【Vitra】ヴァーナー・パントン生誕100周年|今なお愛されるデザインの魅力
2026年は、デンマークを代表する建築家・デザイナー「Verner Panton(ヴァーナー・パントン)」の生誕100周年にあたります。
これを記念し、Vitra(ヴィトラ)では展覧会や製品のアップデート、限定モデルの発表など、さまざまな企画が予定されています。
半世紀以上を経た今もなお、多くの人を魅了し続けるパントンのデザイン。その魅力をご紹介します。
ヴァーナー・パントン

「私の使命は、人々の想像力をかき立てることです。」
ヴァーナー・パントンは、ミッドセンチュリーデザインを代表するデザイナーとして知られています。家具だけでなく、照明やテキスタイル、インテリア空間まで幅広い分野で活動しました。
鮮やかな色彩や大胆なフォルムを取り入れた独創的なデザインは当時の常識を大きく変え、現在もなお多くのデザイナーやインテリアファンに影響を与え続けています。
ヴァーナー・パントンとヴィトラ

1950年代初頭、パントンは一体成形による椅子の可能性を追求していました。その革新的な発想にいち早く注目したのがヴィトラです。
両者の協働により、1967年に世界初の一体成形プラスチックチェア「Panton Chair(パントンチェア)」が誕生しました。
なめらかな曲線のみで構成されたそのフォルムは発表当時大きな話題となり、現在では20世紀を代表するデザインアイコンのひとつとして高く評価されています。
100周年を記念したコレクション
パントンの生誕100周年を記念し、名作家具に新しい張地が加わりました。
Amoebe(アムーベ)

「アムーベ」は、1970年に開催された有名なヴィジョナ展のためにデザインされたラウンジチェアです。
ゆるやかな曲線を描くフォルムと、身体をやさしく包み込むような座り心地が魅力。まるで彫刻作品のような存在感を放ちます。
Amoebe Highback(アムーベ ハイバック)

背もたれが頭上まで高く伸びた、印象的なフォルムのラウンジチェア。
座ると周囲からやわらかく包み込まれるような感覚があり、まるで小さな隠れ家のような安心感を与えてくれます。
Living Tower(リビング タワー)

彫刻的なフォルムと機能性を兼ね備えた、パントンらしい遊び心あふれるデザイン。
身体を預けたり、寄りかかったり、自由な姿勢でくつろぐことができ、空間そのものを楽しく演出してくれる家具です。
Visiona Stool(ヴィジョナ スツール)

ヴィジョナ展のインスタレーションのためにデザインされた、コンパクトな布張りスツール。
実用的で快適な座り心地と、鮮やかな色彩が空間のアクセントとしても活躍します。
Cone Chair(コーン チェア)

逆円錐形のシェルを細いスチール脚に載せた、アイコニックなチェア。
背もたれ・座面・肘掛けが一体となった独創的なフォルムは、現在も当時と変わらない製法で、一つひとつ丁寧に製作されています。
Heart Cone Chair(ハート コーン チェア)

1950年代後半にデザインされた、ハート型の背もたれが印象的なチェア。
造形的な美しさと遊び心を兼ね備えたデザインは、現在でも色褪せることなく、多くの人を魅了し続けています。
さいごに

大胆なフォルム、鮮やかな色彩、そして未来を感じさせる自由な発想。
ヴァーナー・パントンのデザインは、誕生から半世紀以上を経た現在も、人々の想像力を刺激し続けています。
家具・空間・色彩をひとつの体験として捉えた彼の思想は、多くのデザイナーに影響を与え、インテリアのあり方に新たな視点をもたらしています。
生誕100周年という節目の年に、あらためてパントンのデザインの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
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