「必要なところに、必要な明かりを」という贅沢
―本を読む時間を、もっと特別にするタスクライト―
デジタルとは違い、自ら光らない「紙の本」を愉しむために。
部屋全体を漫然と照らすのではなく、手元の特等席をスポットライトのように。
「必要な場所に、必要な明かりを」届ける。
その機能的な選択が、あなたの夜を特別な時間に変えてくれます。
基本情報
カラーバリエーションは、1920年代の発表当時に存在したオリジナルカラー(グリーン、イエロー、レッド、ホワイト)を忠実に再現した全4色。
90年以上前の色彩とは思えないほど鮮やかで力強いトーンは、ポップな原色をアクセントとして取り入れるミッドセンチュリースタイルとも相性が良く、空間のアイコニックな主役として映えます。
理想の「タスクライト」の原形 | PH 3 1/2-2 1/2 Table
1928年、ポール・ヘニングセンの設計によって「学生用の読書ランプ」として開発されたオリジナルデザインに基づくモデル。 彼の代名詞である三枚シェード・システムを継承し、光源を直接見せることなく、柔らかく良質な光を届けるのが特徴です。
ヘニングセンは生涯を通じて「まぶしくない光」「人に寄り添う光」を追求しました。
このランプは、名作PH 5(1958年発売)へとつながる前衛的思想や、現代の「タスク&アンビエント(適材適所の光)」の考え方の萌芽を感じさせる歴史的な一灯。発表から90年以上を経た今、当時のカラーや真鍮の質感を現代の技術で忠実に復刻し、“時代を超越する美しいデスクランプ”として蘇りました。
PH 3 1/2-2 1/2 Tableの魅力
1. 「眩しくない」のに「明るい」。計算されたグレア・フリー
対数螺旋(たいすうらせん)という数学的曲線を用いた3枚のシェードシステムにより、どの角度から見ても光源が直接目に入りません。長時間読書をしても目が疲れにくく、夜のリラックスした時間を邪魔しない、極上の光環境を作ります。
2. 手元を照らし、部屋の空気感も変える「二重の機能」
トップの金属シェードが光を反射し、まるで手元の特等席へのスポットライトのように効率よく光を届けます。その一方で、下のガラスシェードは「ランタン」のように周囲を優しく灯す存在。
読書灯としての実用性と、間接照明としての情緒的価値、その両方をこれ1台で満たします。
3. 「3 1/2 - 2 1/2」数字に秘められた実用性と美学
名前の数字は、シェードサイズのハイブリッドを表す特別なコードです。 トップには直径約33cmの広めのシェードを採用して下方向への光を確保し、下部には一回り小さいモデルを組み合わせることで、邪魔にならない絶妙なプロポーションを実現しました。 また、トップシェードの縁には「カーリング加工(縁の巻き込み)」が施され、白く塗装されています。これがランプの輪郭をくっきりシャープに見せ、視覚的な重厚感を与えます。
4. 異素材のコントラストと「ブラウン塗装」の深み
トップは光を通さない金属(アルミ)、下部は光を透過するハンドメイドの乳白吹きガラス。この「異素材の組み合わせ」によるコントラストが、点灯していない時でもオブジェのような存在感を放ちます。
さらに、支柱とベースにはあえて「真鍮(シルクマット・ブラウン塗装)」を採用。 一般的なクロームの輝きとは一線を画すこげ茶色のトーンは、経年変化した真鍮のような深みがあり、チークやオークといった木製家具との相性が抜群です。インテリアの調和を深く理解する大人のためのディテールです。
コーディネートアイデア
ラウンジコーナー
デジタルデバイスから離れ、「紙の本を読む」という行為を楽しむための贅沢な空間。手元の明かりとしての役割を担いつつ、部屋のコーナーを照らすことで、のっぺりとした空間に劇的な立体感と奥行きを生み出します。
リビングのチェストの上
余白を持て余さない約33cmのサイズ感は、ある程度のボリュームを持つ造作棚やチェスト上に最適。すでに全体照明がある空間にこのタスクライトを追加することで光のコントラストが生まれ、家具や雑貨を引き立てます。
