アアルトが描く空間のパズルピース
壁に寄り添い拡張できる半円テーブル
ダイニングテーブルを置きたいけれど、部屋に圧迫感は出したくない。そんな住まいのお悩みに寄り添うのが、アルヴァ・アアルトがデザインしたアルテック の「テーブル
95」です。
壁にピタリと沿う直線と、滑らかなカーブを組み合わせた半円のフォルム。お部屋の中央に広い動線を確保しながら、限られたスペースを有効に活用できます。
アアルトの理念が息づく、拡張性と汎用性に優れたシステムテーブルです。
暮らしの風景を美しく整える、アアルトのデザイン
1. 壁に寄り添い、空間を活かす半円
直線部分を壁にピタリと寄せることで、デッドスペースになりがちな壁際や窓辺が使いやすい居場所へと変化します。
マンションやアパートなどの限られた空間にも配置しやすいサイズ感。生活動線を妨げることなく、お部屋に圧迫感を与えない機能的なフォルムです。
2. 将来の拡張を叶える、シンプルな構造
ライフステージの変化に合わせて、柔軟に形を変えられる点が大きな魅力です。
他のアルテックの半円テーブルや、長方形の「テーブル 81B(120×75cm)」などのテーブルシリーズと連結させることで、広々としたダイニングへ対応。家族構成や住環境が変わっても、別の役割を与えて長く寄り添う存在となります。
3. 空間に抜け感を生む、軽やかな脚部
L-レッグを用いた3本脚の構造は、テーブルの足元をすっきりと見せ、お部屋全体に軽やかな印象を与えます。
視線が奥へと抜けることで、空間をより広く感じさせる視覚効果も。確かな安定感がありながら、重さを感じさせない心地よい抜け感をもたらします。
食事から書き物まで、多目的に使える形
朝は温かいコーヒーとパンを並べるダイニングとして。夜は手帳を開き、静かに書き物をするデスクとして、一日のシーンに馴染みます。
ここに、同じアアルトデザインの「チェア 69」や「スツール
60」など、コンパクトな椅子を合わせるのがおすすめ。天板の丸みに椅子の背もたれが美しく沿い、スツールならテーブルの下へ丸ごとすっきりと収まるため、空間をさらに効率よく、無駄のない佇まいに整えます。
空間と好みに合わせて選べるバリエーション
素材の表情を楽しむ、天板の仕上げ
空間のテイストに合わせて、ナチュラルな「バーチ」、マットな質感で筆記具が使いやすい「ブラックリノリウム」、傷や汚れに強く手入れがしやすい「ホワイトラミネート」など複数の天板仕上げから仕様を選択可能。
脚部は共通してナチュラルなバーチ材を使用しています。
素材ごとに異なる質感や手触りの違いを楽しめる展開です。
用途で選ぶ、テーブル 96とのサイズ比較
テーブル 95
テーブル 96
幅120cm(奥行き60cm・3本脚)の「テーブル 95」に対し、ひと回り大きな幅150cm(奥行き75cm・4本脚)の「テーブル 96」も展開。
それぞれの直線部分の幅が、長方形の既存シリーズと隙間なくぴったり連結できるよう計算されたシステム設計です。
▲テーブル 96
コンパクトな95はパーソナルデスクや、お子様と並んで過ごすスペース、軽食にちょうどいいサイズ感。一方、天板が広く安定感のある96は中央にゆったりと座れるためワークスペースに最適で、大人2人での食事にも対応。
お部屋の広さや用途に合わせて選択可能です。
スタッフが提案する、配置とお手入れ
3本脚の構造上、曲線側の中央に脚がくるため、真正面に座ると足と干渉します。デスクとして使う際は少し左右に位置をずらすか、2人で斜めに座るレイアウトがおすすめです。
幅広のアームチェアよりもコンパクトなスツールなどを合わせると足元がスッキリと収まり、半円の美しいシルエットが際立ちます。
直線側を壁にしっかりと寄せることで安定感も向上。
▲バーチ材は経年変化で白から濃色へ。明るい新品テーブルと、経年変化で色が濃くなった手前スツールの対比です。座面は脚よりも光を受け、色の変化が進んでいます。
また、お手入れは乾拭きや固く絞った布での水拭きなど簡単なケアで十分です。
フィンランドで「パティナ」と愛される経年変化により、使い込むほどに味わいが増す過程も、天然木ならではの魅力としてお伝えしています。
