基本情報


カラーバリエーションは全9色。
AJ シリーズ

AJシリーズは、デンマークを代表する建築家でありデザイナーのアルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)が手掛けた、不朽の名作照明です。その名の通「AJ」という名前は、アルネ・ヤコブセンの頭文字に由来しています。
フロア、テーブル、ウォールなど幅広いバリエーションで展開され、世界中で愛されています。
建築と家具・照明を一体で考える“トータルデザイン”の精神が、今日の空間でも凛とした存在感を放ちます。
デザインの背景

▲SASロイヤルホテル(現:ラディソン・ブルー・ロイヤルホテル)
ヤコブセンがコペンハーゲンのSASロイヤルホテル(現:ラディソン・ブルー・ロイヤルホテル)を設計した際、名作「エッグチェア」や「スワンチェア」と共にデザインし、翌年既製品化されたAJ Table。
当初ホテルのロビーにはステンレス・スティール製のAJ Wallが一列に並び、その端正な光のラインが建築と一体となって空間を彩りました。
ヤコブセンが手掛けた建築の「一部」として誕生したAJ シリーズ。
建築と調和するデザインは、今日の空間でも凛とした存在感を放ち続けています。
AJ Tableの魅力
1. 直線・斜角・直角が生む、凛としたフォルム

シャープな直線と斜めのラインで構成されたフォルムは、シンプルでありながら強い存在感を放ちます。
建築家らしい緻密さと美しいプロポーションは、どんな空間に置いても凛とした印象を与えてくれます。
2. 可動するシェードで光をコントロール

シェードは上下に可動し、光の向きを調整できます。
※調整できる角度は約75°
本を読むときは手元に、くつろぐときは壁へと──シーンに合わせて最適な光をつくり出せる柔軟さが魅力です。
3. エッジから生まれる“キレ”のある光

シェードの先端から鋭く切り取られたように放たれる光は、空間に心地よい緊張感をもたらします。

内側はどのカラーでもホワイト塗装。
ホワイトの塗装で仕上げることにより光はより明るく、やわらかく反射し、視覚的な美しさと実用性を兼ね備えています。
4. どんな雰囲気にも合わせられる豊富なカラーバリエーション

▲復刻したステンレス・スティール素材(ポリッシュ・ステンレス)
アイコニックなブラックやホワイトをはじめ、落ち着いたニュートラルカラーまで。
多彩なカラーバリエーションが揃っています。
2020年にはSASロイヤルホテル開業60周年を記念してデザインされた当初のステンレス・スティール素材が再び加わりました。
モダンな空間からクラシカルなインテリアまで、住まいのテイストに合わせて選べる柔軟さもAJ シリーズの魅力です。
5. 抜け感のあるベースとさりげなくついているスイッチ

一見すると不思議に思えるこのディテールは、ヤコブセンが大切にしていた「軽やかさ」を表現する要素のひとつです。
重厚なスチールのベースに穴を設けることで、視覚的な抜け感が生まれ、直線的で力強いシルエットに繊細さとリズムが加わります。
まるで建築のディテールを切り取ったかのようなこの意匠は、ランプ全体をより彫刻的に、そして洗練された存在へと引き上げています。
スイッチはコードの途中にある「中間スイッチ」ではなく、ベースにさりげなく配置されたプッシュスイッチ式。
コードを手繰り寄せてスイッチを探す手間がなく、デザイン性と使いやすさの両面からヤコブセンの細やかな配慮が感じられます。
AJ TableとAJ Mini Table、どちらがおすすめ?

▲AJ Mini Table / AJ Table
2020年、SASロイヤルホテル開業60周年を記念して再リリースされた AJ Mini Table。
同シリーズの AJ Table とどちらにするか迷う方も多いのではないでしょうか。
【AJ Table のおすすめ】
実は、AJ TableのシェードはAJ Floorよりも大きめのサイズ。
テーブルランプとしては存在感があり、お部屋の“主役”として取り入れたい方におすすめです。
横長のチェストの上やデスクに置くと、空間全体がぐっと引き締まり、建築的なフォルムが際立ちます。
【AJ Mini Table のおすすめ】
名前に“Mini”とありますが、実際には小さすぎず、程よいサイズ感で取り入れやすいのが特徴。
AJ Tableよりも軽やかな印象で、デスクだけでなくベッドサイドや小さめのチェストの上にもよく似合います。
空間に寄り添うように灯るAJ Mini Tableは、落ち着いた時間を過ごしたい寝室や書斎におすすめです。
納品事例とコーディネートアイデア

”ペール・ペトローリアム”のカラーを納品させていただきました。

”ホワイト”のカラーを納品させていただきました。

▲AJ Wall / AJ Royal / AJ Table in SASロイヤルホテル
※AJ WallとAJ Tableは廃番カラー
お客様レビュー
以前購入した、ドロップチェアと相性抜群で素敵で心地良い空間が広がりました。
AJテーブルライトは言うまでもなく、作り質感またデザイン性にと、何一つ口を挟む余地などありません。
その上、優しい光が心地良い空間を広げてくれます。
心あたたまるライトと繋げて頂きありがとうございました。
使用したスタッフレビュー
AJ Table が思っていたよりも大きい。
そのため、ソファサイドやリビングのアクセントとして取り入れるのがおすすめ。
デスクに置くのであれば、AJ Mini Table の方が使いやすい。
メンテナンス方法
 
《通常塗装部分》
塗装部分の汚れがひどい場合は、柔らかい布を中性洗剤に浸し、よくしぼってふきとり、乾いたやわらかい布で仕上げてください。
《ステンレス・ポリッシュ》
ステンレスは耐食性に優れており、錆や変色は起こりにくい素材ですが、使用に伴って表面に細かな擦り傷や指紋跡、曇りが生じることがあります。これは素材特有の自然な経年変化です。
経年により、強い光沢感はやや落ち着き、空間に自然に馴染んだ穏やかな輝きへと変化していきます。
常に磨かれた状態で保ちたい場合
1. 一般に市販されている金属磨き剤をご使用ください。
2. できるだけ研磨剤の少ない金属磨き剤をご使用ください。
3. 磨き剤を塗布する時も磨く時も、ミクロ繊維などの柔らかい布をご使用ください。
4. 汚れや脂分を取り除きたい場合は、エタノールを使って器具全体を拭いてください。
使用上の注意事項
 
・ランプ交換の際には、本体表示及び取扱説明書にしたがって指定されたランプを使用してください。指定以外のランプを使用すると、火災の原因となることがあります。
デザイナー/Arne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)

アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen, 1902–1971)は、デンマークを代表するデザイナーであり、建築家としても名高い人物です。
彼のデザインの最大の特長は、建築から家具、照明、小物に至るまでを一貫して手がける“トータルデザイン”のアプローチにあります。建築と調和しながら、空間の中で機能し、美しくある家具を生み出すという哲学は、今なお多くのインテリアデザイナーに影響を与えています。
 
老舗照明ブランド、ルイスポールセンとは?

北欧デンマークの照明ブランド。創業一族のポールセン一家は1800年代末頃から工具・電気用品の販売を手掛けていました。1924年にパリの博覧会のためにポール・ヘニングセンと共同で開発した照明器具が高い評価を得て、照明器具の発売を開始。これが100種類以上のラインナップを誇るPHシリーズの始まりとなりました。現在では、ルイスポールセンは近代照明のルーツといわれ、世界の照明デザインに大きな影響を与えている"北欧のあかり"となっています。