壁を照らす光が作る、快適で美しい空間。
リビングの照明は、天井から全体を照らすだけが全てではありません。FLOSのウォールライト「OPLIGHT 」は、壁を効果的に照らすことで、空間を広く、そして目に優しい光で満たします。デザイナー、ジャスパー・モリソンの「スーパーノーマル」哲学とサステナビリティが融合した、未来を見据えた照明です。
OPLIGHTの基本情報


カラーは、textured white(ホワイト)・satin black(ブラック)の2色展開。
リビング照明の新常識を提案
リビングの照明といえば、天井から部屋全体を照らすダウンライトやシーリングライトをイメージされる方が多いかもしれません。しかし、本当に心地よく、広がりを感じる空間を作るなら、「壁を照らす」という視点が重要です。

なぜリビング照明は「壁を照らす」べきなのか?
私たちの目線は、空間全体よりも、まず壁面へと向かいます。壁が明るいと、人は視覚的に部屋が広く、そして天井も高く感じられるものです。
特に、リビングでテレビを見る際、テレビ画面が明るいのにその周囲や背後の壁が暗いと、目への負担が大きくなり、目の疲れや視力低下につながる可能性があります。ウォールランプで壁面を照らすことで、明るさのコントラストが緩和され、目に優しい環境を作ることができます。
また、間接照明として壁を照らす光は、直接的な光よりも柔らかく、心地よい雰囲気を生み出します。均一な明るさよりも、光と影のグラデーションがある方が、より豊かな表情を持つ空間になり、リラックス効果も高まります。
OPLIGHTの魅力
1. デザイナー:ジャスパー・モリソンが目指した新たなウォールランプ

FLOSの「OPLIGHT(オプライト)」は、ジャスパー・モリソンがデザインした新しいウォールランプです。
彼は、LED基板を透明なパネルで覆い、GLO-BALL(グロボール)をフラットにしたような形で表現し、ウォールランプとして最も理想的で分かりやすいデザインを目指しました。
ウォールランプは、部品をコンパクトに収め、眩しくなく、さまざまな設置環境に対応する必要があるため、デザインが非常に複雑な「パズル」のようなものです。FLOSはこの複雑さに、リサイクル可能な素材や交換可能なLED基板を採用するなど、サステナビリティというテーマを加えました。ジャスパー・モリソンは、彼の「スーパーノーマル」な哲学と優れた問題解決能力で、GLO-BALLの楕円形のシルエットを壁面照明に応用するという、クリーンでシンプルなアイデアを提案し、ウォールランプの革新を実現しました。
2. GLO-BALLから進化したOPLIGHT

GLO-BALLは、バウハウスのガラスボールランプを楕円形にし、光源に極限まで近づけたデザインでした。しかし、電球をディフューザー内に収める構造上、これ以上の小型化は困難でした。
そこで登場したのが「OPLIGHT」。LED技術を駆使し、よりコンパクトに、そして本質を追求したデザインを実現しました。粉体塗装のアルミ本体にポリカーボネート製ディフューザーを組み合わせた楕円形のシルエットはそのままに、壁面から天井まで最適に光を広げ、単なる壁の照明を超え、空間全体を効果的に照らします。上向きに発光するディフューザーが均一な光を届け、その名は「光学(オプティカル)」に由来し、多角的な光の特性を表現しています。
3. 「ノーマル」を超えた、機能美を追究したデザイン

オプライトは、上向きの光源とそれを支える台座だけでできた、とってもシンプルなデザインです。この形そのものが、光が直接目に入らないグレアフリーの機能性を体現していて、製品のエッジからも光が漏れない工夫がされています。
GLO-BALLの優しい楕円形を受け継いだシンメトリーなフォルムは、ムダがなく、柔らかい印象を与えます。シンプルだからこそ主張しすぎず、どんな空間にも自然に溶け込むデザインです。
この「ノーマル」を超えた普遍的な美しさは、デザイナーのジャスパー・モリソンが提唱する理念「スーパー・ノーマル」そのものを感じさせます。
納品事例
◎スタッフレビュー

