成形合板の質の違い

Fritz Hansen - Making of Series 7

成形合板とは

成形合板とは

成形合板とは、薄い単板を板の向きが交互になるように重ね、型に入れて成形した合板のことです。プライウッドとも言われます。
一見すると同じような成形合板も、素材の品質や製造工程により強度や美しさが全く異なります。

セブンチェアの成形合板はここが違う

セブンチェアの成形合板はここが違う

セブンチェアを成形する前の状態。強度、品質を保つために、使用する単板や接着剤にもこだわり、職人の目によるきびしいチェックが行われています。セブンチェアは9枚の薄くカットした板を使用しています。7枚は中材。外側2枚は表面の仕上げ材になります。

セブンチェアの成形合板はここが違う

外側2枚の仕上げ材の裏には、インド綿が張られています。
それにより強度が増し、板がそれにくくなっています。
セブンチェアにインド綿を張るようになったのは1980年代頃から。品質向上のため改良が加えられています。

セブンチェアの成形合板はここが違う

職人の手によって、丁寧にやすりをかけて表面をなめらかにしていきます。
イスの表面は、どこを触っても凹凸がなくなめらかな手触りです。
セブンチェアはすべて機械で量産されているわけではなく、工程によっては手作業で行われています。

セブンチェアの成形合板はここが違う

セブンチェアとリプロダクト品を比べてみました。下が正規のセブンチェアです。
正規のセブンチェアのほうが薄くて軽く、なめらかな曲線になっています。
リプロダクト品は、触ったときに凸凹があったり、板がそっていたりする場合があります。背もたれが左右対称ではないこともあり、形は似ていますが、細部に正規品との違いがでています。
また強度を出すためか、厚みのある合板を使っていますが、そのぶん重さがでて扱いにくいイスとなってしまっています。
成形合板と一言で言っても、セブンチェアとリプロダクト品では、品質が異なります。

セブンチェアの成形合板はここが違う

セブンチェアの座り心地の良さをもたらす「背もたれ部分のしなり」も、品質の良い成形合板だからできたこと。
ひっくりかえして男性がのっても壊れない、強度と弾力性があります。