洋服やバッグが購入したときにくらべ、必要以上に伸びたりゆがんだりすることを「型崩れ」と呼びますが、レザーやファブリックを使ったソファでも同じことが起こります。味と呼べる雰囲気ならまだしも、一歩間違えばヨレッとみすぼらしい印象になることも免れません。

型崩れしやすい/しにくいという差は、生地の持つ弾力性がポイントになります。ビジネススーツや礼服にウールが使われるのは、繊維自体にばねのような機能があるためしわになりにくく、形状記憶と呼べるほど伸びたあとにも元に戻る力に優れているからです。コットンやシルクといった天然繊維だけでなく、ナイロンやポリエステルといった化学繊維と比較してもウールの弾力性は群を抜いています。

たとえばフリッツハンセンのエッグチェアやスワンチェアなど、曲線の美しい家具にウール生地が好まれるのは、ウレタン等の中材に対してウールがウエットスーツのようにピタリと張り付き、余計なシワを生まないのも理由の一つといえるでしょう。

クヴァドララフシモンズのウール生地