重力から解放された「幻の彫刻」に身を委ねる、至高のアート体験
デンマークの巨匠フィン・ユールが、1951年に特別な顧客のためにデザインした「WALL SOFA AUBERTIN(ウォールソファ オーベルタン)」。それは、家具の歴史において長らく「幻」とされてきた傑作です。「重力に逆らい、動きを生み出す」というテーマを極限まで追求した本作。通常のウォールソファよりもさらに大きく、複雑なカーブを描くアシンメトリー(非対称)な背もたれは、空間にダイナミックなリズムと圧倒的な独創性をもたらします。 細部に至るまで計算されたフィン・ユールの美学は、見る角度によって全く異なる表情を見せ、リビングを単なる生活空間から、感性を刺激するプライベートギャラリーへと変貌させます。
巨匠フィン・ユールが「ある邸宅」のためだけに描いた、歴史的マスターピース
▲ヴィラ・オーベルタン。オーベルタンの壁掛けソファ、2脚の45 CHAIR、そしてダイニングルームに面して特別に設計された吊り棚が置かれたリビングルーム。
1951年、フィン・ユールはある木材商の自邸「ヴィラ・オーベルタン(Villa Aubertin)」のために、この特別なモデルをデザインしました。 当時、そのあまりに独創的なフォルムは、ノルウェーの名匠エルリング・モーベックをはじめとする伝統的な職人たちを驚かせ、議論を呼んだほどでした。
しかし、それは既成概念にとらわれない、真の革新であったことの証です。 長らく一般市場には出回ることなく、図面や写真の中でしか知られていなかったこの「幻のデザイン」は、HOUSE OF FINN JUHL(ハウス・オブ・フィンユール)の手によって現代に蘇りました。 1951年の誕生から半世紀以上を経てなお、前衛的であり続けるその姿は、親から子へと受け継ぐにふさわしい「一生モノの資産」となります。
見る角度で表情を変える、彫刻のようなアシンメトリー
ウォールソファ・オーベルタンの最大の特徴は、壁に取り付けられてフワリと浮いたように見える、その重力から解放された構造です。 パウダーコーティング(粉体塗装)が施されたライトグレーのスチールフレームによって壁に固定される仕様は、床の境界線を消し去り、幅326cmという大型サイズでありながら驚くほどの軽快さを生み出します。
この常識破りなデザインは、20世紀前半の芸術運動「シュルレアリスム(超現実主義)」から強い影響を受けています。その姿はまるで、ルネ・マグリットが描く「青空に浮かぶ雲」のよう。華奢なスチールフレームがボリュームのあるテキスタイルを支える構造は、空中に留まっているかのような心地よい違和感と、アート作品のような知的な美しさを空間に演出します。
芸術的なフォルムと、心まで満たされるくつろぎ
一見すると奇抜なアート作品に見えますが、体をしっかりと受け止める豊かなクッション性と、大人6人が座れるほどの圧倒的な広さを備えています。
幅326cmというスケールは、単に座るだけでなく、横になってデイベッドのように使ったり、ゲストを招いて適度な距離感を保ちながら会話を楽しんだりと、自由な過ごし方を許容します。
複雑な曲線を描く背もたれは、人間工学的に計算されており、どの場所に座っても、肘をかけたり体を斜めに預けたりと、自然なリラックス姿勢をサポートします。
休日の午後、窓から差し込む自然光の中、淹れたてのコーヒーを片手に画集やデザイン書をめくる至福のひととき。芸術的なフォルムでありながら、読書や休息の時間を贅沢で快適なものへと昇華させる、妥協のない機能性を実現しています。
まるで絵画を描くように。フィン・ユールの色彩世界を纏う
このソファの造形美を極限まで高めるのが、デンマークの美術館のために選ばれた特別なテキスタイル「Watercolor(ウォーターカラー)」です。
座面にストライプ、背もたれに「オートミール」柄をあしらったこの生地は、テキスタイルデザイナーのリュッケ・ケアー(Lykke Kier)が、フィン・ユール独自の色彩スケール(水彩画のトーン)に基づいてデザインしました。 製造はデンマークの老舗「シェルラップ・ヴェーヴェリ社(Kjellerup Væveri)」が担っており、まるでフィン・ユールの描いた水彩画がそのまま立体になったかのような、芸術的な美しさを湛えています。
