【3本脚に宿る、軽やかな美しさ】CH008|コーヒーテーブル
その円は、人が集う「住まいの中心」になる。
名作椅子を美しく引き立てる、軽やかで誠実な一生もののテーブル。
「椅子の巨匠」が、木の命を吹き込んだテーブル
生涯で500種類以上の椅子をデザインし、世界中で愛される「Yチェア」を生み出した椅子の巨匠、ハンス J. ウェグナー。
彼は単なるデザイナーではなく、自ら木を削り、形を作る「家具職人」でもありました。
木という素材の強さも、弱さも、そして美しさも知り尽くしたウェグナー。
そんな彼が1954年に発表したこの「CH008」には、職人としての情熱が静かに、けれど力強く宿っています。
あなたの暮らしに、ぴったりの「形」を誂える。CH008が選ばれる理由。
圧迫感を消し去る、3本脚の「抜け感」
一番小さなサイズでも直径78cmと、コーヒーテーブルとしてはゆとりのある大きさです。
一見、場所を取りそうに思えますが、4本脚ではなく「3本脚」にすることで、足元に大きな余白を生み出しました。
この計算された「抜け」が、視線を奥まで通し、空間に心地よいリズムをもたらします。
美しさと安定を生む、計算されたシルエット
ウェグナーは、かつてこのように語っています。
「家具には裏面があってはならないのです。あらゆる角度から観察されて、どの側面も視線に耐えうるものでなくては。」
この哲学は、CH008の隅々にまで息づいています。
特に、普段は見えないはずの天板の裏側にこそ、本物の機能美が宿っています。
重厚な無垢材を支える「三角形の幕板」は、側面を斜めにカットし、緻密な傾斜をつけることで、脚がわずかに外側に広がる。
「ハの字」の美しいラインを生み出しました。
この構造美があるからこそ、大きな無垢材を支える安定感と、どの角度から眺めても美しい、洗練されたシルエットが両立しているのです。
「天板×脚」の自由な組み合わせで、暮らしの景色を描く
CH008は、天板の大きさと脚の長さがそれぞれ選べます。
直径は「78cm / 88cm / 100cm」、高さは「44cm / 48cm / 53cm」の各3種類。
これらを組み合わせることで、既製品にはない「あなただけの正解」が見つかります。
■リビングの「中心」として、ラウンジチェアで囲む
このテーブルは、名作ラウンジチェアたちの「中心」になる存在です。
ソファの前はもちろん、お気に入りの椅子を数脚、このテーブルを囲むように自由に配置してみてください。
どの角度から見ても美しい3本脚のデザインが、リビングを凛と整えてくれます。
■現代の「ちゃぶ台」として、ラグの上でリラックスする
あえてソファを置かず、ラグの上で床に近い暮らしを楽しむ。 そんな日本のスタイルにもCH008は寄り添います。
重心をぐっと下げて使うことで、天井が高く感じられ、お部屋にさらなる開放感が生まれます。
未来の暮らしにも寄り添う、一生モノとしての価値
このテーブルの脚は、道具を使わず手で回すだけで簡単に取り外しができる「ネジ式」です。
お引越しの際の移動がスムーズなのはもちろん、将来ライフスタイルが変わった時にも、その真価を発揮します。
例えば、今はソファに合わせて使い、数年後は「脚だけ」を買い替えて、和室で使う低めのテーブルに仕立て直す。
暮らしの形に合わせて姿を変えながら、世代を超えて受け継いでいける。
このシンプルな構造には、「一生モノ」としての誠実さが宿っています。
スタッフが語る、CH008のお気に入りポイント
「3本脚だからこそ、足元が広く使えます」(スタッフT)
座った時に脚が邪魔になりにくく、どの位置からも使いやすいのが円形×3本脚のメリット。
ラウンジチェアの隣に置くと、その凛とした佇まいに、改めてウェグナーのデザインの凄さを実感します。
「低い視線で楽しむ、くつろぎの時間」(スタッフY)
私はラグの上にこのテーブルを置いて、床に座ってくつろぐスタイルがお気に入りです。
北欧のデザインですが、和室やコンパクトなリビングでも驚くほど馴染みます。
無垢材の温もりを間近に感じられる、私にとっての特等席です。
こんな方におすすめ ― 暮らしの中心に、一生飽きることのない「美しい調和」を
✓ お部屋を広く、軽やかに見せたい方
✓ 本物の無垢材を、日常で贅沢に味わいたい方
✓CH07やCH22など、ウェグナーの名作チェアにふさわしい相棒を探している方
✓ 永く愛着を持って使える、飽きのこない本物を探している方
【バリエーション】選べるサイズ・樹種・仕上げ
▶CH008バリエーション
CH008は、暮らしのスタイルに合わせてお選びいただけるよう、豊富なバリエーションをご用意しています。
■選べる天板サイズと高さ
天板の直径は 78cm / 88cm / 100cm の3種類、脚の高さは 44cm / 48cm / 53cm の3種類から選択可能です。
■3つの樹種
温かみのある「オーク」、気品漂う「ウォルナット」、そして「チーク(Φ78cmのみ)」を展開。
天板と脚で異なる樹種を組み合わせることも可能です。
■多彩な仕上げ
木の風合いを活かすソープ仕上げやオイル仕上げ、ホワイトオイル仕上げのほか、ラッカー仕上げ、ブラック塗装など、お部屋のトーンに合わせて選べます。
※天板のサイズや樹種によって、選択できる仕上げのバリエーションが異なります。
お客様のインテリアに最適な組み合わせをご案内いたしますので、詳細についてはお気軽にCONNECTまでお問合せ下さい。
デザイナーについて
▶ Hans J. Wegner(ハンス J. ウェグナー)
世界中で愛され続ける名作を数多く生み出した「椅子の巨匠」
1914年、デンマークの南ユトランドに生まれたウェグナー。主に椅子のデザインを追求し、500脚以上のデザインをしていることから、椅子の巨匠として世界中で知られています。見た目の美しさと、人間工学的な人の使い心地のよさとの融合を探求し続けた家具デザイナーです。
2007年1月26日、92歳で逝去
▶ハンス J. ウェグナーについて詳しく読む