Artek Table83(オーク突板ウォールナットステイン仕上げ)
ArtekのTABLE 83は、フィンランドデザインの巨匠アルヴァ・アアルトの代表作です。無駄を省いたミニマリズムと、天然素材が持つ温かみが融合した洗練されたデザインが特徴。
最大のポイントは、アアルトの代名詞であるL-レッグ。
独自の曲げ木技術によって生み出されたこの脚は、強度と安定性を保ちながらも、軽やかで優雅な印象を与えます。
天板とL-レッグだけで構成されたシンプルなフォルムは、どこか有機的で、どんな空間にも自然に溶け込み、心地よい雰囲気を生み出します。
ウォールナットステイン仕上げがもたらす、シックで上質な空間
Artekのテーブルはバーチ材の明るい色合いが一般的ですが、ウォールナットステイン仕上げのTABLE 83なら、温かくシックなダイニングスペースが叶います。
同時期に復刻されたARMCHAIR 45はもちろん、Yチェアと合わせたコーディネートも自然に馴染みます。
TABLE 83ウォールナット仕上げ おすすめポイント
1. 軽やかさと落ち着きを両立するデザイン
「落ち着いたダイニングテーブルに惹かれるけれど、ヴィンテージ家具のような重厚感は少し気になる…」
そんな方におすすめなのが、このTABLE 83 ウォールナットステイン仕上げです。
ヴィンテージテーブルにありがちな幕板がなく、天板とL-レッグのみで構成されたシンプルなデザインは、どの角度から見ても抜け感があり、足元も軽やかな印象です。
この軽やかさと、ウォールナットステインが持つ上質な色合いが、落ち着いていながらも重くなりすぎない、ちょうどいいバランスの大人のダイニング空間を作り出してくれます。
2. ゆったり広がる、多機能な天板スペース

天板のサイズは、ゆったり使える幅182× 奥行91cm。一般的に快適な食事スペースは一人あたり幅60×奥行40cmと言われているので、大人6人でもゆったりと食事を楽しめます。
食事の場としてだけでなく、仕事や趣味の場としても活躍する、多機能なダイニングテーブルです。
3. 灯りのもとで輝く、深みのあるオーク材の表情
オーク材特有の力強く、ゆったりと流れる木目は、ウォールナットステイン仕上げを施すことで、その美しさを一層際立たせます。
特にその魅力が際立つのは、夕暮れ時、部屋が暗くなりテーブルの上の明かりを灯した瞬間です。
はっとするほど鮮やかな木目が浮かび上がり、その美しさに思わずうっとりと眺めてしまいます。
あなたの暮らしの中心に、Artek TABLE 83を迎えませんか?
TABLE 83が織りなす落ち着いた色合いのダイニング空間なら、読書や趣味の時間も、ゆっくり過ごせそうです。
いつもの食事や、ホッと一息つきたいティータイムも、美しい木目の上なら、より一層至福のひと時へと変わるはずです。
時代を超えて愛される普遍的なデザインと、ウォールナットステイン仕上げがもたらす上質なダイニング空間。きっと、あなたの暮らしを豊かに彩る、特別な存在となってくれるはずです。
サイズ
全体:W1820×D910×H720(約mm) 天板の厚み:50(約mm)
フィンランドとArtek
国土のおよそ73%が森林と自然豊かな土地フィンランドでつくられたArtekの家具は、柔らかく素朴なデザインで、少しの幸せを運んでくれます。
フィンランドでは、デザインは限られた人のためのラグジュアリーではなく、日常の暮らしの一部として捉えられています。簡潔で、機能的、かつ実用性と美を兼ね備えている、それがフィンランドのデザインです。
Artekは、アアルト自身が家具の生産と販売を行い、自身で使用するために、 美術史家のニルス・グスタフ・ハールの紹介で知り合ったマイレア邸の施主、美術コレクターのマイレのグリクセンと妻アイノとで1935年に共同設立されました。
現在も、設立された当時と同じフィンランドのトゥルク市郊外にある工場でArtekの製品は生産、販売されています。
フィンランド産の木材の美しさは、複数の樹種の混交林で生育することや、北欧の土に含まれるミネラル分の影響によるもので、こうした木々の中から樹齢80年もの木がArtekのプロダクトに用いられています。
アアルト夫妻は、一貫して自然の中にみられる造形から影響を受け、ほとんどの場合、自然素材を用いたモノづくりを行っていました。
また、Artekの自社工場では、無駄なく木材を使用するために端材を燃料にするなど、独自に森林の保全に貢献しています。
アルヴァ・アアルトによるデザイン
Artekのほとんどの家具は、フィンランドで生まれ育ったアルヴァ・アアルトによるデザインです。
フィンランドの田舎町クオルタネ出身のアアルトは、森林業務官の祖父と測量技師の父、郵便局員の母をもち、アラヤルヴィ、ユヴァスキュラという地方都市で少年時代を過ごしました。原風景は、フィンランドらしい森と湖に囲まれた大自然です。
建築やインテリアへの考えは、両親や祖父、自然に触れた幼少期から蓄積されたものであり、無意識の中にこそ建築と芸術に共通する源が深く根差しているとアアルトは信じていました。 アアルトが認めた建築と芸術に共通するもう一つの特徴は、あらゆる創造的活動の出発点として素材を扱い、利用することでした。
シンプルでモダン、機能主義的な形をフィンランドの木を使って表現できないだろうか、と終生このテーマに取り組み、フィンランドの木を使ったL-レッグをつくりだし、数々の名作を残しました。
L-レッグ
Artekのスツールやテーブルなどには、L-レッグという、強固な無垢材を直角に曲げる技法が施されています。
この技法ではまず、まっすぐな無垢のバーチ材に20cm程度のスリットを5本刻み、できた隙間にベニヤと接着剤を入れます。次に、機械で熱して曲げてから余分な部材を落として、残った隙間を木くずでパテ埋めします。そして最後に、仕上げとしてヤスリがけが行われます。 スリットにベニヤを挟むことで、曲げやすく、無垢材よりも強度のある部材になります。 3年の月日をかけて開発されたこの技術は、アアルトだけではなく、家具職人のオットー・コルホーネンのよき協力のもとできたものでもあります。
TABLE 83にもL-レッグが応用されています。これにより、シンプルながらも強度のある構造となっています。
お問い合わせはこちら