本書は、デンマークのデザイナー、ハンス・J・ウェグナーの「水彩画」に焦点を当てた作品集です。
ウェグナーは、工房で描いた図面の仕上げとしてしばしば水彩画を用いていました。木工と水彩画という、現代では伝統的とされる二つの媒体を、彼は芸術家としての気質をもって融合。完璧な椅子を探求する過程で、その2つの素材の境界を打ち破るような独自の表現を確立しました。
水彩画をテーマ別に紹介し、そのデザインスタジオの芸術的側面を掘り下げています。
代表的なチェアモデルのイラストレーションをはじめ、照明器具や空間デザインにも光を当てています。
解説は、ウェグナーの伝記を執筆したデンマークのウェグナー美術館でディレクターを務めるアンネ・ブロンドが担当。巨匠の新たな一面を解き明かす貴重な一冊となっています。