The Canvas Chair
1970年にボーエ・モーエンセンの最後のデザインの一つとして描かれたキャンバスチェアは、「シンプルで美しく、実用的な家具を作る」という彼の生涯のこだわりをカタチにしています。屋外用バージョンは、開放的なフレーム、露出した接合部、そして整然としたラインといったオリジナルのシルエットをそのままに、屋外での使用に適した素材へと改良されています。フレームにはFSC認証を受けたチーク材を使用し、強度、安定性、そして時を経るごとに柔らかな銀色の古色を帯びていくという美しい経年変化を特徴としています。
この椅子の本質は、堅牢さと浮遊感の絶妙なバランスにあります。チーク材のフレームは耐久性と精緻さを、張力のかかったキャンバス地の座面と背もたれは、体に優しくフィットする柔らかさと、長く座っても疲れない快適さを提供します。素材そのものの持つ美しさを、装飾を排して際立たせている。
屋内と屋外の空間をスムーズに行き来できるように設計されたキャンバスチェア・アウトドアは、機能性、素材の持つ品質、そして日常生活の静かなリズムに導かれた家具という、モーエンセンの不朽の哲学を体現しています。