SWAN(スワンチェア)
スワンチェアは、デンマークのSASロイヤルホテルのために、エッグチェア・ドロップチェアとともに、ロビーやラウンジ向けのチェアとしてアルネ・ヤコブセンによってデザインされました。
白鳥の羽を思わせる左右の立体的なアーム、全体を支える中央と先端がフラットなスターベース、「スワン」の名前はまさに羽を広げようかとする白鳥をイメージして名付けられています。直線を持たず、曲線のみのシェルの形状は圧迫感もなく優しいデザインのため、
シンプルなソファと組み合わせることで、その有機的なフォルムが美しさが引き立ちます。
また、回転することで、人との視線の合わせ方が調整しやすくラウンジチェアとしてちょうどいいサイズ感です。
選べる張地で、自分らしい特別な一脚を。
スワンチェアの張地は、ファブリックかレザーからお選びいただきます。
ファブリック
ファブリックタイプのスワンチェアには、ヨーロッパの一流ブランド御用達のテキスタイルメーカー、Kvadrat(クヴァドラ)社製の上質なウール生地を採用可能です。やわらかで温かみのある印象を持ち、空間にぬくもりと彩りを添えるファブリックは、豊富なカラーバリエーションと織りの表情が魅力。まさに“自分だけの特別な一脚”を叶えるための素材です。
ウールは天然素材ならではの機能性にも優れており、発色の美しさはもちろん、湿度を調整する性質から夏はさらりと、冬はあたたか。さらに、汚れにくく、グリップ力も高いため、くつろぎの姿勢をしっかり支えてくれます。
おすすめの生地:「Sunniva(スニヴァ)」
▲FRITZ HANSEN / スワンチェア(Sunniva 717)
ツイードのように一見シンプルでありながら、繊細な混色と複雑な織りで奥行きを感じさせ、光を受けるとさりげなくきらめく質感が特徴です。素朴さと高級感が絶妙に融合したこのファブリックは、58%ニューウールを主体に、ビスコースや亜麻、ナイロンなどをバランスよく配合。ウール生地でありながらちくちくせず、すべすべとした滑らかな肌触りで、見た目にも触り心地にも妥協のない一張です。
レザー
レザー仕様のスワンチェアは、その佇まいだけで空間に品格をもたらす、格別な存在感を放ちます。上品な光沢と滑らかな質感が特徴で、まさに“お部屋の主役”にふさわしい一脚。使用されるレザーは、世界中のハイエンドブランドが信頼を寄せる、デンマークの名門・ソーレンセン社製。厳選された原皮のみを使用し、世界トップクラスの品質を誇ります。
おすすめの生地:「グレースレザー」
▲FRITZ HANSEN / スワンチェア(グレースレザー / ウォルナット)
植物由来のオイルでなめす“ベジタブルタンニンなめし”によって、自然本来のなめらかな手ざわりと、深みのある色合いが際立ちます。表面には加工を施していないため、皮が本来持っているシワや血筋などのナチュラルマークがそのまま表れ、一点ものならではの風合いに。使い込むほどに艶が増し、時間とともに味わいが深まる── それはまさに、素材の魅力を育てていくような、長く寄り添う歓びです。