デイベッドのある暮らしでおうち時間が充実。Artek「DAY BED 710」
Artek(アルテック)のデイベッド710は、フィンランドの巨匠アルヴァ・アアルトが1933年にデザインした、シンプルで機能的な家具です。ソファとベッドの2通りの使い方ができるのが特徴で、リビングや寝室など、様々な空間で活躍します。限られたスペースを有効活用したい場合にも最適です。
デイベッドとは?
デイベッドとは、名前の通り昼間に横になることを想定してつくられたものです。見た目はベッドというよりソファに近いため、別名「寝椅子」とも呼ばれています。くつろぐことに特化したソファで、背もたれが無く、コンパクトでシンプルな造りが特徴です。
実は密かな人気。アルテックの「ソファ」
アルテックの家具と言えばスツールやチェア、テーブルなどのイメージですが、実は密かな人気のデイベッド710。元々Artek自体ソファのラインナップが少なく、アルテックのソファをお探しの方が行き着くところがこの「デイベッド710」なのかもしれません。
▲Artek(アルテック) / DAY BED 710(デイベッド) / バーチ材・ナチュラルラッカー仕上げ / Hallingdal / ソファ
デイベッド710のおすすめポイント
1. ソファよりも機能性が高い

デイベッド710は、ソファとしてだけでなく、ベッドとしての機能を兼ね備えているのがとてもおすすめなポイントです。通常のソファに比べ横幅が広いため、クッションを置いても邪魔にならず、お昼寝をしたり、本を読んだり。映画を観たりと快適にくつろぐことができます。リラックスタイムを広々と過ごすことができるため、一人きりの休日を心地よく過ごすことができます。
2. 空間に圧迫感を与えない
ソファを購入するとほとんどついている背もたれですが、デイベッド710は背もたれが無いので見通しがよく、空間をスッキリと見せることができます。天井の低い日本では、背もたれのあるソファを置くには空間にゆとりが必要になります。デイベッド710であればどこにおいても圧迫感を感じさせません。

また、背もたれと肘掛けがないことで、部屋の真ん中に置くことも可能です。2人以上のお客さんが来た時、お茶の準備をしている間などに「とりあえず座って下さいね~」とソファにご案内することがあると思いますが、ソファに隣同士で座って待つのは、距離が近すぎると感じる人もいると思います。
デイベッド710なら、横並びだけでなく対角線上に座ることもでき、いろんな場所に座ることができるので、3人以上座っても窮屈に感じず、良い距離感で座っていただけます。
3. 来客時の就寝スペースや、子どもを少し寝かせたい時のベッドとしても使える

