【復刻】ウェグナーの名作家具|CH280ソファ・CH086テーブル

「流行り廃りのない一生モノの家具を迎え入れたいけれど、今の暮らしや将来の間取りに馴染むか不安――」
そんな悩みに寄り添うのが、2026年8月にカール・ハンセン&サンから復刻されたハンス J. ウェグナーの名作「CH280 ソファ」と「CH086 コーヒーテーブル」です。
住まいや家族構成の変化に合わせて形を変えられる、2つの可変家具の魅力と、実際の暮らしでの心地よさをご紹介します。
1980年代、社会環境の変化に応えたウェグナーの挑戦

1950年代に黄金期を迎えた北欧家具ですが、60年代後半から80年代にかけては他の国の家具が台頭するなど、大きな変化の時期を迎えていました。また社会面では、日本を含め「核家族化」が進み、住空間のコンパクト化が進んでいた時代でもあります。
「コンパクトな空間で心地よく暮らしながら、人が集まった時には柔軟に対応したい」
80年代のウェグナーが最も強い関心を持っていたのが、この「変化する社会環境や人の動きに、家具のデザインでどう対応するか」という課題でした。その問いに対する答えとして生み出されたのが、用途に合わせて組み替えられるCH280モジュールソファと、天板が広がるCH086バタフライテーブルなのです。
CH280 モジュールソファ|日本の住宅にも収まる心地よい可変性
CH280の基本となるのは、幅64cmのユニットです。背もたれのみ(アームレス)、アーム付き、フットレストの3つのモジュールを組み合わせることで、お部屋の大きさに合わせた自由なレイアウトが可能になります。

- コンパクトなL字レイアウト|モジュール式のため、大型になりがちなL字ソファをコンパクトに組むことができます。
- レイアウトの柔軟性|座面下のシンプルな金具で接続されているため、2人がけを分割して向かい合わせにしたり、1人がけとして独立させたりと、来客時やお部屋の模様替えも簡単に行えます。
- アームレスならではの抜け感|肘掛けがないユニットを選ぶことで、空間に圧迫感を与えず、自由な方向から座ったり脚を伸ばしたりできます。
まずは1ユニットから始め、家族が増えたら買い足し、将来お子様が独立する時には分割して譲り渡す。マンションから戸建てへ住環境が変わっても、買い替える(消費する)のではなく、形を変えて次の世代へ受け継いでいけるソファです。
独立クッション構造|色の自由度と高いメンテナンス性
CH280のもう一つの魅力は、元マットレスメーカーであるゲタマ社のノウハウを継承した「独立クッション」の構造です。

木製フレームに直接布を張り込むのではなく、ウレタンのクッションが乗っている設計です。万が一汚れてしまった際も、汚れた部分のカバーやクッションだけを手軽に交換・メンテナンスできるため、長く使い続けることができます。
- 自由に「色を混ぜる」コーディネート|単色で揃えるだけでなく、ユニットごとに異なるファブリックを選んで「色を混ぜる」遊び心のあるコーディネートが可能です。
- 「空間の色」をファブリックで拾う|お部屋のラグやアート、カーテンなど「空間の色」をモジュールのファブリックで拾って合わせることで、インテリア全体に心地よい立体感と深みが生まれます。
CH086 コーヒーテーブル|ソファ中心の暮らしを支えるバタフライ式

CH280と一緒に発表されたこのテーブルは、ソファに座って軽い食事をしたり、仕事をしたりする「リビング中心の暮らし」を想定して作られました。
カール・ハンセン&サンの代表的な伸長式ダイニングテーブル「CH002」「CH006」の数年前にデザインされたもので、見た目はほぼそっくり。いわば「ダイニングテーブルか、ローテーブルか」の違いです。
最大の魅力は、天板を簡単に広げられるバタフライ(伸長)式であることです。中央が約100cm、両サイドの伸長板(各約30cm)を持ち上げることで、最大約160cmまで拡張可能。すべて広げると3〜4人で囲めるダイニングテーブルくらいのサイズになり、人が集まった際にも十分活躍する機能性を持っています。
ご自身が「どう暮らしたいか」によって、以下の3つの高さからお選びいただけます。
| 高さ | おすすめの用途・空間への効果 |
|---|---|
| 44cm | ソファ(CH280)の座面の高さとちょうど揃うため、お部屋に置いたときにすっきりとした印象にまとまります。 |
| 48cm | 少し主張を持たせつつ、飲み物などを手に取りやすいバランスの取れた高さです。 |
| 53cm | パソコン作業や軽い食事など、生活動線としての実用性を最も重視する方に適しています。 |
CH280とCH086を組み合わせる魅力|ディテールと高さがもたらす一体感

