緩やかな曲線に包まれて至福のひと時を「Armchair 401」

「Armchair 401」は、アルヴァ・アアルトの代表作の一つであり、その流れるような優雅な曲線が特徴です。
素材には、フィンランドの豊かな森で育ったバーチ材(白樺)を使用。耐久性に優れ、使い込むほどに風合いが増すため、長く愛用するほどにその魅力が深まります。
Armchair 401の脚(フレーム)は、アアルトらが開発した「ラメラ曲げ木」と呼ばれる技法で作られています。バーチ材(白樺材)の積層合板を曲げる技法のことで、滑らかな手触りと外見を保ちながらも、有機的なカーブを描く柔軟性と、スチールに匹敵する強度、そして弾力性を実現し、高い強度と美しいデザイン性を見事に両立させています。
まるで宙に浮いているかのようなデザインながら、身体を包み込む安心感のある座り心地
ほどよい弾力のあるクッションと、背中と座面の絶妙なカーブが背中と腰をしっかりと支えてくれます。
また、背もたれは適度な角度に傾斜しているので、自然と身体がリラックスできる姿勢に。
機能性を兼ね揃えた美しい曲線のアームレスト

優美な曲線を実現しながらも、広く設計されたアームレストは、腕をしっかりと支え、上半身の緊張を和らげます。
アアルトならではの曲線美が堪能できるフレーム

アアルトの多くの家具を特徴づける革新的な要素であるラメラ曲木技術を施したループパーツ。
Armchair 401は脚とアームのフレームが一体になった構造の為、このアアルト特有のループパーツを楽しめる家具の一つです。
この一体型のフレーム構造は見た目の美しさといった機能性だだけではなく、しなやかな強度と安定性を両立させています。
このArmchair 401のしなやかさは、立ち上がる時にわずかに椅子が弾むような感覚を感じることで体感できます。
一旦座ってしまうと、なかなか立ち上がりたくなくなるラウンジチェアですが、この弾みがあるおかげで「そろそろ立ち上がろうかな」という気分を後押ししてくれそうです。
自分だけの特等席として

ハイバック仕様なので頭もゆっくり預けることができ、男性が長時間座っていても疲れにくく、いつもの読書やお茶の時間を至福の休息タイムにしてくれます。
商品レビュー:アアルトの家具を所有する喜びと、日常に溶け込む快適さ
・「リビングの主役です。どの角度から見ても美しく、まるで彫刻のよう。座り心地も抜群で、読書や映画鑑賞の時間が格別になりました。」(40代・女性)
・「デザインに惹かれて購入しましたが、実用性にも驚きました。アームレストが絶妙な高さで、リラックスできます。バーチ材の温かみが部屋全体を明るくしてくれます。」(30代・男性)
・「長年愛用しています。ファブリックは張り替えが可能なので、部屋の雰囲気に合わせて楽しんでいます。飽きのこないデザインで、一生モノの家具だと思っています。」(50代・女性)

直線で作られた空間に、緩やかなカーブのArmchair 401がもたらす優しいアクセントは、きっと心と身体を癒してくれるはず。
アアルトの哲学が凝縮された、「Armchair 401」は単なる椅子ではなく、あなたの暮らしに寄り添い、共に時を重ねていくパートナーとなるはずです。
フィンランドとArtek
国土のおよそ73%が森林と自然豊かな土地フィンランドでつくられたArtekの家具は、柔らかく素朴なデザインで、少しの幸せを運んでくれます。
フィンランドでは、デザインは限られた人のためのラグジュアリーではなく、日常の暮らしの一部として捉えられています。簡潔で、機能的、かつ実用性と美を兼ね備えている、それがフィンランドのデザインです。
Artekは、アアルト自身が家具の生産と販売を行い、自身で使用するために、 美術史家のニルス・グスタフ・ハールの紹介で知り合ったマイレア邸の施主、美術コレクターのマイレのグリクセンと妻アイノとで1935年に共同設立されました。
現在も、設立された当時と同じフィンランドのトゥルク市郊外にある工場でArtekの製品は生産、販売されています。
フィンランド産の木材の美しさは、複数の樹種の混交林で生育することや、北欧の土に含まれるミネラル分の影響によるもので、こうした木々の中から樹齢80年もの木がArtekのプロダクトに用いられています。
アアルト夫妻は、一貫して自然の中にみられる造形から影響を受け、ほとんどの場合、自然素材を用いたモノづくりを行っていました。
また、Artekの自社工場では、無駄なく木材を使用するために端材を燃料にするなど、独自に森林の保全に貢献しています。
アルヴァ・アアルトによるデザイン
Artekのほとんどの家具は、フィンランドで生まれ育ったアルヴァ・アアルトによるデザインです。
フィンランドの田舎町クオルタネ出身のアアルトは、森林業務官の祖父と測量技師の父、郵便局員の母をもち、アラヤルヴィ、ユヴァスキュラという地方都市で少年時代を過ごしました。原風景は、フィンランドらしい森と湖に囲まれた大自然です。
建築やインテリアへの考えは、両親や祖父、自然に触れた幼少期から蓄積されたものであり、無意識の中にこそ建築と芸術に共通する源が深く根差しているとアアルトは信じていました。 アアルトが認めた建築と芸術に共通するもう一つの特徴は、あらゆる創造的活動の出発点として素材を扱い、利用することでした。
シンプルでモダン、機能主義的な形をフィンランドの木を使って表現できないだろうか、と終生このテーマに取り組み、フィンランドの木を使ったL-レッグをつくりだし、数々の名作を残しました。
お手入れの仕方・お取り扱いの注意点
Armchair 401は、その耐久性から長くご愛用いただけますが、適切なお手入れでさらに美しさを保てます。
木部(バーチ材)
日常的には、乾いた柔らかい布で軽く拭いてください。汚れが気になる場合は、固く絞った布で丁寧に拭き、すぐに乾拭きしてください。
直射日光や高温多湿を避け、定期的に換気を行うことで、木材の変色や劣化を防ぎます。
ファブリック部分
日々のお手入れは、定期的に掃除機でほこりを吸い取って下さい。汚れやほこりが染みついたり、布地が痛みのを防ぐことができます。掃除機は適切なノズルを使い、弱めの吸引で優しくかけましょう。ノズルで多方向に強く摩擦することは避けて下さい。
上質な素材だからこそ、日々の少しの気遣いが、家具を「育てる」喜びへと繋がります。使い込むほどに深まる生地の味わいと、木の風合いをお楽しみください。
■ケア & メンテナンス ガイド
長くお付き合いいただくために
Artekの製品を、長い年月、愛着を持ってお使いいただけるよう、破損部の修理、部品毎の販売などにお応えしています。L-レッグ1本からのご購入も可能ですので、お気軽にご相談ください。
また、安心してご使用いただくために、お買い上げより2年間のメーカー保証がついています。
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