ソファとしてもベッドとしても使用できるため、「来客用の寝具はどうしよう」「ちょっと子どもを寝かせる場所がほしい」「でもわざわざ和室や畳スペースは作りたくない」・・・など、これらの悩みを解決してくれるのがデイベッド710です。
来客用の布団はないけれど、お友達やご家族を泊めてあげなければいけないというのは、よくあるシチュエーションだと思います。しっかりと寝てもらえる場所がないのは、少し気を使いますよね。そんな時にデイベッド710があれば、快適に一夜を過ごしてもらうことができます。
また、子どものお昼寝の時間に見える位置で家事をしたいという時も、傾斜がなく真っ直ぐなのでソファに寝かせることができます。お母さんやお父さんも安心ですね。
4. フレームのみの購入も可能
デイベッド710のベッドフレームは、とても優秀アイテム。フレームだけをまず購入し、自分好みのマットレスを乗せればベッドになるし、ソファ用のマットレスに替えればデイベッドソファとしても使うことができるので、一石二鳥です。後々、その時のライフスタイルに合わせてマットレスを替えることができるので、飽きることなく長く使うことができます。
フレームには約4.5cm感覚でスリットが入っています。マットレスをのせた時の通気性も良い作りになっています。
▶︎フレームのみのご購入はこちらから
サイズ
W2030×D920×H780×SH450(約mm)
フィンランドとArtek
国土のおよそ73%が森林と自然豊かな土地フィンランドでつくられたArtekの家具は、柔らかく素朴なデザインで、少しの幸せを運んでくれます。
フィンランドでは、デザインは限られた人のためのラグジュアリーではなく、日常の暮らしの一部として捉えられています。簡潔で、機能的、かつ実用性と美を兼ね備えている、それがフィンランドのデザインです。
Artekは、アアルト自身が家具の生産と販売を行い、自身で使用するために、 美術史家のニルス・グスタフ・ハールの紹介で知り合ったマイレア邸の施主、美術コレクターのマイレのグリクセンと妻アイノとで1935年に共同設立されました。
現在も、設立された当時と同じフィンランドのトゥルク市郊外にある工場でArtekの製品は生産、販売されています。
フィンランド産の木材の美しさは、複数の樹種の混交林で生育することや、北欧の土に含まれるミネラル分の影響によるもので、こうした木々の中から樹齢80年もの木がArtekのプロダクトに用いられています。
アアルト夫妻は、一貫して自然の中にみられる造形から影響を受け、ほとんどの場合、自然素材を用いたモノづくりを行っていました。
また、Artekの自社工場では、無駄なく木材を使用するために端材を燃料にするなど、独自に森林の保全に貢献しています。
アルヴァ・アアルトによるデザイン
Artekのほとんどの家具は、フィンランドで生まれ育ったアルヴァ・アアルトによるデザインです。
フィンランドの田舎町クオルタネ出身のアアルトは、森林業務官の祖父と測量技師の父、郵便局員の母をもち、アラヤルヴィ、ユヴァスキュラという地方都市で少年時代を過ごしました。原風景は、フィンランドらしい森と湖に囲まれた大自然です。
建築やインテリアへの考えは、両親や祖父、自然に触れた幼少期から蓄積されたものであり、無意識の中にこそ建築と芸術に共通する源が深く根差しているとアアルトは信じていました。 アアルトが認めた建築と芸術に共通するもう一つの特徴は、あらゆる創造的活動の出発点として素材を扱い、利用することでした。
シンプルでモダン、機能主義的な形をフィンランドの木を使って表現できないだろうか、と終生このテーマに取り組み、フィンランドの木を使ったL-レッグをつくりだし、数々の名作を残しました。
L-レッグ
Artekのスツールやテーブルなどには、L-レッグという、強固な無垢材を直角に曲げる技法が施されています。
この技法ではまず、まっすぐな無垢のバーチ材に20cm程度のスリットを5本刻み、できた隙間にベニヤと接着剤を入れます。次に、機械で熱して曲げてから余分な部材を落として、残った隙間を木くずでパテ埋めします。そして最後に、仕上げとしてヤスリがけが行われます。 スリットにベニヤを挟むことで、曲げやすく、無垢材よりも強度のある部材になります。 3年の月日をかけて開発されたこの技術は、アアルトだけではなく、家具職人のオットー・コルホーネンのよき協力のもとできたものでもあります。
デイベッド710の脚部にもL-レッグが応用されています。これにより、シンプルながらも強度のある構造となっています。
CONNECTオリジナルのデイベッド710ができました
CONNECTがセレクトした張地で価格を抑えたオリジナルのマットレスとバッククッション2個セットを作りました。
張地はKvadrat(クヴァドラ)のMaple(メープル)をセレクト。三色の糸を用いて作られ、木の繊維を使用したことによる独特の光沢があり、光の具合や見る人の角度によって深みを増しています。肌触りは薄いベルベットのような感触。ちくちく感もなく、ずっと触っていたくなるような優しい質感です。カラーはどんなインテリアにも合わせやすいグレー(722)をチョイスしました。

マットレスやバッグクッションのみの購入も可能です。詳しくはお問い合わせください。
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お手入れの仕方・お取り扱いの注意点
■ケア & メンテナンス ガイド
長くお付き合いいただくために
Artekの製品を、長い年月、愛着を持ってお使いいただけるよう、破損部の修理、部品毎の販売などにお応えしています。L-レッグ1本からのご購入も可能ですので、お気軽にご相談ください。
また、安心してご使用いただくために、お買い上げより2年間のメーカー保証がついています。
「お子様が巣立ち、大きなソファが必要なくなった」「将来好みが変わってもずっと使い続けられるものを探している」「良いものを長く使っていきたい」という方へ、コンパクトかつシンプルなデザインはメリットが多く、長く使えるのでとてもおすすめです。どこからでも座ったり、寝転ぶことができ、飽きのこないデザインのデイベッド710。ソファの買い替えをご検討中の方、今のソファに満足していない方は是非デイベッド710を選択肢に入れてみてくださいね。