美しく動き、優しく灯る。
真鍮と共に時を刻む、デンマークの機能美。
VL 38 Wallの基本情報


カラーはホワイトとブラックの2色展開。
VL 38 Wallの3つの魅力
1. 時と共に深まる、「育てる」無垢真鍮のアーム

あえて無塗装で仕上げられた真鍮アームは、VL 38シリーズのアイコンです。
届いたその日の輝きも美しいですが、真価を発揮するのは使い始めてから。空気に触れ、人の手に触れることで、徐々に深みのあるアンティークゴールドへと色づいていきます。
それはまるで、家族と共に過ごした時間が刻まれていくよう。
本物の素材だけが持つ「経年変化」の物語を、日々の暮らしの中でお楽しみください。
2. 「光の魔術師」が導き出した、心安らぐグレアフリー

洋ナシのようなぽってりとしたシェードの曲線は、美しさだけでなく「眩しさ(グレア)」を排除するために計算された必然の形です。光源を奥深くにセットすることで、直接光が目に入らず、柔らかく拡散された光だけが手元を照らします。
さらに復刻版では、現代の暮らしに寄り添う「2段階調光(100%/50%)」機能を搭載。読書のひとときは明るく、就寝前のリラックスタイムはほのかな明かりでと、シーンに合わせて最適な光量を選べます。
3. 必要な場所へ光を届ける、フレキシブルな可動性

壁付け照明でありながら、光の自由度も抜群です。シェードは上下左右に可動し、角度の微調整が可能。
「今は手元の本を照らしたい」「今日はお気に入りのアートを浮かび上がらせたい」。その時々の気分や用途に合わせて、光のスポットを自由に操ることができます。
美しいデザインの中に、日々の使い勝手を高める機能性が静かに隠されています。
ラジオハウスの歴史を継ぐ、機能主義の傑作

1930年代後半、デンマーク放送局(ラジオハウス)の建設に伴い、建築家ヴィルヘルム・ラウリッツェンによって設計されたテーブルランプを原型とするこの壁付灯は、デンマークデザインの黄金期を象徴する名作です。

▲ラジオハウス(デンマーク放送局)
根強い人気で待望の復刻
当時、ラウリッツェンがルイスポールセンと協働して作り上げた照明たちは、単なる「あかり」を超え、建築の一部として空間に調和するよう計算し尽くされていました。戦後の北欧家具やインテリアデザインに多大な影響を与えたこの名作が、現代の技術を搭載し『VL 38』シリーズとして蘇りました。

近年特に復刻を望む声が高く、2016年秋にホワイトバージョンが、2017年秋にはブラックバージョンが待望の復刻を果たしました。多くの人々に愛されたレトロな外観と柔らかな曲線のオリジナルデザインはそのままに、正確な光のコントロールが可能になっています。
歴史的な名作でありながら、その機能性は現代のベッドサイドやリビングにも最適。まさに、過去と現在をつなぐデザイナーズ照明です。
CONNECTスタッフの声

「美しさと機能の両立に感動」
これほど美しい見た目なのに、アームが動いて、しかも調光までできる。4時間後の消灯タイマーも設定できるので、そのまま寝落ちしてしまっても安心です。寝室の読書灯としてこれ以上のものはないと思います。

「どちらの色も、素材が引き立つ」
ホワイト×真鍮は、清楚で北欧らしい柔らかさがあり、ブラック×真鍮は、空間を引き締めるモダンな格好良さがあります。どちらも真鍮のゴールドが上品なアクセントになっています。

「指先で感じる、心地よいスイッチ」
本体に付いている小さなスイッチ。カチッと押し込む時の感触がとても心地よく、毎日触れるたびに「いいものを使っている」という実感が湧きます。
納品事例―暮らしに灯るVL 38―
玄関ホール

