寺田尚樹さんに学ぶ、一生モノの北欧家具を選ぶ”モノサシ”と豊かな暮らし

こんにちは。CONNECTです。

突然ですが、皆さんはお部屋に家具を迎えるとき、本当に納得のいく選び方はできていますか?

インテリアショップに足を運んだり、雑誌やスマホで素敵なおうちのインテリアを見て、

・「こんなお部屋いいな~。でもうちをオシャレにするにはどうしたらいいものか…」
・「いつかは手に入れたい憧れの家具はあるけど、実際問題うちの部屋に合うのかなぁ…」
・「SNSで流行っているから自分も欲しいな~」
・「オシャレなお家の人ってだいたいこのイス置いてるから、このイスさえあったら間違いないよね?」
・「物価高の今だからこそ絶対に失敗したくない!」
・「そもそも何を基準に、どう家具を選べばいいのかわからない……」

などなど、インテリアに関するお悩みを抱えて悶々としてしまっている方はけっこう多いのではないでしょうか?

今回はそんな家具選びの確かな”モノサシ”を手渡してくれるような、ある素敵な対談動画から
建築家・寺田尚樹さんの著書『モダンファニチャーヒストリー』の出版記念にお話しされた、家具と暮らしの奥深いストーリーを一緒に少し紐解いてみたいと思います。

 

 

「一生モノ」の魅力を紐解く、デザインと家具を愛するお二人

本題に入る前に、動画でとっても楽しい掛け合いを見せてくれているお二人をご紹介します。

寺田 尚樹(てらだ なおき)さん
(建築家・デザイナー / 武蔵野美術大学 教授)
今回の書籍『モダンファニチャーヒストリー』の著者。
イギリスのAAスクールを卒業後、自身の建築士事務所を設立。建築から家具、プロダクトまで幅広いデザインを手掛け、名作「テラダモケイ」の主幹としても有名です。
家具輸入商社「インターオフィス」の社長を歴任されるなど、ヨーロッパの上質な家具の歴史に圧倒的な造詣をお持ちです。
CONNECTとは、「タカタレムノス(Lemnos)」や「アイスクリームスプーン」などのデザインを通して、10年以上前から続く長くて深いお付き合いがあります。


2010年に発表、グッドデザイン賞を受賞したCARVEDシリーズの新バリエーション「CARVED COLORED」


アルミニウムの熱伝導率を利用して、早くアイスを食べたい!を叶えてくれるタカタレムノス(Lemnos)の15%アイスクリームスプーン

 

藤本 美紗子(ふじもとみさこ)さん
(クリエイティブコンサルタント / 「inu」主宰)
東京を拠点に、国内外の家具メーカーやデザイナー、建築家のパートナーとして、企画からプロジェクトマネジメントまでクライアントに徹底して寄り添う「伴走型」スタイルで活躍されています。
CONNECTとは、北欧の上質なテキスタイルブランド「Kvadrat(クヴァドラ)」を通じて10年以上のお付き合い。
今回の書籍のベースとなった、寺田さんが手書きした膨大な「家具の歴史年表(A3サイズ4枚!)」をコロナ禍初期に目撃し、「社内勉強会だけじゃもったいない!」と、世の中に広めるきっかけを作った、今回のプロジェクトの頼もしい立役者です。

 

 

寺田尚樹さんの著書『モダンファニチャーヒストリー』のベースとなった年表。

進行は、私どもCONNECT代表の高木が務めています。
古くから信頼関係のある3人だからこその、温かくてディープな本音トークに、きっと引き込まれるはずです。


▲画像左から:CONNECT代表の高木、藤本さん、寺田さん

 

 

家具を選ぶための「モノサシ」を持ってみる

「これだ」と思える家具を選ぶとき、私たちが自信を持つにはどうしたらいいのでしょうか。
動画の中で、寺田さんは著書について「家具を選ぶ時のモノサシになるようなものになってくれれば」と語られています。

形が美しいから、流行っているからという理由だけでなく、
その家具が生まれた時代背景や作り手の思いを自分なりに咀嚼し、納得して選ぶこと。

それが、自分だけのブレない「モノサシ」になります。

ブランドという「他人の評価」ではなく、歴史という共通のモノサシを自分の中に持つことで、自分の「好き」に自信が持てるようになり、日々の暮らしに静かで確かな満足感をもたらしてくれるはずです。

 

 

