【Louis Poulsen(ルイスポールセン) 新作情報】 名作の思想を、持ち運ぶ。PH 80(Portable/Table)&Rumee 220 誕生!

ルイスポールセン新作「PH 80」と「Rumee 220」でつくる“静かな灯り”
11月1日、Louis Poulsen(ルイスポールセン)から2つの新作が登場します。
名作の文脈を受け継ぐPH 80(Portable/Table)、そしてガブリエル・タンによるRumee 220 Portable。どちらも生活のリズムに寄り添い、光の“質”で空間を整えてくれる存在です。
今回のブログではそれぞれの商品の詳細とおすすめの使い方を中心にご紹介します。
PH 80という物語──生誕80年の記念から、いまの暮らしへ

PH 80は、デンマークの照明デザイナー、ポール・ヘニングセンの生誕80年を記念して1974年に発表されたモデル。
多層のシェードで光源を直接見せずに拡散する「PH三枚シェード・システム」の思想を継ぎ、穏やかな拡散光で日常をしつらえます。
ポール・ヘニングセンは1925–26年にこのシステムを確立し、ルイスポールセンとの協働は1967年にヘニングセンが逝去するまで続きました。
PHランプの思想を今に生かし、約50年後の今日、暮らしに寄り添う”ポータブル”と”テーブルランプ”が誕生しました。
PHランプの特徴は、ただ明るくすることではなく、使う人の動きや距離に合わせて”ちょうどいい明るさ”に整える考え方です。
まぶしさを抑えつつ、素材の質感をやさしく引き立て、部屋の雰囲気を整えます。
その設計哲学がPH 80の穏やかな光に息づいています。
さらに、PH 80は乳白アクリルのシェードに黒いトップと赤いコーン(円錐形部)を組み合わせた、空間に温かみを添える設計も受け継いでいます。
PH 80 Portable Lamp:手の届く“名作の灯り”

▲左:シルヴァー・クローム|右:ホワイト
価格:78,100円(税込)※2025年11月現在の価格
主な仕様:IP44、組み込み式LED、φ230×H305、0.8kg
点灯時間の目安:100% 約5h / 45% 約10h / 20% 約18h / 5% 約32h
おすすめのコーディネート

ローテーブルにも最適。
PH 80は、座った際の視線でもまぶしさを感じさせない光の質と、会話のムードを柔らかく整える「ちょうど良さ」、そして空間のアクセントとなる美しいデザインを兼ね備えています。

小さな集いや夜風を楽しむひとときに、空間を上質に照らす“第二のキャンドル”として活躍します。
PH 80 Table Lamp:落ち着いた空間を整える“安らぎの光”

▲左:シルヴァー・クローム|右:ホワイト
価格:86,900円(税込)※2025年11月現在の価格
主な仕様:φ320×H405、1.7kg、E17 LED電球

一日の終わり、視界に安らぎを与える灯り。
ベッドサイドに置くことで、PH三枚シェードが光を優しく拡散し、寝る前の読書やリラックスタイムに最適な眩しさのない「ちょうどいい」明るさを提供します。温かみのある光が空間全体を包み込み、心身ともに穏やかな休息へと誘います。

モジュールのグリッドに対して、PH 80のやわらかな曲線がほどよい“抜け”をつくり、視線が心地よく流れます。
デザイナーについて:ポール・ヘニングセン

ポール・ヘニングセン(Poul Henningsen, 1894–1967)は、コペンハーゲン生まれ。建築の訓練を受けたのち、“まぶしさを抑え、必要な場所に光を届ける”照明へと関心を深め、作家・ジャーナリストの活動も交えながら生活と光の関係を掘り下げました。第二次世界大戦期にはチボリ公園の建築主任も務め、のちにスウェーデンへと逃れつつ創作を継続。ルイスポールセンとの協働は生涯にわたり、PHシリーズという豊かな遺産を残しました。
転機は1925–26年。ポール・ヘニングセンは三枚シェード・システムを考案し、眩しさのない拡散光と柔らかな影を実現。パリの展示で初の照明をルイスポールセンと共同制作し、パートナーシップは1967年まで続きます。PH 80は、その思想を現代の生活スケールへと翻訳したモデルです。
光と調和する暮らしを。Rumee 220 ポータブルランプ誕生

”Rumme(ルーミー)”は、デンマーク語で部屋を意味する”Rum”と英語の”Me”を合わせた造語です。
室内のベッドサイドからテラスや庭先まで、穏やかな光がいつもの時間を心地よく整えてくれます。
Rumeeは、流線的なフォルムを持つ3次元的な造形で、見る角度によって様々な表情を見せてくれます。 φ220mmの存在感あるサイズ感でありながら、わずか0.75kgと非常に軽量です。手に馴染む支柱は女性でも片手で簡単に持ち運びでき、移動もスムーズに行えます。 IP44の防滴仕様により屋外でも安心して使用でき、優れたデザインと機能性が美しく融合した、まさに“ポータブルの新定番”と言えるでしょう。
Rumee 220 ポータブルランプ

価格:39,600円(税込)※2025年11月現在の価格
カラー:クラウド・ホワイト/アース・グレー/ナイト・ブルー
主な仕様:IP44、φ220 D223 H243、0.8kg、組込み式LED
おすすめの使い方

光をやわらかく拡散する広い発光面が特徴で、デスクランプとしても最適。
本やノートを開く手元をほどよい明るさで包み込み、穏やかに集中できる空間をつくります。
おすすめのコーディネート

ベッドサイドの照明としても最適。
アシンメトリーなフォルムと、明るすぎないやさしい光は、眠る前のリラックスタイムにぴったり。
ナイト・ブルーやアース・グレーなど落ち着いたカラーを選べば、寝室のインテリアに自然に溶け込み、空間全体を穏やかな雰囲気に仕上げます。
アシンメトリーなフォルムが印象的に映え、その存在感だけでシンプルな収納スペースがぐっと洗練された印象に。
デザイナーについて:ガブリエル・タン

ガブリエル・タン(Gabriel Tan)は、1982年にシンガポールで生まれ、現在はシンガポールとポルト(ポルトガル)を拠点に活動するデザイナー。
彼のデザイン哲学は、「形と機能の両立」に加え、「空間の感情的な質の重要性」に重きを置いています。
タン氏は、「美しくデザインされ、視覚的に調和のとれた環境で暮らすことは、ポジティブな感情を促進します。だから、私は美しさも機能だと考えています」と述べています。
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この記事を書いた人
takahashi_tomomi
出産・育児を経て久しぶりに社会復帰しました。毎日素敵なインテリアに囲まれて仕事をしています。自分の経験を活かしてお客様のお役に立てる情報発信に努めていきたいと思っております。








