PH 1/1 Piano Table Lamp Limited Edition
「PH 1/1 ピアノランプ リミテッド・エディション 2026」は、ポール・ヘニングセンが1930年代にピアニストのためにデザインした名作の復刻モデルです。独自の「システムPH」に基づく3枚のガラスシェードには、ダスティ・テラコッタ色を採用。まぶしさを抑え、空間に暖かく柔らかな光を広げます。本体は上質なヴィンテージ感が漂う、エージング加工された真鍮製です。交差するアームや球状の錘(おもり)といった当時の美しいフォルムを受け継ぎつつ、現代に合わせてアームの可動域を最適化。必要な場所へ光を的確に向けられるため、ピアノはもちろん、デスクやベッドサイドなど幅広いシーンで活躍します。
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幻の名作が復刻
静かな旋律を奏でる、大人の灯り
PHシリーズが100周年を迎える今年、待望の復刻を果たした「PH 1/1 Piano Table Lamp」。ヴィンテージ市場で非常に高価に取引されてきた「幻の名作」が、2026年10月1日から2027年1月31日までの期間限定・受注生産で登場します。お部屋に大人の遊び心と静けさをもたらす、一生モノの特別な灯りです。
音楽への深い愛が伝わるデザイン
▲「ピアノランプ」と呼ばれていたPH 2/1 テーブル
参照:Louis Poulsen(2001).「ルイスポールセンの光」
1931年から1937年にかけて作られていた「PH 1/1 Piano Table Lamp」。デザイナーのポール・ヘニングセンが、アップライトピアノの上に置いて譜面を照らすために設計したのがその名の由来。そのため、シェードがかなり前傾する構造になっています(オリジナルはさらに前傾していました)。
▲ヘニングセンが自らデザインしたピアノ
実はポール・ヘニングセンには作曲家としても活動していた一面があり、さらにはピアノそのもののデザインも手掛けていました。
そんな彼の音楽への深い愛が、ひしひしと伝わってくる特別なアイテムです。
空間に響き渡る3つの魅力
ト音記号のようなフォルムと愛らしい色彩
なめらかなカーブを描きながらくるっと1回転するアームとおもりの球体が描く、まるでト音記号のようなフォルムが印象的です。
オリジナルには乳白や琥珀ガラスのモデルもありましたが、今回の復刻では「PH 1/1 シャンデリア」と同色のダスティー・テラコッタ色シェードとエイジドブラス加工が施されたアームを採用。音符のような可憐な佇まいに、現代の空間にもあわせやすいヴィンテージ感ある色味が共鳴しています。
スイッチ付近には、限定感際立つ「PH」のイニシャルの刻印が。ラッカー塗装仕上げ(光沢を抑えたこげ茶色)の真鍮とダークブラウンのテキスタイルコードが美しく調和します。
職人が手作業で仕立てる4層ガラス
3枚シェードの構造は他のPHランプと同様ですが、ガラスは通常のオパールガラス(3層)にダスティー・テラコッタ色の層が加わった4層構造になっています。これを熟練の職人が一枚一枚、手作業で作っています。
ガラスの内側にはサンドブラスト加工(微細な凹凸感のある仕上げ)が施され、光が乱反射する仕様になっているのも、他の3枚ガラスシェードのPHシリーズと同様。
さらに、下から覗き込んでも光源が見えないよう、半透明のフロストガラス製カップディフューザーが付属しています。
これらの要素が相まって、光源が直接目に入らず、柔らかな透過光ときめ細やかな反射光が広がる、目に優しい設計になっています。
情緒あふれる傾きと確かな使い勝手