世代を超えて受け継がれる「愛着」という価値


HOUSE OF FINN JUHL / 45 CHAIR

デンマークの巨匠フィン・ユールの名作チェアを例に、「愛着」について語られる場面にもハッとさせられます。

「おじいちゃんがあの椅子に座ってたんだよって。で、おじいちゃんが死んじゃってもお父さんが使って、それがまた孫に引き継がれていく。だんだんと色が変わってきたりとか。(中略)彫刻的なキャラクターというものは愛着ポイントとして重要なんじゃないかなと思います。」

合理性や価格の安さだけではない、どこか心を惹きつける美しいデザイン。
それは長く大切に使いたいと思わせる「愛着ポイント」になります。


FREDERICIA / The Spanish Chair

レザーの色が深まったり、少しの傷が残ったりすることも、家族の記憶として刻まれていく。
一つの家具が誰かの思い出の居場所になり、世代を超えて受け継がれていくというお話は、
モノを消費するだけではない、温かい暮らしのあり方を教えてくれます。

 

 

【動画の裏話】本には載せきれなかった!?おもしろ脱線エピソード

今回の書籍には、あまりに膨大な情報量ゆえに、泣く泣くカットした「はみ出しメモ(脱線記事)」がたくさんあるのだそう。
動画内では、そんな大人の好奇心をくすぐる裏話が次々と飛び出します。

例えば、昔のアメリカのテレビ番組『奥様は魔女』に登場する豊かな暮らしに、当時の日本の団地住まいの人々が猛烈に憧れたお話。
そしてその憧れが、なんとあのアニメ『魔法使いサリー』や、
巡り巡って『セーラームーン』のデザインの歴史(リ・デザイン)へと繋がっていくという、驚きの脱線トークも!

さらに、北欧の家具がこれほど世界中で注目されるようになったきっかけの裏には、
あの有名な建築「落水荘」のオーナーファミリーとの、知られざる人間関係のドラマがあったのだそうです。


▲落水荘(らくすいそう 英名:Fallingwater)のイメージイラスト。
アメリカの近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトが設計した、ペンシルベニア州にある世界的な名建築。滝の上に直接せり出すように建てられており、自然と見事に調和した「有機的建築」の最高傑作と言われています。

 

 

日常使いできるアートと共に、心を育む暮らし

寺田さんのお宅のインテリアを拝見していると、家具が単なる生活の道具ではなく
「目と体、そして心を豊かにしてくれる存在」であること、
そして長く大切にメンテナンスしながら「一緒に育っていく喜び」を教えてくれているように感じます。

たしかに、名作と呼ばれる椅子たちは、最初にお迎えするのに「えいやっ」と気合いのいる価格かもしれません。
でも、本物を手にして長く愛でていくことは、壊れたら修理してまた使う、
最後まで無駄なく使い切る「始末が良い」という、古き良き日本の「モノを大切にする心」に実はとても深く通じているのではないでしょうか。

「何かしら背景を知ることで愛着が湧くと、ただ椅子に座っているってことが豊かなことになるじゃないですか。」

明日、いつもの椅子に座ったとき。
あるいは、これから新しい家具をお迎えするとき。
そのものの背景にあるストーリーに少しだけ思いを馳せてみると、いつもの日常がほんの少し、特別に輝いて見えるかもしれません。

 

皆さまの明日からの暮らしが、より愛着に満ちた心地よいものになりますように。

 

◆ 記事に登場した寺田尚樹さんの著書はこちら

今回の対談のベースとなった書籍『モダンファニチャーヒストリー』は、CONNECTオンラインショップでもお取り扱いしています。

パッと開いたページから楽しく読める、暮らしの「モノサシ」になってくれる一冊です。

 


「これだ」と思える一生モノの家具に出会うための”モノサシ”になってくれる一冊。

建築家・寺田尚樹さんの著書『モダンファニチャーヒストリー』は、名作誕生の裏側がわかる読み物としても楽しめます。

文字でお伝えするだけでも深い気づきがあるお話ですが、実際の動画では、寺田さんやスタッフの熱を帯びた「声」や、クスッと笑えるお茶目なトークを丸ごと味わうことができます。

週末のリラックスタイムや夜の静かなご褒美時間に、ぜひ再生してみてくださいね。

寺田さんたちの穏やかで熱を帯びたお話に、きっと引き込まれるはずです。

▼ 本編はこちらから
”もう、家具選びで迷わない。一生モノに出会うための『自分だけのモノサシ』の作り方【本音トーク】”

 

 

 

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この記事を書いた人

Ikeda

Ikeda

結婚後、香川で生活している2児の母です。家具屋に9年勤続経験あり。大好きなインテリアに囲まれ、幸せな環境で働いてます。自分の経験と子供を持つ親の目線を交えつつ、お客様のお役に立てる情報発信に努めていきたいと思っております。

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