OPLIGHTは上向き発光なので、虫やほこりが気になっても、さっと拭くだけでお手入れが簡単です。
性別問わず愛されるタイムレスなデザインは、主張しすぎない引き算の美しさが魅力。工事が必要な照明だからこそ、後々後悔しないよう、どんな空間にも馴染むシンプルさを重視しました。小さな一台で部屋全体を柔らかく照らし、ソファの上などにもぴったり。実は、OPLIGHTを決めてから、同じデザイナーのGLO-BALLをダイニングに迎えることにしました。
◎岡山にある老舗百貨店天満屋の外商ラウンジにも採用していただきました。


おすすめの組み合わせ
ペンダントライト+ウォールランプ
リビングをより洗練された空間にするには、複数の照明を組み合わせる「多灯使い」がおすすめです。
特に、OPLIGHT のようなウォールランプと、食卓やソファの上をピンポイントで照らすペンダントライトの照明との組み合わせは、光に奥行きと立体感を与え、メリハリのある豊かな空間を演出します。
メンテナンスについて
この器具のLEDユニットの交換は可能です。※要電気工事資格
(LEDの明るさ、光色には個体差があります。予めご了承ください)
定期的なお手入れで、安心・安全にお使いいただけます。
・年に1回以上の清掃と点検をおすすめします。
・ネジや部品のゆるみ、コードの痛みなどがないか確認を。
・お手入れの時は必ず本体の電源を切り、汚れやほこりは乾いた柔らかい布で拭いてください。
・湿気の多い場所や屋外での使用は避けてください。(※常温:5℃~30℃)
取付について
ウォールランプの設置には、電気工事や高さの調整など、悩むことも多いですよね。そんな時はCONNECTにぜひご相談ください。
特に、ウォールランプは壁の内部に配線が必要なので、新築やリノベーションの早い段階でのご相談がおすすめです。図面やお部屋の写真があれば、より具体的なプランをご提案させていただきます。
なお、取付工事は必ず工事店・電気店(有資格者)にご依頼ください。

デザイナー / Jasper Morrison(ジャスパー・モリソン)

1959年ロンドンに生まれる。ロンドン王立芸術学院(ロイヤ ルカレッジ・オブ・アート(RCA))でファニチャーデザインを学 ぶ。86年ロンドンに自身のスタジオ「オフィス・フォー・デザイン」を設立。イタリアのカッペリーニ、マジス、アレッシー、ス イスのヴィトラ、ドイツのローゼンタールなどグローバルに活動を展開。98年よりRCAのデザインプロダクト学科の講師を勤める。ドアハンドルでドイツのナショナルプロダクト賞を、96年ドイツ・ハノーバー2000EXPOのためのトラムでiF賞など受賞多数。
2006年、東京での深澤直人氏との共同展 「SUPER NORMAL」により、普遍的なデザインを再編した。 2009年ロンドンに「Jasper Morrison Shop」をオープン。2011年にはオンラインストアを開設。
2016年「Superloon」にてEDIDA (ELLE DECO INTERNATIONAL DESIGN AWARDS) Lighting Category受賞。現在は、ロンドンの他にパリにも事務所を構えている。
※その他のプロダクトなど
・GLO-BALLシリーズ
・SUPERLOON
イタリアを代表する照明ブランド、FLOS(フロス)とは?

1962年、イタリア メラノで設立された住宅照明および建築照明の製品やシステムを提供する国際企業。新しい創造的な才能を見いだすと共に、技術的研究や革新的な取り組みを継続的に行い、60年以上にわたり成長を遂げている。世界80ヵ国以上に輸出し、ローマ・ミラノ・パリ・リヨン・ニューヨーク・ストックホルムに直営店を展開している。フロスの作品は数々の国際的な賞を受賞しており、その多くが世界の主要な美術館やデザイン博物館のパーマネントコレクションに収蔵されている。日本フロスは1981年に設立された。