LC Shutters(LCシャッターズ)

やわらかな優しい灯りと、乙女心をくすぐるかわいいペンダントは、ルイスポールセン、2012年の新作、LCシャッターズ。

見た目のデザインのかわいさに目を奪われますが、それだけじゃない、やわらかく、優しい灯りがテーブルを包みます。 夕方、町をを歩いているときに目にする、優しい窓あかり。

北欧やヨーロッパを旅したときにも、ゆっくりと日が沈む中、窓からこぼれる光に、心があたたかくなりました。 そんなあたたかな雰囲気の家に帰ることを想像するだけで、心がホッとあたたかくなり、心が安らぎます。

φ44cmと大きめなので、4人掛けのテーブルなら1つでも、華やかなリビングダイニングになります。 ダイニングテーブルのペンダントライトとしてもおすすめですが、どこから見ても目に差し込むまぶしい光がない、 優しい灯りのペンダントは、子供部屋や寝室にお使いいただいても素敵です。 価格もお買い求めやすい価格に設定されており、導入をご検討の方には嬉しいアイテムです。

北欧らしいシンプルでかわいいインテリアを目指す方におすすめです。

ルイスポールセン社との仕事のなかで、私の役目は、彼らが可能な限りの最良の光が作れるようにすることです。 でも、これは簡単なことではありません。 最大の敵は、電球の光そのものです。裸電球の光は、容赦なく暴れます。 勿論、電球は必要ですが、同時に、その荒っぽい光を取り除かなければいけません。 ですから、荒い光を柔らかい光へ変換し、 光を無駄にせず、優しい光を部屋に拡げることが、第一の課題です。

私にとっては、「ジェントル(優しい)」という言葉が最も重要です。光は、部屋の雰囲気をあらわします。 個人的に、一個の電球のアグレッシヴな光より、小さなキャンドルの光が100個あるほうが、私は好きなのです。

それでは、私が好むそんな光を、ひとつのランプからどうやって作りだせば良いのか? 私は、一つの電球の光を、 沢山の光の“かけら”に分けることに決めました。文字通り、シャッター(よろい戸)のように、です。

眩しい光で視界を邪魔せずにテーブルや天井を照らすことは、基本条件です。さらに、型押しした隙間から光を部屋に拡げ、同時に、 無数の小さなソフトな光源によってランプ自体が照らされ、浮かびあがるような効果を考えました。LCシャッターズの開発は、 「デンマーク、ヴェイエンにあるルイスポールセン工場内で全製造工程が可能な、新しいペンダントを」という考えで始まりました。

ルイスポールセンの工場は、メタル・シートの加工にかけては最高の技術を持っています。 そして私は、一枚のメタルパーツだけのランプにこだわりました。 勿論、機能的で美しくなければいけません。そして、ハードで硬く、冷たく暗いメタル素材を、軽く、柔らかで、ジェントルなものに変容させようとしました。

ルイスポールセンのランプは、長持ちし、世代から世代へと受け継がれて使われるように作られます。そんなクオリティーのランプをデザインするのは、 強く責任感を感じますし、時間もかかります。

LCシャッターズの開発には2年以上かかりました。それは、デザインに悩んだのではなく、考えたコンセプトの製品を、どうやって製造可能にするか、 ということに時間がかかったのです。 ルイスポールセンの技術陣は、皆、完璧主義者です。お陰で、出来あがったLCシャッターズは、デザイナーの私が最初に提案したドローイングに正確なだけでなく、 当初わたしたち皆が期待していたよりも、より「強い」製品として完成したと思います。

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