日常と非日常をゆるやかに繋ぐ。現代の暮らしに調和する名作テーブル
普段は家族でテーブルを囲み、人が集う賑やかな日には天板を広げる。日常と非日常のシーンをゆるやかに繋ぐフィン・ユールのダイニングテーブルは、1948年にデザインされた名作のスモールバージョンです。長く愛されてきた美しい佇まいはそのままに、現代の住環境に無理なく収まるサイズ感が、私たちの生活スタイルに自然と調和します。
アートを家具に昇華させた、フィン・ユールの野心作
▲ シルバー テーブルのオリジナル水彩画(写真:Pernille Klemp 所蔵:デザインミュージアム デンマーク)
出典:House of Finn Juhl公式サイト
1948年、フィン・ユールは緻密なディテールによる「装飾」の探求に注力していました。名匠ニールス・ヴォッダー(家具職人)の手によって製作されたこのテーブルは、ウイスキーチェアやアートコレクターズテーブルと並ぶ同年の代表作です。高価な製造コストをかけてでも、自由な抽象芸術を家具に融合させようとしたフィン・ユールの野心が込められた、個性的で贅沢な造形美が息づいています。
意匠と機能が重なる、3つの実用的なディテール。
1.座る場所を自然に案内する、銀のインレイ。
天板の木を精巧に彫り、純銀を滑らかに埋め込む伝統技法「象嵌(インレイ)」。この天板に配置された22個(伸長時は34個)のインレイは単なる装飾ではなく、人数に応じた着席位置を示すさりげない目印として機能します。
初めて招かれたゲストも迷うことなく、お互いが心地よい距離感で座れる実用的な配慮です。
2.脚の位置はそのまま。手軽に広がる伸長機能。
▲画像はインレイなしの仕様となります。
付属する2枚の伸長用天板により、W180cmから最大290cmへと広がります。人間工学に基づき、有機的で自然なフォルムを目指したフィン・ユールの設計思想は、テーブルを広げる動作にも生かされています。
▲画像はリノリウム天板・インレイなしの仕様となります。
天板の縁に隠された滑らかな窪みが、使う人の手を自然に導き、重い脚を引きずらないため床を傷つけず、伸長時も足元のスペースはそのまま。
単なる視覚的な美しさにとどまらず、人間の動作までも計算された、実用品としての確かな価値を感じさせます。
3.空間に圧迫感を与えない、軽やかな造形。
W180cm×D120cmの有機的なカーブを描く天板を、まるで浮いたように見せる独自の構造と、床に向かってスッと細くなる美しい脚部のラインが特徴です。大きな伸長式テーブルでありながらも空間に圧迫感を与えず、部屋全体をすっきりと見せながら日々の生活動線を美しく保ちます。
食事からくつろぎの時間まで、おおらかに受け止める形
角のない柔らかなオーバル(楕円)型の天板は、空間の動線を妨げず、座る人同士の視線を優しく交差させます。一人は読書、一人は仕事、もう一人はお茶を飲む。それぞれが別の時間を過ごしていても、不思議と心地よい一体感が生まれる北欧家具の造形美。
また、大人数でダイニングを囲える「THE SILVER TABLE(ザ シルバーテーブル)」もあります。
バリエーションと素材について
サイズ(SMALL SILVER TABLE):W1800/2900×D1200×H725(約mm)
天板の素材
インレイあり(FJ4840):チーク材、ウォルナット材からお選びいただけます。
インレイなし(FJ4830):チーク材、ウォルナット材、オーク材、リノリウム材からお選びいただけます。
デザイナー:FINN JUHL(フィン・ユール)
ブランド:HOUSE OF FINN JUHL(ハウス・オブ・フィンユール)
※空間の広さやお手持ちの家具に合わせた組み合わせ、素材の詳細、搬入経路のご確認等につきましては、スタッフがサポートさせていただきますのでお気軽にCONNECTまでお問合せ下さい。
日々の記憶を刻み、世代を超えて受け継がれていくテーブル
食事のたびに手で触れる、滑らかな木の質感と、時間とともに落ち着きを見せる純銀のくすみ。世代を超えて受け継ぐ名作家具の価値を持ちながら、毎日の食事やお茶の時間など、当たり前の日常の食卓として気負わず付き合える懐の深さがあります。
この「SMALL SILVER TABLE」が、これからの日常の景色をより豊かで心地よいものへと変えていきます。
デザイナーについて
▶ Finn Juhl(フィン・ユール)
フィン・ユールは、1912年コペンハーゲン生まれ。当初、父親の反対で建築を学びましたが、その過程で現代美術への関心を深め、独自の発想で家具デザインを手がけるようになりました。
1930年代に北欧モダンデザインが台頭する中、1937年の家具職人ギルド展への出展を機に頭角を現します。
ボーエ・モーエンセンやハンス J. ウェグナーと並ぶデンマーク近代家具デザインの代表的な人物です。
「世界で最も美しい椅子」と称される「No.45」や「チーフテンチェア」など、優雅な曲線と彫刻的な造形が特徴。家具を芸術作品として捉える独自の発想と造形力で、数々の傑作を生み出しました。
HOUSE OF FINN JUHL(ハウス・オブ・フィンユール)とは
HOUSE OF FINN JUHL(ハウス・オブ・フィンユール)は、2001年フィン・ユールの夫人ハンネ・ヴィルヘルム・ハンセンにより、フィン・ユール家具の製造と復刻生産に関する権利を与えられており、デザイン当初に意図したのと同じ価値と品質で家具を製造しています。このアプローチがなければ、フィン・ユールらしさである特徴的な仕上げと繊細な造形を実現することは不可能だからです。
最高品質の素材は、何世代にもわたって続くエレガントで快適で耐久性のある家具を作るための基礎です。そのため、最高級の素材を厳選することが、HOUSE OF FINN JUHLの最大の焦点となっています。