傾きの可動域は前に25度、後ろに45度と広く動かすことができます。一見倒れそうに思えますが、ボール状のおもりと全体バランス、ベースの安定感により倒れない絶妙な設計です。
1930年代のオリジナルモデルより、安全性を考慮した傾き角度に調整されています。ベースからシェードまでの長さを活かして、デスクランプとしても優れた機能美を発揮します。
重量も2.5kgとそこまで重くなく、持ち運びのしやすさも魅力です。
スライド式の「スルースイッチ」を採用。どこかレトロな雰囲気と動作感が心地よく、コードが棚の後ろなどに隠れていても手元でON/OFFを操作しやすい設計です。
空間に温かみと動きを生むスタイリング
ヴィンテージからモダンまで調和
経年変化したチーク材など、ヴィンテージ家具との相性が抜群です。ウォルナットなど濃い色味の木ともよく合います。
一方で、異素材を中心としたモダンなテイストの家具と合わせれば、単調になりがちな空間に温かみと躍動感をもたらす絶妙なアクセントになってくれます。
オブジェと響き合うディスプレイ
有機的な曲線美はそれ自体が一つのアートピースとなり、空間に心地よい動きが生まれます。
またキャビネットやサイドボードの上に置けば、ゆるやかなアームの伸びや角度調整のしやすさから、対象物を照らすのにも向いています。お気に入りのオブジェやアクセサリーと並べて飾ると、ランプとオブジェクトがお互いにセッションするように双方を引き立て合います。
読書灯にもなるアートピース
ラウンジチェアの傍らにある高めのシェルフに置いて、読書灯として使うのもおすすめ。傾きを調整して灯りを適切な範囲に届けられるのも実用的なポイントです。
スタッフが体感したリアルな魅力
実際に触れて実感したのは、可動によって変わる情趣あふれる表情です。前傾させると鍵盤に向かうピアニスト、後傾させると指揮棒を振り上げる指揮者のように見え、上品でありながらダイナミックな印象を与えてくれます。
シェードの大きさはPH 1/1(大シェードの直径が16cm)で、主張控えめな可愛らしいサイズ感です。どこか音符のような愛らしさもあります。
箱から出して置いたその瞬間から、長年大切に受け継いできたヴィンテージ家具のような存在感を感じました。
目に入る瞬間、スイッチを入れる瞬間、暮らしの中に幸せなひとときが生まれる照明だと感じました。
LunaやQuestionとの比較
▲左:PH 2/2 LUNA AGED BRASS OPAL TABLE LAMP
中央:PH 2/2 Question Mark / ペール・ローズ
右:PH 1/1 Piano Table Lamp
現在販売されている「PH 2/2 ルナ」や「PH 2/2 クエスチョンマーク」のシェードサイズが直径20cm(PH 2/2)であるのに対し、本作品「PH 1/1 ピアノ」は直径16cm(PH 1/1)と、シェードは一回りコンパクトなサイズ感で、より軽やかで愛らしい印象。
サイズ感だけでなく、可動の向きや素材の表情にも、それぞれの個性が表れています。
PH 2/2 Lunaとの違い
共通点...エイジドブラスのアームとベースによる落ち着いた雰囲気
相違点...
デザイン:半円を描くシンプルな曲線と乳白ガラスで、よりモダンで主張しない静かな佇まい
可動:シェードが左右に首振り可動
選び方...
Luna:寝室など、夜の静かな時間にそっと灯したい方
Piano:ひとつのアートピースとして、空間の主役にしたい方
PH 2/2 Question Markとの違い
共通点...有機的なアームの曲線美
相違点...
素材:無塗装の真鍮アーム・ベース(使うほどに経年変化を楽しめる)とペール・ローズ色のシェード
可動:アームとシェードが左右に首振り可動
選び方...
