その佇まい、孔雀のごとく。巨匠ウェグナーの彫刻的な一脚。
ふとした瞬間に眺めて、心の豊かさを感じられる「本物」がそばにある喜び。
PP550 ピーコックチェアは、そんな洗練された暮らしを求める方のための、デンマークモダンデザインの傑作です。
単なる道具の枠を超えた、芸術的な佇まいが、あなたの空間を美しく彩ります。
巨匠フィン・ユールが名付けた、伝統と革新の物語
▲写真左:CARL HANSEN & SONのFH38ウィンザーチェア(参考)
PP550は、1947年、ハンス J.ウェグナーが英国のウィンザーチェアを現代的に再解釈して生まれました。
その優雅に広がる背もたれを見た友人、フィン・ユールが「まるで孔雀(ピーコック)のようだ」と名付けたという逸話を持つ、北欧デザインのアイコンです。
孔雀の羽のような造形美。すべては機能のために
空間を鮮やかに切り取る、大きく広がる背もたれ。
発表当時、そのモダンな造形は大きな注目を集めました。
しかし、この美しいラインは単なる装飾ではありません。
すべては「心地よく座る」という機能のために、緻密に計算された必然の形なのです。
「肩甲骨が当たる部分だけ平たい」という、ウェグナーの解
この椅子の最大の特徴は、背もたれの中央部分。
肩甲骨が当たるスポークだけが、意図的に平たく削られています。
背中を「点」ではなく「面」で支えることで、体圧を分散させる。
華奢な見た目からは想像できないほど、身体に優しく寄り添う座り心地を実現しています。
美しさと人間工学の融合がここにあります。
触れる場所への配慮。アームレストのこだわり
人が触れる頻度の高いアームレストには、油分を含み汚れに強いチーク材(オプション)を選ぶことも可能です。
座面には耐久性に優れたペーパーコードを使用。使い込むほどに身体に馴染み、経年変化と共に愛着が深まる、あなただけの一脚へと育ちます。
▶PP550について、Youtube動画で解説しております。ぜひご覧ください。
一脚で、空間を特別な場所へ。
リビングの窓辺に置けば、光がスポークの間を通り抜け、美しい影を描きます。
書斎に置けば、静かに考え事をする時間に寄り添ってくれるはず。
シンプルな空間に置くほど、この椅子の持つ優雅なフォルムが際立ちます。
ウェグナーの心遣いを、あなたの暮らしのまんなかへ
デザインの美しさと、使う人への温かい心遣い。
PPモブラーの職人たちが丁寧に仕上げた一脚を、あなたの暮らしに迎えてみませんか。
▶PP Mobler については、こちらのブログもぜひご覧ください。