色をしまい、木を味わう。1955年から続くフィン・ユールの収納。
扉の奥に、色彩のグラデーション
毎日使う日用品、どうしてもごちゃついてしまう細々としたモノたち。それらをすっきりと整理しつつ、お部屋の重心を静かに整える収納をお探しではないでしょうか。 このサイドボードは、木製の引き戸をスライドさせた瞬間、目に飛び込んでくる色彩の重なりが特徴です。1955年にデザインされて以来、確かな収納力と、開けるたびに味わえる視覚的な楽しさを両立してきました。暮らしの雑音を扉の奥に静め、空間の景色を美しく調律する。毎日触れる道具としての確かな手応えを感じていただける一台です。
1955年、アメリカ市場向けに生まれたプロポーション
このサイドボードは、フィン・ユールがアメリカ市場の広い住宅環境を意識してデザインしたという歴史を持っています。そのため、横に広く、高さを約90cmと低めに抑えた、安定したフォルムに仕上がりました。 そして、内部に秘められた色彩は、単なるデザインの思いつきではありません。「ゲーテの色彩論」を応用し、人間の目が最も心地よく感じる配列で色が並べられています。歴史的な背景と色彩の探求が、この一台の木製 キャビネットの中に凝縮されています。
指先に馴染む曲線と、ゲーテの色彩
数ある北欧家具の収納の中でも、このトレイの意匠はひときわ目を引きます。暖色系、または寒色系のグラデーションで彩られた6杯のトレイには、取っ手がありません。代わりに、前面にはなだらかな弧が丁寧に施され、 引き出す際、そのくぼみに指の腹を掛けると、滑らかに削り出された木の感触が指先に心地よく伝わります。普段は木の扉に隠れ、開けた時にだけ現れる鮮やかな色が、毎日使う人の目を楽しませてくれます。
重厚さを軽やかに演出、スチールと木製パーツの対比
幅が約180cmもある木製家具でありながら、このサイドボードには驚くほどの軽やかさがあります。その秘密は、細いスチールパイプが重厚な本体を支え、床面を広く見せる構造にあります。 特筆すべきは、脚の先端。無機質なスチールの先に、本体と同じ天然木のパーツ(ウッドシュー)が組み込まれています。床に接する部分に温かみのある木を配することで、スチールの冷たさを和らげ、お部屋のフローリングとも自然に調和します。足元がすっきりと開いているため、掃除機やフロアワイパーもスムーズに入り、清潔な状態を保ちやすい設計です。
暮らしの動線を整える
壁際に寄せて配置するだけでなく、リビングとダイニングの間に置き、空間を物理的にゆるやかに区切る使い方もおすすめです。背面まで美しく仕上げられているため、お部屋の中央に置いても見栄えが悪くなりません。 高さが約90cmと、ちょうど大人の腰から胸の間にくるため、広々とした天板の上は絶好のディスプレイスペースになります。お気に入りのテーブルランプや、季節の植物、読みかけの本などを置けば、お部屋の主役となる一生モノの飾り棚として日々の生活の動線を美しく整えてくれます。
サイズと仕様
設置に必要なスペースと、お部屋の雰囲気に合わせた樹種や色の組み合わせをご確認ください。
外寸:W176.5 × D46.5 × H89.5 (cm)
本体:チーク、オーク、ウォールナット、またはオレゴンパインの突板仕上げ
(脚先には、本体と同素材の天然木を用いた「ウッドシュー」を備えています。)
スライド扉:本体と同素材の木製タイプ、またはカラータイプ(ホワイト×イエロー、ホワイト×ライトブルー)を展開しています。
トレイユニット:「暖色系」または「寒色系」からお選びいただけます。
脚部:バーニッシュドスチール、または塗装仕上げ(ブラック、オレンジ、ライトブルー)
歳月とともに深まる、木の表情を育てる
天然の木材は、人間の肌と同じように乾燥します。普段のお手入れは乾拭き、または固く絞った布での水拭きで十分ですが、数ヶ月に一度、木の状態を確かめながら行うオイルケアが、このサイドボードを「一生モノ」へと変えていきます。 乾燥が気になり始めた表面にオイルを薄く染み込ませることで、しっとりとした本来の手触りが蘇り、日焼けによる色の変化も深い艶へと変わります。 木材が時間をかけてゆっくりと熟していく過程を、日々の暮らしとともにお楽しみください。
また、本体を支えるスチール脚は乾拭きだけでその美しさを保つことができ、真鍮のように酸化による急激な変色を気にする必要もありません。
FAQ - ご購入前の確認事項
Q. 搬入経路で気をつけることは?
A. 横幅が176.5cmあるため、事前の搬入経路の採寸が必須となります。エレベーターの扉の幅や奥行き、玄関ドアの幅、お部屋までの廊下の曲がり角の寸法を必ずご確認ください。
Q. トレイの色の順番は変えられますか?
A. はい、可能です。6段のトレイはすべて同じサイズで作られているため、お好みに合わせて個別に入れ替えてお使いいただけます。
長くお付き合いいただくために
CONNECTでは、お客様一人ひとりの理想の暮らしを叶えるインテリア選びを、心を込めてお手伝いいたします。例えば、こんなお悩みはありませんか?
「サイズ選びで失敗したくない…」
「どれをコーディネートすればいいの?」
「お手入れが大変そう…」
「色選びで迷う…」
まずは、お気軽にCONNECT公式LINEまでお問い合わせください。あなたにぴったりの家具をご提案いたします。
お問い合わせはこちら
デザイナーについて
▶ Finn Juhl(フィン・ユール)

フィン・ユールは、1912年コペンハーゲン生まれ。当初、父親の反対で建築を学びましたが、
その過程で現代美術への関心を深め、独自の発想で家具デザインを手がけるようになりました。
1930年代に北欧モダンデザインが台頭する中、1937年の家具職人ギルド展への出展を機に頭角を現します。
ボーエ・モーエンセンやハンス J. ウェグナーと並ぶデンマーク近代家具デザインの代表的な人物です。
「世界で最も美しい椅子」と称される「No.45」や「チーフテンチェア」など、
優雅な曲線と彫刻的な造形が特徴。家具を芸術作品として捉える独自の発想と造形力で、数々の傑作を生み出しました。
ブランドについて

HOUSE OF FINN JUHL(ハウス・オブ・フィンユール)は、2001年フィン・ユールの夫人ハンネ・ヴィルヘルム・ハンセンにより、
フィン・ユール家具の製造と復刻生産に関する権利を与えられており、 当初の意図と同じ価値観と同じ品質で家具を製造しています。
このアプローチがなければ、フィン・ユールのトレードマークであるユニークな仕上げと繊細なディテールを実現することは不可能でしょう。
最高品質の素材は、何世代にもわたって使い続けられる、エレガントで快適、耐久性のある家具を作るための基礎となります。
したがって、最高級の素材を正確に選択することが、HOUSE OF FINN JUHLの主な焦点となっています。
今日、フィン・ユールのコレクションは40種類以上の作品から成り立っており、
そのすべては高い品質を保ち最上の敬意を払い製造されています。