Ib Kofod-Larsen(イブ・コフォード・ラーセン)
デンマークデザインの隠れた巨匠
1921 - 2003
デンマーク出身の建築家・デザイナー「Ib Kofod-Larsen(イブ・コフォード・ラーセン)」は、素材の魅力を最大限に引き出しながら、機能性と美しさを見事に融合させる名手として知られています。
1950 - 60年代には、ミッドセンチュリーデンマークを代表する存在として活躍し、その繊細で本質を突いたデザインは高く評価され、デンマーク史上最も優れたデザイン頭脳の一人とも称されています。
知名度では同時代の巨匠たちの陰に隠れがちでしたが、彼が手がけた椅子には、やわらかな曲線と軽やかなフォルム、そして使い手への思いやりが感じられます。木材やレザーの素材感を生かし、細部に至るまで丁寧に仕上げられたその作品は、今もなお多くの人々を魅了し続けています。