【世界50脚限定】The Chairの歴史そのもの。PP501 75周年モデル|籐巻き・オールドストックチーク仕様

ただ美しいだけではない。
ただ座り心地が良いだけでもない。
ハンス J. ウェグナーが生み出した数々の名作の中でも、“最高傑作のひとつ”として語り継がれる椅子、それが「The Chair(ザ・チェア)」です。
今回、PP Møbler(PPモブラー)より発表されたのは、そんなPP501 The Chairの75周年を記念した、世界50脚限定の特別モデル。
希少なプレミアムオールドストックチーク材を使用し、さらに、現行モデルでは見ることのできない“籐巻き仕様”を復刻した、まさにコレクターズピースとも言える一脚です。
なぜこの仕様が特別なのか。
なぜウェグナーは後にフィンガージョイントを見せたのか。
なぜ今、このモデルに価値があるのか。
The Chairが現在の姿に至るまでの背景とともに、本モデルの格別な魅力をご紹介します。
The Chair 誕生の背景|
「椅子の中の椅子」と呼ばれる理由

▲ジョン・F・ケネディ(出典 PP Møbler Handbook)
1960年、アメリカ大統領選のテレビ討論会にて、ジョン・F・ケネディとリチャード・ニクソンが座ったことで、世界的に知られる存在となった「The Chair」。
しかし、この椅子の本当の魅力は、単なる“有名な椅子”という肩書きだけではありません。
プロポーション、構造美、掛け心地、強度、そして軽やかさ。
ウェグナー作品の中でも、そのすべてが極限まで高められた、まさに“完成された椅子”なのです。

▲PP501 現行仕様 アッシュ材・ソープ仕上げ / Cane seat(籐張り)
無垢材を削り出したアームから、
背へと流れる美しい曲線。
座った瞬間に感じる、
包み込まれるような安心感。
そして、
どの角度から見ても破綻しないシルエット。
それらすべてが合わさって、
「椅子の中の椅子」と呼ばれる所以となっています。
なぜ、今回の限定モデルが特別なのか?
世界50脚限定という数字の希少性はもちろんですが、このモデルが持つ本当の価値は、語り継ぐべき「歴史的仕様の復刻」と、「幻の素材」にあります。
01|「見せる接合」以前の、貴重な姿

実は、今回の75周年限定モデルには、現行のPP501には存在しない、極めて重要なディテールが復刻されています。
それが、「背部分の籐巻き(ケイン)仕様」です。

1949年に発表された初期モデルでは、現在のようなフィンガージョイント(ギザギザの木組み)は採用されておらず、接合部分は籐を巻くことで隠されていました。
当時の家具デザインにおいて、接合部は「見せないもの」。継ぎ目を隠し、構造を見えにくくすることが、家具づくりの常識だったからです。

しかしウェグナーは、後にフィンガージョイントを採用することで、“接合そのものを美しさへ変える”という革新的な考え方へ辿り着きます。
つまり現在のPP501は、「見せるジョイント」という思想によって完成した椅子なのです。
だからこそ今回の限定モデルは、
その“進化前夜”とも言える非常に貴重な存在。
ウェグナーが、The Chairをどのように完成へ導いたのか。その歴史を語る上で、欠かせない一脚となっています。
02|希少なオールドストックチークという価値

素材の特別感も見逃せません。
今回使用されているのは、ビルマ(ミャンマー)産のプレミアムオールドストックチーク材。
チーク材は世界三大銘木の一つとして知られていますが、その中でも数十年前の優良な丸太を保管していたオールドストック材は、現在では極めて入手困難な素材です。
深みのある色合いとしっとりとした艶感、そして重厚感のある木目は、新しい木材には決して出せない、ヴィンテージ家具のような深い味わいと風格を備えています。
さらに、数十年の年月をかけてじっくりと乾燥・熟成されたオールドストック材は、木材としての「安定性」が極めて高く、反りや割れが出にくいという実用面での大きなメリットも備えています。
そこに手作業による籐張りが加わることで、現行モデルにはない、クラシックで柔らかな佇まいを生み出しています。
世界50脚限定という圧倒的な希少性も相まって、単なる家具の枠を超えた“歴史を所有するプロダクト”としての価値を持っています。
03|商品詳細

商品名
PP Møbler
PP501 Round Chair(ラウンドチェア) / The Chair(ザ チェア)
75周年記念限定モデル
仕様
プレミアムオールドストックチーク材
オイル仕上げ
籐張り仕様
シリアルナンバー入り真鍮プレート付
限定数
世界50脚限定
価格
税込 ¥2,447,500-
在庫
即納可能(2026年5月時点)

▲シリアルナンバー入り真鍮プレート
CONNECT流おすすめコーディネート
Scene 01|
ダイニングの「特等席」として迎え入れる

この限定モデルを、あえて毎日の暮らしの中心であるダイニングに迎え入れるのも非常に贅沢な選択です。
円形の無垢材テーブルに、あえて異なるデザインや素材の椅子をミックスして合わせるスタイル。
すべてを同じシリーズで揃えすぎない「引き算のコーディネート」こそが、The Chairの持つ別格の存在感をより自然に引き立ててくれるのです。
ルイスポールセンの乳白色のガラスペンダントの下、自然光が落とす椅子の美しい影を眺めながら過ごす食事やコーヒータイムは、何にも代えがたい豊かな時間となるはずです。
Scene 02|
空間の重心となるアートピースとして

このモデルは、“日常で使う”のはもちろんですが、“未来へ残していく”芸術品でもあります。
余白のある壁際に一脚置くだけで、空間の重心になるほどの圧倒的な存在感。
決して派手ではないのに、静かに、そして確かな美しさを放ちます。
まとめ|
The Chairを語る上で、欠かせない一脚

現行のPP501は、フィンガージョイントによって完成した椅子です。
しかし今回の限定モデルは、あえてその前史にスポットを当てています。
「接合を隠していた時代」から、
「接合を見せる美しさ」へ。
ウェグナーの思想の変化と試行錯誤の歴史を、この一脚の中に感じることができます。
これは、単なる記念モデルという枠を超えた存在です。
ウェグナーがThe Chairを完成させるまでの「歴史の1ページ」を受け継ぐ。
この椅子は、そんな特別な体験を叶えてくれる一脚です。
【1年間無料保管サービス】
CONNECTでは、家具・照明を1年間、無料で保管するサービスを行っております。
新築やリフォーム中で、「引越しは、まだ先だけど在庫があるうちに買っておきたい!」「入荷時期に合わせて早めに買っておきたい」等お考えのお客様に活用いただいているサービスです。
詳しくは、以下バナーからご覧下さいませ。
関連記事はこちら
この記事を書いた人
CONNECT
こんにちは。ライフスタイルショップ「CONNECT(コネクト)」です。北欧のブランド(ルイスポールセン・フリッツハンセンなど)を中心に照明・家具・ヴィンテージ家具やインテリア雑貨をセレクトし、販売しています。 また、インテリアから考えるお家づくりも手がけています。