「ゲストを迎える、上質な灯り」
玄関ホールの壁面に採用いただきました。無垢の真鍮アームは天然木との相性が抜群で、和の趣がある空間にも美しく調和します。ランプの下を「ディスプレイコーナー」に見立て、季節の花や小物を照らすスポットライトのように愉しむのも素敵です。
書斎・ヌック
「自分だけの、おこもり時間」
ビビッドなインテリアに、ブラック×真鍮のモデルをコーディネート。空間に馴染みつつも、全体を引き締めるアクセントになっています。可動式シェードで必要な場所に光を届けられるため、限られたスペースに2灯並べても、すっきりとミニマルに収まります。
デスクコーナー
「手元は明るく、空間は美しく」
香川県丸亀市本島の一棟貸し宿「Villa Tomari.」では、お部屋のデスクスペースに採用。 手元をしっかりと照らすのはもちろん、コーナーの壁面に反射した光が空間に奥行きをもたらし、部屋を広く見せる効果も生まれています。
こんな方におすすめ
・新築やリノベーションで、照明計画にこだわりたい方
・美しさと機能性、どちらも妥協したくない方
・長く愛せる本物のデザイン照明を探している方
・真鍮などの素材の経年変化を楽しみたい方
・北欧インテリアやヒュッゲな暮らしを大切にしたい方
家づくりやリノベーションでは、照明計画はつい後回しになりがちです。
でも、「この照明のある部屋にしたい」と思える一灯に出会えたなら、暮らしの風景は大きく変わります。
CONNECTでは、ご自宅に合った照明のご相談を無料で承っています。
ぜひ、お気軽にご相談ください。

家づくりやリノベーションを考える前に──ふとこの“一灯の存在”を思い出していただけたら嬉しいです。
メンテナンス―長くご愛用いただくために―
・半年ごとに部品のゆるみを点検してください。
・普段は乾いた布でほこりを拭き取ります。
・シェードの汚れが気になる場合は、中性洗剤を含ませた柔らかい布で拭き、仕上げに乾拭きしてください。
・タイマー等の設定方法は、取扱説明書をご確認ください。
・光源は組込式LEDのため、ご自身での交換はできません。点灯しなくなった場合は、当店までご連絡ください。
《真鍮の無塗装素材部分》

▲Louis Poulsen(ルイスポールセン)/Doo-Wop(ドゥー・ワップ) 真鍮
・真鍮無塗装仕上げのため、空気に触れると酸化が進み、時間とともにブラウンがかった色合いに変化し、光沢が抑えられて渋みが増します。
・光沢を保ちたい場合は、市販されている真鍮磨き剤で磨いてください。
・器具を取り付けられる際には、付属の手袋をご使用ください。
取り付けの注意点
ここをスクリーンショットして、電気工事店様へお見せください。
※配線穴は「器具中心」ではありません
器具のセンターに対し電源穴はズレています。仕様図や取扱説明書を確認し、壁の配線出し位置(芯出し)にご注意ください。
■基本スペック
・器具重量: 約0.8kg
・ウォールボックス:φ105mm
・出幅(奥行):280mm
■その他施工上の注意
・壁内配線が必要です。
・取付工事は必ず工事店・電気店(有資格者)へご依頼ください。
・取り付けの際は、必ず取扱説明書に従って正しく行ってください。
デンマーク建築の巨匠であり、“ 光の魔術師 ”の異名を持つ『ヴィルヘルム・ラウリッツェン』

Vilhelm Lauritzen(ヴィルヘルム・ラウリッツェン)1894-1984
デンマーク建築史のなかで最も重要な建築家のひとりで、デンマーク機能主義建築の先駆者です。 彼の手掛けたコペンハーゲンにあるデンマーク国営放送局(ラジオハウス)とコペンハーゲン空港のターミナル39はデンマークの指定建築物ともなり、ヨーロッパの建築における近代主義の象徴と言われています。ヴィルヘルム・ラウリッツェンは生涯を通じ、建築は応用芸術だという考えを実践しましたが、彼は芸術(art)と応用(applied)に同等の比重を与えました。「美学なくして生活はない」というのも、彼の信念でした。
彼は、建築において自然光と人工照明両方を熟知し、照明器具も同じ態度でデザインしました。 一つの照明器具のなかに、方向性を持ってシャープな影をつくる直接光と、部屋全体を柔らかく映しだすソフトな拡散光の、2つの機能を持たせています。 真の機能主義者として、ラウリッツェンは照明器具の開発・改良に生涯を費やしたといっても過言ではありません。自然への敬意と観察眼を持ち、蝶の標本を収集するほど自然を愛したラウリッツェン。その繊細な感性が、VLシリーズの光に宿っています。
老舗照明ブランド、ルイスポールセンとは?

北欧デンマークの照明ブランド。創業一族のポールセン一家は1800年代末頃から工具・電気用品の販売を手掛けていました。1924年にパリの博覧会のためにポール・ヘニングセンと共同で開発した照明器具が高い評価を得て、照明器具の発売を開始。これが100種類以上のラインナップを誇るPHシリーズの始まりとなりました。現在では、ルイスポールセンは近代照明のルーツといわれ、世界の照明デザインに大きな影響を与えている"北欧のあかり"となっています。