入をおすすめします。
ハンギングメカニズムの設置方法、カーテンの長さの測り方等、それぞれのお部屋によって異なりますので、ぜひお気軽にお問合せ下さい。
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