Artek + Marimekko
アルテック創業90周年を記念し、フィンランドのデザインハウスであるマリメッコとコラボレーションした、マリメッコのプリント作りのアートと、アルテックの曲げ木の技術の融合による限定のアアルト家具シリーズが登場。
シンプルかつ多用途性に優れたアルテックの家具デザインと、マリメッコの大胆で喜びに満ちたプリントが調和し、互いに惹きたて合います。
マリメッコのプリントデザイナー、Maija Isola(マイヤ・イソラ)

Maija Isola(1927~2001年)は、マリメッコの前身であるプリンテックス社で1949 年にプリントデザイナーとしてキャリアをスタートし、それから38 年間活躍しました。その間、彼女はマリメッコのために500以上のパターンをデザインしました。
「アルテック + マリメッコ」シリーズには、マイヤ・イソラによってデザインされた「アルキテフティ(建築的な)」プリントコレクションから、3つのパターンが選ばれました。
これらのパターンは、マイヤ・イソラは日々の生活の中で自然の美しさや驚きをどのように感じ取っていたかを表現しています。これは、アイノとアルヴァ・アアルトが、建築と家具デザインにおいて、使う人を中心に考え、さらに自然素材を用いた哲学を共鳴しています。
3つのパターン

Seireeni(セイレーニ)
1964年、マイヤ・イソラがギリシャを旅していた頃に、水の動きにインスピレーションを受け、デザインした作品。ギリシャ神話に登場する海の怪物セイレーンにちなんで名付けられたこの柄は、船乗りたちを危険な海に誘い込む魅惑的な歌声も表現しています。
Kivet(キヴェット)
キヴェットは石を意味しており、ハサミで切り抜いた円をベースにデザインされています。このパターンは、彼女のアトリエの敷地から人の手で取り去られた大きな岩石からインスピレーションを得たものであると考えられています。1956年の作品。
Lokki(ロッキ)
ロッキは、マイヤ・イソラが窓にかかるカーテンを眺めていた時に生まれた作品。窓からキラキラと輝く日差しが入り、緩やかに折り重なるカーテン地に波形の影が現れた時、「生地に波模様を描いたら、例え小さくカットしても立体感のあって素敵なテキスタイルになるに違いない」とひらめき、「Lokki(カモメ)」を描きました。1961年の作品。
木工技術で表現された、マイヤ・イソラの鮮やかなプリントデザイン

アアルト家具の表面に使われている突板を、木目の異なるものを組み合わせることで、マイヤ・イソラのプリントデザインが浮かび上がるようになっています。
見る角度によって変わる味わい深い木目と木地のコントラストをお楽しみください。
Artek + Marimekko Collection

「アルテック + マリメッコ」シリーズは全6アイテム。
すべての製品にはフィンランドのバーチ材が使用され、西フィンランドのトゥルクにあるアルテックの自社工場で製造されています。
本シリーズは2025年の期間限定生産です。
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