Tolomeo Basculante Reading Floor
トロメオ バスクランテ リーディングフロアは、ミケーレ・デ・ルッキ設計のフロア型読書灯です。バネとワイヤーによる軽快なアームと広範囲な調整機構を備え、パーチメント紙のセードが光源を温かみある優しい拡散光へと変えます。1987年の発表以来、世界的に高く評価されている機能的な照明器具です。
必要な場所へ光を導く
異素材シェードが温かい名作読書灯
Artemide(アルテミデ)を代表する名作「Tolomeo(トロメオ)」シリーズ。その中でも、ソファサイド等の読書灯に、温もりある異素材シェードを組み合わせたモデルです。シャープなアルミの構造美と、柔らかく透ける光のコントラストが、毎日の読書時間をより豊かなものへと導きます。
温かみ×インダストリアル。唯一無二の存在感
アルミと異素材シェードの絶妙な調和
無機質でインダストリアルなアルミフレームに、温もりを感じるクラシカルなシェードをミックス。相反する素材が見事に調和し、モダンでありながらどんなインテリアにも自然と溶け込みます。
空間を優しく包む温もりある光
透過性を持つシェード(パーチメント(紙)かサテン素材のいずれかを選択可能)から、ふんわりと柔らかな光が四方へ広がります。下方へしっかり光を届けつつ、シェード越しにも光が漏れ出すことで、手元を照らしながらも空間全体を温かい雰囲気で包み込みます。
思い通りに光を操る心地よさ
狙った位置でピタッと止まる可動アーム
ワイヤーと内部のバネの張力により、片手でスムーズに動かせる構造です。2箇所の関節はそれぞれ140°、ベースの支柱は160°の回転と15°の傾きに対応し、可動域の広さは抜群です。読書や作業など、くつろぐ姿勢の変化に合わせて、欲しい場所へ簡単に光を導くことができます。
「バスクランテ(Basculante)」は、イタリア語で「振り子のように動く」という意味を持ちます。アームを動かしても重力に従ってシェードが常に下を向き、手元をしっかりと照らします。
ストレスフリーなスイッチの位置
シェードの根元にスイッチが配置されており、「手元を明るくしたい」と感じた瞬間に、座ったまま直感的に操作できます。フットスイッチを探す手間がなく、日常の動作に寄り添う快適な使い心地です。
おすすめの使い方とコーディネート
ソファサイドの特等席に
「リーディング」の名の通り、ソファや一人掛けのラウンジチェアの横に特化したコンパクトなサイズ感です。シェードの下に手元を持ってくれば、自分だけの快適な読書スペースが完成します。夜は天井照明を消して、ほわっと明るいこの照明だけで過ごすのもおすすめです。
北欧家具や木製家具とのミックススタイル
アルミのシャープさを持ちながらも、シェードの素材感がインテリアと美しく調和。冷たい印象になりがちな金属照明ですが、異素材を組み合わせることでアルテックなどのナチュラルな木質テーブルや、北欧デザインのファブリックソファとも美しく引き立て合います。
光の広がりで選ぶ2つの素材
CONNECTが特におすすめしたいのが、紙と樹脂を混ぜ合わせた「パーチメント」です。シェード全体が発光するため、視覚的な明るさがあり、お部屋全体に温かな光を広げてくれます。
ナチュラルな風合いが魅力的で、消灯時も生成り色がオブジェのように美しく空間に馴染みます。
▲Tolomeo Mega Floor(grey satin)のシェードイメージ
より上品な光沢や、シックでモダンな雰囲気を求める方には、布製の「サテン」という選択肢も。グレイサテンは光がほのかに漏れ、点灯・非点灯時で印象が大きく変わります。
用途で選ぶシリーズの違い
▲左からMicro Pinza / Micro Table / Mini Table / Basculante Reading Floor / Mega Floor
1987年の発表以来、世界中の建築家やデザイナーから支持され続けるイタリア照明の傑作「トロメオ」シリーズ。「デザイン界のアカデミー賞」とも称されるコンパッソ・ドーロ賞をも受賞したこのシリーズには、多種多様なサイズや仕様があります。
迷った時の選び方ガイド
トロメオのフロアランプで迷ったら、「サイズ(高さ)」と「光の質(シェードの素材)」の2つの軸で選ぶのがおすすめです。
商品仕様|Basculante Reading Floor
材質・仕上:本体(ステンレス、アルミ、樹脂) / 仕上(アルミアルマイト)
シェード素材:パーチメントペーパー(紙)、グレイサテン(布)の2種類
全体サイズ:最大高 約1400mm × 最大奥行 約870mm
各部寸法:シェード φ180×H135mm / 台座 φ230mm
質量:約5.0kg
付属ランプ:E26 LED電球 60Wタイプ × 1
可動域:アーム関節部140°、ベース支柱部160°回転・上下15°可動