もちろん、この特別な仕様だけでなく、モダンな単色や温かみのあるテクスチャなど、インテリアに合わせて自由にお選びいただけます。リビングの主役だからこそ、空間に合わせた「あなただけの洗練」を見つけてください。
一生モノの資産として寄り添う、サイズと素材
フレーム:ライトグレー(スチールチューブ・パウダーコーティング)
張地:ファブリック(Remix、Sunnivaなど、HOUSE OF FINN JUHL推奨の高品質生地からお選びいただけます)
※素材の詳細や、お選びいただく際は、スタッフがサポートさせていただきますのでお気軽にCONNECTまでお問合せ下さい。
アートと日常が融合する、あなただけのマスターピース
1951年にフィン・ユールがヴィラ・オーベルタンのためにデザインした「WALL SOFA AUBERTIN(ウォールソファ オーベルタン)」のご紹介でしたがいかがでしたか?
「重力から解放された雲」のように、広大な壁面に浮かぶ非対称の背もたれは、静かながらも圧倒的な存在感を放ちます。どの角度から見ても美しく、単に座るための場所を埋める家具ではありません。 上質なファブリックからお好みの張地を選び、フィン・ユールが思い描いた「アートと日常の融合」をご自宅で体現してみてください。このソファが、あなたの人生に新たなインスピレーションをもたらす特別な場所となることでしょう。
デザイナーについて
▶ Finn Juhl(フィン・ユール)
フィン・ユールは、1912年コペンハーゲン生まれ。当初、父親の反対で建築を学びましたが、 その過程で現代美術への関心を深め、独自の発想で家具デザインを手がけるようになりました。
1930年代に北欧モダンデザインが台頭する中、1937年の家具職人ギルド展への出展を機に頭角を現します。
ボーエ・モーエンセンやハンス J. ウェグナーと並ぶデンマーク近代家具デザインの代表的な人物です。
「世界で最も美しい椅子」と称される「No.45」や「チーフテンチェア」など、 優雅な曲線と彫刻的な造形が特徴。家具を芸術作品として捉える独自の発想と造形力で、数々の傑作を生み出しました。
ブランドについて
HOUSE OF FINN JUHL(ハウス・オブ・フィンユール)は、2001年フィン・ユールの夫人ハンネ・ヴィルヘルム・ハンセンにより、 フィン・ユール家具の製造と復刻生産に関する権利を与えられており、 当初の意図と同じ価値観と同じ品質で家具を製造しています。
このアプローチがなければ、フィン・ユールのトレードマークであるユニークな仕上げと繊細なディテールを実現することは不可能でしょう。 最高品質の素材は、何世代にもわたって使い続けられる、エレガントで快適、耐久性のある家具を作るための基礎となります。
したがって、最高級の素材を正確に選択することが、HOUSE OF FINN JUHLの主な焦点となっています。
今日、フィン・ユールのコレクションは40種類以上の作品から成り立っており、 そのすべては高い品質を保ち最上の敬意を払い製造されています。
コレクションの背景にあるハウス オブ フィン・ユールの「生産と職人技」
フィン・ユールの彫刻的な家具を形にするには、膨大な時間と熟練の技を要します。 特にこのソファは、現在もデンマーク国内にて職人の手作業で丁寧に張り込み(椅子張り)が行われています。その細部は、かつての家具工房で作られたオリジナルと同じく、繊細で純粋な美しさを保たなければなりません。
また、私たちの次の世代も長く家具を楽しめるように耐久性のあるものでなければならず、最高級の素材を厳選することが、ハウス オブ フィン・ユールの最大の焦点となっています。
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