- ディテールの統一感|CH086の脚部に見られる丁寧な角の面取りは、CH280ソファの脚部やフレームの意匠と共通しています。同じ空間に置くことで、木部同士が美しく調和します。
- 高さ44cmで生まれる「空間の広がり」|テーブルの高さを44cmに設定すると、CH280ソファの座面に最も近いバランスになります。視線を遮るものがないため圧迫感がなく、お部屋全体が広々とすっきり見えます。
- 高さ53cmで叶う「ソファメインの暮らし」|ダイニングセットを置かず、リビングのソファを中心に生活したい方には53cmが最適です。CH280に座ったまま無理のない姿勢で食事やパソコン作業ができ、1つの空間で寛ぎと作業の両方が完結します。
身長173cmのスタッフが試したリアルな使い心地

173cmで座って分かったサイズ感
「僕の身長が173cmで、ちょうど日本の男性平均と同じくらいなんですけど、偶然にもウェグナー本人と同じ身長らしくて。L字コーナーに深く腰掛けたときの背もたれの高さや、肩にあたる傾斜がちょうどいい位置にきます。
幅64cmのユニットを3つ繋げると、足を伸ばして横になっても身体がすっぽり収まります。180cmくらいの方までゆったり横になれるサイズ感ですね。」
アームレスならではの自由度と、新しい寛ぎ方
「アーム付きとアームレスを2つ繋げたときは、アームがない側に足を逃がせるので、シェーズロングのように脚を伸ばして横になれます。また、アームレス同士を2つ並べて2人で座るときも、両側に肘掛けがない分、囲われる圧迫感がなくて想像以上にゆったり座れるんです。来客時には連結を外して1人がけのパーソナルソファに分けられるのも便利ですね。
特に気持ちいいのが、L字の角に体を預けて、座面の上であぐらをかいたり足を上げたりして過ごせることです。これまでのウェグナー作品のイメージにはなかった、自由なくつろぎ方ができると感じます。」
「まずは1台から」始められる安心感
「自分のお部屋の大きさに合わせてソファのサイズを調整できるのが、すごくありがたいなと思います。モジュールの種類もいろいろあるので、空間に合わせて選べるのが良いですね。
最初から大きなソファセットを買うのは、部屋に納まるかも含めてかなり勇気がいります。でもこれなら、まずは1人がけを1台だけ置いてみて、家族が増えたり引っ越したりしたタイミングで買い足していける。
住まいや暮らしの形が変わっても、買い替えるのではなく形を変えてずっと一緒に移動していけるのは、すごく安心感があります。」
変化するライフスタイルを受け止める、
ウェグナーがつくる新しいリビング

1980年代、社会や暮らしの移り変わりを見つめ続けたハンス J. ウェグナーがたどり着いた「可変性」という答え。
人生のフェーズや住まいが変わっても、買い替えるのではなく形を変えて暮らしに寄り添い続ける。CH280とCH086が持つ「世代を超えた可変性」は、単なる便利さを超えて、暮らしとともに家具を育てていく歓びを教えてくれます。
無垢材がゆっくりと飴色へ変化していく時間を楽しみながら、次の世代へも受け継いでいける一生モノのパートナーとして迎えてみませんか。
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この記事を書いた人
CONNECT
こんにちは。ライフスタイルショップ「CONNECT(コネクト)」です。北欧のブランド(ルイスポールセン・フリッツハンセンなど)を中心に照明・家具・ヴィンテージ家具やインテリア雑貨をセレクトし、販売しています。 また、インテリアから考えるお家づくりも手がけています。











