1949年に設計された「Hulsø Shelf(フルソーシェルフ)」は、棚を単なる収納としてではなく、空間を形づくる“要素”として再定義したフィン・ユールらしい作品です。アーカイブから発見された波形のデザインは、デンマーク・フルソエゲにあるマグナス・W・アンデルセン邸のウィンターガーデンのために描かれたもの。複数を組み合わせれば、有機的なラインが連なり、まるで建築の一部が浮かび上がるような独自の表情を生み出します。
素材にはFSC認証を受けたオークまたはウォルナットの無垢材を採用し、北欧家具らしい温かみと高いクラフトマンシップを宿しています。
壁面に単体で飾るのはもちろん、連続した配置や自由な構成も可能。フィン・ユールが追求した「空間全体の調和(Gesamtkunstwerk)」を体現する、芸術性と実用性を兼ね備えたシェルフです。