20世紀のデンマークを代表する家具デザイナー、ポール・ケアホルム(Poul Kjaerholm)の作品集です。2006年にデンマークの「ルイジアナ近代美術館(Louisiana Museum of Modern Art)」で開催された展覧会に伴い刊行されました。建築家、工業デザイナーとして密やかながらも広く尊ばれてきた作者の礎と遺産を申し分なく紹介する回顧的モノグラフです。
作者は北欧モダンデザインの名匠として穏やかに重きを置かれ称えられてきたが、近年その作品は若い世代のデザイナーや目利き、専門家の中でカルト的な人気を博しています。本書は、作者の作品を包括的に振り返り、自身の美学がいかにして育まれたのかその歴史を辿ります。アメリカ人建築家でありケアホルム研究の専門家であるマイケル・シェリダン(Michael Sheridan)による7つの短編エッセイと、数百点にもおよぶ図版と解説が掲載されています。