書斎・ワークデスク
直接目に入らないグレア・フリーの光は、作業や書き物時の集中力を高めます。クラシックなデスクの格を一段引き上げ、ワンランク上のワークスペースを演出します。
使用したスタッフレビュー
「王道の真鍮やクロームも素敵ですが、この『くすんだブラウン』が持つ落ち着きは、木の家具やヴィンテージのチェストと驚くほど馴染みます。インテリアに『深み』を出したい時、真っ先に候補に挙げたい一灯です。」
「空間をふんわり照らすのではなく、目的を持って手元を照らす『タスクライト』。この『おこもり感』のある心地よさは、自分だけの時間を大切にしたい方にぜひ味わっていただきたいです。」
「部屋の一番奥のコーナーに置いた瞬間、視線がスッと定まり、部屋全体の奥行き感が全く変わったことに感動しました!」
「トップシェードの直径が広めなので、読書灯として本当に実用的。消灯時のオブジェとしての存在感も抜群です。」
メンテナンス方法
・定期点検(約6ヶ月ごと):
安全のため、半年に一度を目安に、各部品にゆるみや損傷がないか点検してください。
・シェードのお手入れ(日常):
ホコリは乾いた柔らかい布で優しく拭き取ってください。
・シェードの汚れがひどい場合:
中性洗剤を溶かしたぬるま湯に柔らかい布を浸し、よく絞ってから拭き取り、乾いたやわらかい布で仕上げてください。シンナー・ベンジン等の揮発物は使用しないでください。
使用上の注意事項
・設置場所について:
屋内専用器具です 。風呂場など湿気や水気の多い場所や、屋外では使用しないでください(感電・火災の原因となります)。また、火災や変形の原因となるため、カーテンなどの燃えやすい物や、ストーブ・発熱体の近くでは使用しないでください。
・ガラスの取り扱い:
ガラスシェードは職人の手作りによる吹きガラスのため、厚みや質量に個体差があり、気泡が入っている場合がありますが品質上の問題はありません 。着脱の際は必ず両手で静かに行い、ネジを強く締めすぎないようご注意ください(破損の原因となります)。
・ランプ交換時の注意:
必ず電源を切り、点灯中や消灯直後の熱いランプには触れないでください 。指定された適合ランプ(LED電球 60W形 / 口金E17)をご使用ください。
・電源コードについて:
コードを無理に曲げたり、ねじったり、引っ張ったりしないでください。プラグを抜く際は必ずプラグ本体を持って抜いてください。
「北欧照明の父」ポール・ヘニングセンとは?
Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン) 1894-1967年
1894年、デンマーク中心部のオードルップに生まれ、高等学校を中退しテクニカル・カレッジで建築工法を学ぶ。自身の設計事務所をコペンハーゲンに設立後、ルイスポールセン社と協働を始め、複数のシェードから柔らかな光が降り注ぐランプを開発。良質な光を得るための機能的なデザインを生涯にわたり追及し、100種類以上のランプをデザインしました。また、照明以外にも、ジャーナリスト、アーキテクト、エディター、詩人、ソングライターとして多岐にわたり活動しました。特に彼の辛口の批評は有名で、無視できない論客として当時のデンマーク社会に強い影響力を放った人物です。
老舗照明ブランド、ルイスポールセンとは?
北欧デンマークの照明ブランド。創業一族のポールセン一家は1800年代末頃から工具・電気用品の販売を手掛けていました。1924年にパリの博覧会のためにポール・ヘニングセンと共同で開発した照明器具が高い評価を得て、照明器具の発売を開始。これが100種類以上のラインナップを誇るPHシリーズの始まりとなりました。現在では、ルイスポールセンは近代照明のルーツといわれ、世界の照明デザインに大きな影響を与えている"北欧のあかり"となっています。