備考:ヘッド部にスイッチ付き、屋内専用
メーカー担当者が語る最強の理由
アルテミデジャパンのスタッフも「最強の照明」と太鼓判を押すほど、実用性に優れたトロメオシリーズ。中でもバスクランテは、光る面積が大きく空間全体に温かみのある柔らかな印象を与えることから、特に女性から高い支持を集めています。家族構成や部屋のレイアウトが変わっても多用途に活躍し、アームが緩んでも関節のネジを締めるだけで簡単にメンテナンスができるため、愛用品として長く使い続けられる一台です。
メンテナンス
パーチメント(紙)シェードのお手入れ
ポリカーボネート樹脂のベースにパーチメント紙(羊皮紙風の紙素材)を貼り合わせた構造になっています。
日常のお手入れ方法
・柔らかい毛のブラシ(洋服ブラシ、絵の具の筆、化粧筆など)やドライタイプのはたき(ウェーブ等)を使用し、表面の埃を上から下に優しく払い落とします。
・エアブラシやエアダスターを離れた位置から吹きかけて埃を飛ばす方法も有効です。
やってはいけないこと(注意点)
・水拭き・丸洗い・洗剤・アルコールの使用は不可。
・紙素材のため水分に非常に弱く、水拭きをすると水分を吸収して「輪ジミ」「紙のヨレ」「表面の毛羽立ち」「ベースからの剥がれ」の原因となります。
グレイサテン(布)シェードのお手入れ
ポリカーボネート樹脂の上に、繊細なサテン地(絹・ポリエステル等の織物)を張り合わせた構造になっています。
日常のお手入れ方法
・パーチメント同様、柔らかいブラシや乾いたマイクロファイバークロスで、織り目に沿って優しく撫でるように埃を払い落とします。
・吸い込み口にブラシを取り付けた掃除機を弱モードにし、直接触れない程度の距離で埃を吸い取るのも効果的です。
やってはいけないこと(注意点)
・強く擦ること・水拭き・丸洗い・洗剤の使用は不可。
・強い力で擦るとサテン特有の美しい光沢感が損なわれたり、糸のほつれ・毛羽立ち・織り目の乱れが発生します。
・布地のため水分が染み込みやすく、水拭きや洗剤の使用はシミの原因となります。
万が一汚れがついてしまった場合の対応
メーカーとしては「水・洗剤不可」が原則ですが、どうしても手垢や部分的な汚れが気になる場合は以下の方法をお試しください。
・固形汚れがついた場合、水で濡らして限界まで硬く絞った布で「叩くように(ポンポンと当てる)」汚れを浮かせ、直ちに乾いた布で水分を拭き取り完全に乾燥させます。ただし、どちらの素材も輪ジミのリスクがあるため、広範囲の拭き掃除は避けてください。
使用上の注意事項
・灯具やアームの可動は、必ず可動範囲内で行ってください。無理な動作は破損の原因となります。
・アームの可動部にある調整ナットは、常にしっかりと締めてください。緩んだ状態での使用は安全性を損ないます。
・器具を移動する際は、必ずベース(台座)部分を持ってください。支柱やアームを持って無理に移動させると故障の原因になります。
・長時間使用しない場合は、プラグをコンセントから抜いて保管してください。
デザイナー|ミケーレ・デ・ルッキ
Michele De Lucchi
1951年イタリア生まれ。フィレンツェ大学で建築を学び、「Memphis」など前衛的なデザイングループの中心メンバーとして活躍。家具や照明から建築まで幅広く手がけ、Artemide、Alessi、Hermèsなど世界的ブランドとのコラボレーションも多数。2000年にはイタリア共和国功労勲章を受章するなど、詩的かつ機能的なデザインを追求し続けています。
デザイナー|ジャンカルロ・ファッシーナ
Giancarlo Fassina
ミラノ工科大学で建築を学んだのち、照明器具のデザインを専門に活動。
光という素材を深く追求し、影の出方、カメラアングル、露出といった細部にまで配慮した設計を行いました。キャリアを通じて、数多くの照明ブランドとコラボレーションを重ね、展示会や美術館の照明インスタレーションも多数手がけています。
Artemideについて
1959年創業、イタリアを代表する照明メーカーであるアルテミデ社は、斬新で大胆なデザイン開発力で世界的評価を受けています。
エルネスト・ジスモンディをはじめとする名だたるデザイナーの作品が並ぶカタログは、そのものがイタリアデザイン史と言っても過言ではありません。中でもミケーレ・デ・ルッキとジャンカルロ・ファッシーナがデザインした「Tolomeo(トロメオ)」シリーズはタスクライトの傑作として登場から30年以上にわたって世界中で愛され、フロアランプやウォールライトなどバリエーションも豊富です。
また、リチャード・サパーによりデザインされたTizio(ティチオ)はモダンなフォルムの美しさと機能性によりニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久コレクションにも選ばれています。