Vitra Mynt |ヴィトラ「ミント」。
軽やかに整う、小さなオフィスの理想形。
──暮らしに馴染む、Vitraの新しいワークチェア。
コンセプト
「仕事」と「暮らし」が混ざるいま、求められるのは“オフィスすぎない”ワークチェア。

Mynt は、Vitraが提案する「家庭に置けるワークチェア」の新基準です。軽やかで、圧迫感がなく、それでいてしっかりと体を支える。コンパクトな空間にも自然に馴染みます。
動きやすく、しっかり支える
背もたれと座面が連動し、体の動きに滑らかにフィットする座り心地。その柔軟性により、座る人は身体を自由に動かせます。

デザイナーのエルワン・ブルレックは「座面や背もたれの設定は二段階だけでなく無数にあり、まるで椅子の上でサーフィンしているかのように身体が自由に動きます」と語ります。

その言葉の通り、上体を起こしても、背もたれにゆったり預けても、前かがみで作業しても、どんな姿勢でも自然にサポートしてくれます。

一点に負荷がかかりにくく、長時間座っても腰まわりの疲れを感じにくい設計です。

●面で支えるしなり:背もたれの成形合板と座面クッションがしなやかにたわみ、身体を点ではなく面で支えている感覚が得られます。
●戻りは滑らか:反発が強いバネのような戻りではなく、ゆっくりと身体に寄り添うように戻るため、姿勢が乱れません。
●前傾も安定:座面の前端がカーブになっているため、骨盤を前に傾けたり元の姿勢に戻したりする動きがスムーズで安定しています。

このしなやかな背もたれの動きが、長時間座っても身体に負担をかけず、自然に姿勢を変えられる快適さを生み出します。
自動で最適な座り心地を実現
ミントチェアは、ユーザーの体重に合わせて座面のテンションを自動調整する「オートマティックウェイトアジャストメント」機能を搭載。シートの高さや前傾チルトも簡単に調節でき、誰でも自分にぴったりの座り心地を得られます。

アクティブシーティングで健康的に
特許取得の独自メカニズムにより、座ったままでも身体が自然に動くアクティブシーティングを実現。小さな揺れや微調整で、チェアに座るだけで身体のバランスを保つ動きが促されます。
日常生活での歩行や階段の上り下りと同じように、座る時間も能動的に身体が動くため、長時間座っても健康的で快適です。

素材と構造|Vitraらしい精度の仕立て
金属フレームの継ぎ目や裏面の仕上げまで、細部にわたり精密に作られています。
無駄を削ぎ落とし、極限までシンプルさを追求したデザインは、まさにVitraらしいこだわりです。

構造がそのまま美しさに
背もたれは、成形合板(プライウッド)、プラスチック、ファブリックなど、素材ごとの特性を活かしつつ必要最小限の厚みで仕上げられ、体をしっかり支えます。
曲線の張りや陰影のコントラストが、精密な設計と美しいフォルムを際立たせています。

取り外し可能なカバー

座面と背もたれにはクッション付きのカバーを取り付けできます。カバーは個別に購入でき、ジッパー付きのため、使用者自身で取り外してクリーニングや交換が可能です。
ダイニングやリビング兼用でも違和感がありません。

サステイナブルで長く使えるデザイン
「ミント」は、サステイナビリティを前提にデザインされています。
カバーや座面・背もたれ、グライド・キャスターなどのパーツは、経年変化や仕様変更に合わせて交換可能。
再生プラスチックやオーク材を使用し、製品寿命が終わっても99%がリサイクル可能です。
また、カバーのクッション材には、ヴィトラとBASFが共同開発した、世界初の商業的リサイクル可能なポリウレタンフォーム「V-Foam」を採用しています。
素材・構造と機能
●シートメカニズム
ユーザーの体重に合わせて座面テンションを自動調整。シート高さや前傾チルトも簡単に操作可能。
●バックレスト・アームレスト
一体型の背もたれは、再生ポリアミド100%(100%リサイクル可能)またはナチュラルオーク製。耐久性と美しさを両立。
●シート・カバー
オプションでクッション付きカバーを選択可能。シートクッションはポリウレタン
フォーム、バッククッションはポリエステルファイバー使用。
●ベース・キャスター
4スターベース:アルミ製(パウダーコートまたはブラスト仕上げ)、ダブルキャスターまたはグライド対応。
5スターベース:ポリアミド製ディープブラック、ダブルキャスター対応。カラー選択可能。



デザイナー|Erwan Bouroullec

エルワン・ブルレック(1976年生まれ)はフランス、カンペール出身のデザイナーで、1998年にパリ、セルジー国立高等芸術学校(ENSAPC)を卒業。在学中の1995年、兄のロナン・ブルレックが設立したデザインスタジオに加わり、デザイン業界で影響力のあるデザインデュオとして活躍しました。1999年からヴィトラとの協働が始まり、住宅やオフィス、公共スペース向けに数々のプロダクトやデザインコンセプトを生み出してきました。2023年、兄弟はそれぞれ独立し、個人での活動をスタートさせました。

「働く」と「暮らす」の境界が曖昧になる時代に、
Mynt は“ちょうどいい心地よさ”をデザインしました。

自然に、軽やかに、そして自分らしく。
Vitra が考える新しいワークライフのかたちを、ぜひ体験してください。