フィンランドとArtek
国土のおよそ73%が森林と自然豊かな土地フィンランドでつくられたArtekの家具は、柔らかく素朴なデザインで、少しの幸せを運んでくれます。
フィンランドでは、デザインは限られた人のためのラグジュアリーではなく、日常の暮らしの一部として捉えられています。簡潔で、機能的、かつ実用性と美を兼ね備えている、それがフィンランドのデザインです。
Artekは、アアルト自身が家具の生産と販売を行い、自身で使用するために、
美術史家のニルス・グスタフ・ハールの紹介で知り合ったマイレア邸の施主、美術コレクターのマイレ・グリクセンと妻アイノとで1935年に共同設立されました。
現在も、設立された当時と同じフィンランドのトゥルク市郊外にある工場でArtekの製品は生産、販売されています。
フィンランド産の木材の美しさは、複数の樹種の混交林で生育することや、北欧の土に含まれるミネラル分の影響によるもので、こうした木々の中から樹齢80年もの木がArtekのプロダクトに用いられています。
アアルト夫妻は、一貫して自然の中にみられる造形から影響を受け、ほとんどの場合、自然素材を用いたモノづくりを行っていました。
また、Artekの自社工場では、無駄なく木材を使用するために端材を燃料にするなど、独自に森林の保全に貢献しています。
アルヴァ・アアルトによるデザイン
Artekのほとんどの家具は、フィンランドで生まれ育ったアルヴァ・アアルトによるデザインです。
フィンランドの田舎町クオルタネ出身のアアルトは、森林業務官の祖父と測量技師の父、郵便局員の母をもち、アラヤルヴィ、ユヴァスキュラという地方都市で少年時代を過ごしました。原風景は、フィンランドらしい森と湖に囲まれた大自然です。
建築やインテリアへの考えは、両親や祖父、自然に触れた幼少期から蓄積されたものであり、無意識の中にこそ建築と芸術に共通する源が深く根差しているとアアルトは信じていました。
アアルトが認めた建築と芸術に共通するもう一つの特徴は、あらゆる創造的活動の出発点として素材を扱い、利用することでした。
シンプルでモダン、機能主義的な形をフィンランドの木を使って表現できないだろうか、と終生このテーマに取り組み、フィンランドの木を使ったL-レッグをつくりだし、数々の名作を残しました。
L-レッグ
Artekのスツールやテーブルなどには、L-レッグという、強固な無垢材を直角に曲げる技法が施されています。
この技法ではまず、まっすぐな無垢のバーチ材に20cm程度のスリットを5本刻み、できた隙間にベニヤと接着剤を入れます。次に、機械で熱して曲げてから余分な部材を落として、残った隙間を木くずでパテ埋めします。そして最後に、仕上げとしてヤスリがけが行われます。
スリットにベニヤを挟むことで、曲げやすく、無垢材よりも強度のある部材になります。
3年の月日をかけて開発されたこの技術は、アアルトだけではなく、家具職人のオットー・コルホーネンのよき協力のもとできたものでもあります。
テーブル
95にもL-レッグが応用されています。これにより、シンプルながらも強度のある構造となっています。
お手入れの仕方・お取り扱いの注意点
■ケア & メンテナンス ガイド
ご購入前によくあるご質問
Q. 組み立ては自分でできますか?
A.
お客様自身で天板に脚をネジ留めするシンプルな組み立て式です。プラスドライバーが1本必要となります。力がいるので、電動ドライバーでの組み立てをおすすめしますが、ネジ山を潰さないよう、最後は手回しのプラスドライバーでしっかりと締め付けてください。
長くお付き合いいただくために
Artekの製品を、長い年月、愛着を持ってお使いいただけるよう、破損部の修理、部品毎の販売などにお応えしています。L-レッグ1本からのご購入も可能ですので、お気軽にご相談ください。
また、安心してご使用いただくために、お買い上げより2年間のメーカー保証がついています。
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