Question Mark:桜を思わせるような、さりげない華やかさをもった色味と、経年変化を楽しめる無垢の真鍮というコントラストに惹かれる方
Piano:より家具と静かに調和するヴィンテージ感ある色味を、家に届いたときから数十年先まで黒ずみなどを気にせず変わらず楽しみたい方
一生モノのランプがそばにある暮らし
置いているだけで静かな旋律が聴こえてくるような、音楽的な空気感を作り出してくれるPiano Table Lamp。光は音楽と同様に、空間のムードを形作るものだと思わせてくれるかのようです。
製品仕様
サイズ:D417mm×H364mm(シェード直径:φ160mm)
質量:2.5kg
素材 / 仕上:
シェード:乳白ハンドメイド4層吹きガラス / ダスティー・テラコッタ色(外側:光沢仕上 / 内側:乳白色フロスト仕上)
ボトムディフューザー:フロストガラス製
金属部分:真鍮 / エイジング加工、ラッカー仕上
コード:ダークブラウンテキスタイルコード
スイッチ:本体スルースイッチ(スイッチ上部にPHのイニシャル刻印)
可動域:回転ジョイントにより前方25度 / 後方45度まで角度調整可能
同梱電球:E17 LED電球(白熱電球40W相当)
メンテナンス
定期的に(6か月程度)部品のゆるみがないか点検してください。普段のお手入れは乾拭きでほこりを取ってください。汚れがあるときは、軟らかい布に中性洗剤を浸し、よく絞って拭いた後乾拭きしてください。ガラスシェードに汚れがあるときは、シェードを1枚ずつ外し、食器用の中性洗剤と柔らかいスポンジでやさしく洗った後乾拭きしてください。
万が一ガラスシェードが破損した際も、1枚からスペアパーツの供給体制が整っています。
※限定生産品のため、製造終了から長期間経過した場合はご用意できないケースもございます。お困りの際はまず当店までご相談ください。
FAQ|よくある質問
Q.アームの角度(固定の硬さ)は自分好みに調整できますか?
A.はい、調整可能です。可動部の硬さは、アーム支点部分のネジをコインなどで締め直すことで、お好みの保持力に手軽に微調整していただけます。
Q.組み立ては必要ですか?
A.シェードの取り付け等の組み立て作業が必要です。特別な工具は不要で、付属の取扱説明書に沿ってセットしていただけます。
Q.調光したいのですが、可能でしょうか?
A.ランプ本体には調光機能はございませんが、対応するスマートLED電球「Philips Hue ホワイトグラデーション E17」等に付け替えていただくことで調光・調色が可能です。スマートフォンアプリから手軽にお好みの明るさに調整していただけます。
近代照明の父、ポール・ヘニングセン
光を科学し、人々の対話を促す「人道主義」
彼が「近代照明の父」と呼ばれるのは、単なるランプの形を作ったからではありません。それまでただの「明るくする道具」だった電灯を、「人々の暮らしを健やかにし、お互いの顔を美しく照らして対話を促す装置」へと変えたからです。
1920年代、普及し始めたばかりの裸電球の刺すような光は、人々の瞳孔を無理に収縮させ、表情を強張らせていました。ヘニングセンはこの「不快な眩しさ(グレア)」を近代社会の欠陥と捉え、生涯をかけて戦いに挑みました。
▲1927年当時の写真
参照:LIGHT YEARS AHEAD THE STORY OF THE PH LAMP(2000).Louis Poulsen
彼が目指したのは、光が強すぎず弱すぎもしない、瞳孔がふっと緩んで心から安らげる空間。優れた建築家であり、鋭い社会批評家でもあった彼の「質の高い光は人々の生活を救う」という徹底した人道主義が、現代の北欧デザインの根底に流れています。
光をかたちづくる。デンマークの老舗「Louis Poulsen」
職人の呼吸が宿るクラフトマンシップ
1874年に創業したLouis Poulsen(ルイスポールセン)。彼らのものづくりは、現代の効率的な大量生産とは対極にあります。シェードに使われる吹きガラスは、現在もイタリアの熟練職人が1400度の炉と向き合い、一本の竿から息を吹き込んで成形しています。手作業ゆえに生じるコンマ数ミリの厚みの違いが、工業製品にはない温もりを与えます。
世代を超えて受け継がれる「一生モノ」の約束
「形態は機能に従う」。彼らは単に美しいランプを作っているのではなく、インテリアファンや本物志向の人々が、長い年月を共にするための照明器具を真摯に作り続けています。ガラスが割れてしまった場合のスペアパーツの供給はもちろん、ソケットの位置を調整できる機構によって、時代ごとの電球の変化にも対応し、計算された完璧な配光を再現し続けることができます。 古びて捨てるのではなく、経年変化する真鍮の輝きとともに、親から子へ、そして次の世代へと受け継いでいく。ヴィンテージ照明として長く愛される、真の一生モノの価値がここにあります。