重力から解放された「雲」に身を委ねる、非日常のアート体験
彫刻的で有機的な曲線美を持つ「WALL SOFA(ウォールソファ)」は、1950年にデンマークの巨匠フィン・ユールによってデザインされました。「重力に逆らい、動きを生み出す」という境界を超えた野心的なテーマに挑戦した本作。最も目を引くアシンメトリー(非対称)な背もたれは、空間に心地よいリズムと独創的な表情をもたらします。
細部にまでこだわったフィン・ユールのデザインは、見る角度によって異なる美しさを放ち、ただそこにあるだけでいつものリビングを美術館のような洗練された空間へと変身させます。
巨匠フィン・ユール自身が愛した、歴史的空間を彩る幻のマスターピース
1952年、フィン・ユールは自身が手がけたデンマークの「ヴィラ・オーベルタン(Villa Aubertin)」や、ノルウェーの美術館など、象徴的な空間のインテリアとしてこのソファを採用しました。自身の理想とする空間づくりに欠かせないピースだったことが伺えます。 その後、長らく生産されておらず「幻の名作」となっていましたが、2007年にHOUSE OF FINN JUHL(ハウス・オブ・フィンユール)の手によって見事に復刻されました。1950年の誕生から現代に至るまで色褪せない前衛的なデザインは、親から子へと受け継ぐ「一生モノの資産」となります。
見る角度で表情を変える、彫刻のようなアシンメトリー
ウォールソファの最大の特徴は、壁に取り付けられてフワリと浮いたように見える背もたれです。
パウダーコーティング(粉体塗装)が施されたスチールフレームは、壁に直接取り付ける仕様となっており、これが「ウォールソファ」という名前の由来です。
この常識破りなデザインは、20世紀前半に起こった芸術運動「シュルレアリスム(超現実主義)」から強い影響を受けています。常識や理性に縛られず、現実にはあり得ない不思議な世界を表現しようとした自由なアートの考え方です。
その美しい浮遊感は、シュルレアリスムを代表する世界的画家ルネ・マグリットの絵画に例えられます。マグリットが描く青空に浮かぶ雲のように、ライトグレーの華奢なスチールチューブがボリュームのあるテキスタイルを支え、絶妙な緊張感と軽やかさを演出しています。
芸術的なフォルムと、心まで満たされるくつろぎ
一見すると奇抜なデザインに見えますが、体をしっかりと受け止める豊かなクッション性とボリューム感を備えています。アシンメトリーな背もたれに全身をゆだねてくつろいでいると、思わず時間を忘れてしまうような極上の掛け心地です。 休日の午後、窓から差し込む自然光の中、淹れたてのコーヒーを片手に画集やデザイン書をめくる至福のひととき。芸術的なフォルムでありながら、読書や休息の時間を贅沢で快適なものへと昇華させる、妥協のない機能性を実現しています。
張地のファブリックを変えるだけで、空間の表情ががらりと変わる
これまでの画像は全て、張地の色が違うウォールソファを掲載していますがいかがでしょうか?
張地の色や質感を変えるだけで、大きく印象が変わるのがお分かりいただけると思います。
ミッドセンチュリーモダンな空間にはもちろん、ヴィンテージラグと合わせて温かみを足したり、大理石やガラス素材のテーブルと合わせてモダンに引き締めたりと、現代的なインテリアにも幅広く調和します。
お部屋の主役になるようなソファなので、雰囲気に合わせた張地選びをすることで、他にはない洗練された美しさが際立ちます。
一生モノの資産として寄り添う、サイズと素材
フレーム:ライトグレー(スチールチューブ・パウダーコーティング)
張地:ファブリック(Remix、Sunnivaなど、HOUSE OF FINN JUHL推奨の高品質生地からお選びいただけます)
※素材の詳細や、お選びいただく際は、スタッフがサポートさせていただきますのでお気軽にCONNECTまでお問合せ下さい。
アートと日常が融合する、あなただけのマスターピース
1950年にフィン・ユールがデザインした「WALL SOFA(ウォールソファ)」のご紹介でしたがいかがでしたか?
「重力から解放された雲」のように、非対称で宙に浮いているかのような背もたれは、静かながらも圧倒的な存在感を放ちます。どの角度から見ても美しく、単に座るための場所を埋める家具ではありません。
上質なファブリックからお好みの張地を選び、フィン・ユールが思い描いた「アートと日常の融合」をご自宅で体現してみてください。このソファが、あなたの人生に新たなインスピレーションをもたらす特別な場所となることでしょう。
デザイナーについて
▶ Finn Juhl(フィン・ユール)

フィン・ユールは、1912年コペンハーゲン生まれ。当初、父親の反対で建築を学びましたが、
その過程で現代美術への関心を深め、独自の発想で家具デザインを手がけるようになりました。
1930年代に北欧モダンデザインが台頭する中、1937年の家具職人ギルド展への出展を機に頭角を現します。
ボーエ・モーエンセンやハンス J. ウェグナーと並ぶデンマーク近代家具デザインの代表的な人物です。
「世界で最も美しい椅子」と称される「No.45」や「チーフテンチェア」など、
優雅な曲線と彫刻的な造形が特徴。家具を芸術作品として捉える独自の発想と造形力で、数々の傑作を生み出しました。
ブランドについて

HOUSE OF FINN JUHL(ハウス・オブ・フィンユール)は、2001年フィン・ユールの夫人ハンネ・ヴィルヘルム・ハンセンにより、
フィン・ユール家具の製造と復刻生産に関する権利を与えられており、 当初の意図と同じ価値観と同じ品質で家具を製造しています。
このアプローチがなければ、フィン・ユールのトレードマークであるユニークな仕上げと繊細なディテールを実現することは不可能でしょう。
最高品質の素材は、何世代にもわたって使い続けられる、エレガントで快適、耐久性のある家具を作るための基礎となります。
したがって、最高級の素材を正確に選択することが、HOUSE OF FINN JUHLの主な焦点となっています。
今日、フィン・ユールのコレクションは40種類以上の作品から成り立っており、
そのすべては高い品質を保ち最上の敬意を払い製造されています。
コレクションの背景にあるハウス オブ フィン・ユールの「生産と職人技」

フィン・ユールの彫刻的な家具を制作するには、膨大な量の作業を要します。しかし、一つ一つの細部は、昔の家具職人の工房から来たかのように繊細で純粋でなければなりません。
また、私たちの次の世代も長く家具を楽しめるように耐久性のあるものでなければならず、最高級の素材を厳選することが、ハウス オブ フィン・ユールの最大の焦点となっています。
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