タイムレスなデザインが息づく
基本情報


カラーバリエーションは全11色。
2025年に真鍮ブラックと真鍮グレーも新たにラインナップに加わりました。
AJ シリーズ

AJシリーズは、デンマークを代表する建築家でありデザイナーのアルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)が手掛けた、不朽の名作照明です。その名の通り「AJ」という名前は、アルネ・ヤコブセンの頭文字に由来しています。
フロア、テーブル、ウォールなど幅広いバリエーションで展開され、世界中で愛されています。
建築と家具・照明を一体で考える“トータルデザイン”の精神が、今日の空間でも凛とした存在感を放ちます。
デザインの背景

▲SASロイヤルホテル(現:ラディソン・ブルー・ロイヤルホテル)
ヤコブセンがコペンハーゲンのSASロイヤルホテル(現:ラディソン・ブルー・ロイヤルホテル)を設計した際、名作「エッグチェア」や「スワンチェア」と共にデザインし、翌年既製品化されたAJ Floor。
当初ホテルのロビーにはステンレス・スティール製のAJ Wallが一列に並び、その端正な光のラインが建築と一体となって空間を彩りました。
ヤコブセンが手掛けた建築の「一部」として誕生したAJ シリーズ。
建築と調和するデザインは、今日の空間でも凛とした存在感を放ち続けています。
AJ Floorの魅力
1. 直線・斜角・直角が生む、凛としたフォルム

シャープな直線と斜めのラインで構成されたフォルムは、シンプルでありながら強い存在感を放ちます。
建築家らしい緻密さと美しいプロポーションは、どんな空間に置いても凛とした印象を与えてくれます。
2. 可動するシェードで光をコントロール

シェードは上下に可動し、光の向きを調整できます。
※調整できる角度は約90°
本を読むときは手元に、くつろぐときは壁へと──シーンに合わせて最適な光をつくり出せる柔軟さが魅力です。
3. エッジから生まれる“キレ”のある光

シェードの先端から鋭く切り取られたように放たれる光は、空間に心地よい緊張感をもたらします。

内側はどのカラーでもホワイト塗装。
ホワイトの塗装で仕上げることにより光はより明るく、やわらかく反射し、視覚的な美しさと実用性を兼ね備えています。
4. どんな雰囲気にも合わせられる豊富なカラーバリエーション

▲復刻したステンレス・スティール素材(ポリッシュ・ステンレス)
アイコニックなブラックやホワイトをはじめ、落ち着いたニュートラルカラーや支柱だけ真鍮のカラーまで。
多彩なカラーバリエーションが揃っています。
2020年にはSASロイヤルホテル開業60周年を記念してデザインされた当初のステンレス・スティール素材が再び加わりました。
モダンな空間からクラシカルなインテリアまで、住まいのテイストに合わせて選べる柔軟さもAJ シリーズの魅力です。
あなたはAJ Floor?それともYuh Floor?

▲AJ Floor(真鍮ブラック)/ Yuh Floor(真鍮ブラック)
もともとAJ Floorから着想を得てデザインされたYuh Floor。
今回「真鍮カラー」が追加されたことで、AJ FloorとYuh Floorがより似た雰囲気を持つようになりました。
AJ Floor は、建築的でシャープな存在感を求める方に。
Yuh Floor は、やわらかさや現代的な佇まいを求める方に。
デザインの方向性は異なりますが、どちらも「必要な場所に、必要な光を届ける」という共通のコンセプトを持っています。
AJ Floorのおすすめの場所
手元へしっかりと光が届くので、ソファサイドやベッドサイドでの「手元灯」として使うのがおすすめです。

▲ソファサイド

▲ベッドサイド
ベッドサイドで使う場合は、点灯したまま横になると電球の光が直接目に入ってまぶしいため、シェードを壁側に向けて間接光として使うのがおすすめです。寝るときもやさしい光で落ち着いた雰囲気を楽しめます。
納品事例とコーディネートアイデア

▲AJ Floor / AJ Table / Wohlert(ウォラート)
AJ Floor、AJ Tableのペール・ペトローリアムのカラーを納品させていただきました。

▲AJ Floorと限定PHペンダント
写真はCONNECTスタッフが訪れた、デンマーク・ルイスポールセン社員の邸宅。
窓辺には凛と佇む AJ Floor、ダイニングには限定モデルの PH ペンダント がやわらかく灯り、空間にリズムを与えています。
暮らしに多彩な光を取り入れる「一室多灯」の心地よさを体現するひとコマです。
お客様レビュー
色をホワイトか黒か最後まで迷いましたが、灯りをつけていなくても白い壁に対して存在感が出そうな黒にしました。
洗練されたデザインが空間に良いアクセントを加えてくれるので、照明という用途以上の価値があると思います。
メンテナンス方法
《通常塗装部分》
塗装部分の汚れがひどい場合は、柔らかい布を中性洗剤に浸し、よくしぼってふきとり、乾いたやわらかい布で仕上げてください。
《ステンレス・ポリッシュ》
ステンレスは耐食性に優れており、錆や変色は起こりにくい素材ですが、使用に伴って表面に細かな擦り傷や指紋跡、曇りが生じることがあります。これは素材特有の自然な経年変化です。
経年により、強い光沢感はやや落ち着き、空間に自然に馴染んだ穏やかな輝きへと変化していきます。
常に磨かれた状態で保ちたい場合
1. 一般に市販されている金属磨き剤をご使用ください。
2. できるだけ研磨剤の少ない金属磨き剤をご使用ください。
3. 磨き剤を塗布する時も磨く時も、ミクロ繊維などの柔らかい布をご使用ください。
4. 汚れや脂分を取り除きたい場合は、エタノールを使って器具全体を拭いてください。
《真鍮タイプ(真鍮ブラック・真鍮グレー)の無塗装素材部分》

▲Doo-Wop(ドゥー・ワップ) 真鍮
空気に触れると酸化が進み、時間とともにブラウンがかった色合いに変化し、光沢が抑えられて渋みが増します。
光沢ある表面を望まれる場合は、一般に市販されている真鍮磨き材で磨いてください。
使用上の注意事項
・ランプ交換の際には、本体表示及び取扱説明書にしたがって指定されたランプを使用してください。指定以外のランプを使用すると、火災の原因となることがあります。
・ブラスタイプ(真鍮ブラック/真鍮ウォーム・グレー)は素手で触れると指紋等がついてしまうので器具を取り付けられる際には、必ず同梱の手袋をご使用ください。
・無塗装素材部分(真鍮ブラック/真鍮ウォーム・グレーの支柱部分)は水拭きしないでください。
デザイナー/Arne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)

アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen, 1902–1971)は、デンマークを代表するデザイナーであり、建築家としても名高い人物です。
彼のデザインの最大の特長は、建築から家具、照明、小物に至るまでを一貫して手がける“トータルデザイン”のアプローチにあります。建築と調和しながら、空間の中で機能し、美しくある家具を生み出すという哲学は、今なお多くのインテリアデザイナーに影響を与えています。
老舗照明ブランド、ルイスポールセンとは?

北欧デンマークの照明ブランド。創業一族のポールセン一家は1800年代末頃から工具・電気用品の販売を手掛けていました。1924年にパリの博覧会のためにポール・ヘニングセンと共同で開発した照明器具が高い評価を得て、照明器具の発売を開始。これが100種類以上のラインナップを誇るPHシリーズの始まりとなりました。現在では、ルイスポールセンは近代照明のルーツといわれ、世界の照明デザインに大きな影響を与えている"北欧のあかり"となっています。