そばにあるだけで、心地よいひとときを
2014年に誕生した、FRITZ HANSENのテーブルシリーズ「ANALOG(アナログ)」。
有機的なフォルムと、人と人との距離を自然と近づけるようなデザインで、多くのダイニング空間に温もりを届けてきました。
そんなアナログシリーズから2024年、新たにサイドテーブルが登場しました。
デザインを手がけたのは、スペイン出身の世界的デザイナー、ハイメ・アジョン。
彼の作品ならではの温かみがあって柔らかな曲線美が、この小さなテーブルにも見事に息づいています。
一見シンプル、だけど唯一無二。まるでアートのように空間の中で静かに主張しながら、日常の中にさりげなく寄り添います。
名作ラウンジチェアの相棒にするならこれ!

エッグチェア(EGG)やママベアチェア(CH78)など、北欧家具には数々の名作ラウンジチェアが存在します。
そして、その憧れのラウンジチェアに欠かせない名脇役がサイドテーブルです。
優れたラウンジチェアの魅力は、美しいカーブを描く彫刻的な造形。その存在を引き立てるためには、サイドテーブルは主張しすぎないシンプルさを持ちながらも、洗練されたデザインで確かな存在感を放つことが求められます。実は、名作ラウンジチェアに釣り合うサイドテーブルは意外と少ないのです。
そんな理想を満たすのがこの「アナログサイドテーブル」。
シンプルで控えめでありながらも、個性と確かな存在感があり、曲線の美しいラウンジチェアと自然に調和します。
お気に入りの椅子に腰かけ、飲み物や本をそっと置けば、自分だけの特別なくつろぎの時間が完成。リビングにおけるパーソナルスペースに欠かせない相棒となるでしょう。
一台に宿る、愛らしさと頼もしさ!
アナログサイドテーブルの魅力は、その可愛らしいフォルムと、使うたびに感じられる確かな安定感です。
人気の「ANALOG(アナログ)」シリーズのダイニングテーブルをそのまま縮小したような天板や脚部は、このサイズになることで一層やさしい印象になり、見る人使う人に親しみと心地よさを与えてくれます。
天板

正方形でも円形でも楕円でもない、有機的でユニークなフォルム。
3つの形状の要素を融合した輪郭は、空間にやさしくなじみ、どこに置いても違和感がありません。幅62cm・奥行47.5cmとコンパクトながら、コーヒーカップや本、花器を気軽に置ける十分な広さがあります。

天板は、上面がフラットで、角がシャープに際立ち、下側に向かって滑らかにカーブしていくエッジ形状。実際の厚みよりも薄く軽やかに見え、指先にやさしく、持ち運びやすさにもつながっています。
脚部

平たいバーのような4本の脚が、天板の中央に向かってそれぞれ斜めに付いています。見る角度によって細さが変わる不思議な脚は、このテーブルの愛らしさを引き立てる要素のひとつです。
トランペットパーツ

脚と天板の接合部には「トランペット」と呼ばれる、ブラック粉体塗装のアルミパーツを採用。この形状はデザインのアクセントになるだけでなく、天板と脚の接地面を広げ、安定性を高めています。そのおかげで、約8kgと持ち運びやすい軽さながら、ぐらつきを防ぎ、どっしりとした安心感をもたらします。

脚の裏側には床を傷つけないよう、グライドが埋め込まれており、細部まで配慮された設計も嬉しいポイントです。
このように、愛らしさと頼もしさ、そのどちらもが、この小さな一台には詰まっています。
そのどちらもが、「ANALOG(アナログ)」らしい形から自然と導かれたものなのです。
「ただのサイドテーブル」じゃない、新しい使い方
このテーブルは、ソファやラウンジチェアの横に置くサイドテーブルとしてはもちろん、それ以上の役割も果たしてくれます。
たとえばベッドサイドでは、ポータブルランプやアロマを引き立てる静かなステージに。リビングでは、フラワーベースやキャンドルを飾るアートのようなディスプレイ棚としても使えます。

同時発売された「アナログコーヒーテーブル(JH63A)」とネストテーブルのように重ねて組み合わせれば、自然なリズムと奥行きが生まれます。
▲FRI SOFA(フリソファ) / アルミベース / Remix 422 × Vidar 472
RO(ロオチェア) / アルミベース / Hallingdal 130 × Canvas 124
FRI(フリチェア) / アルミベース / Remix 422 × Vidar 427
ANALOG(アナログ) / JH63A / ライトベージュ
KAISER idell(カイザー・イデル) / 6556-F / ホワイト
同じくハイメ・アジョンが手掛けたしたソファやラウンジチェアなどのアイテムと合わせると、フォルムの曲線が美しく呼応し、柔らかくアートのようなリビングシーンが完成します。
スタイリッシュな北欧モダン空間はもちろん、無垢材の温もりが感じられるナチュラルなインテリアにも自然になじむ。
引っ越しやリノベーション、新築など、住まいを見直すタイミングにも、自信を持っておすすめできる一台です。
木の個性が生きる、素材と仕上げ

天板と脚には、無垢のオーク材を贅沢に使用。
そのため、木目や節の表情はひとつひとつ異なり、世界に同じものがふたつとない特別感があります。
オーク材の表面はクリアラッカー仕上げ。薄いコーティングが施されているのでオイル仕上げやソープ仕上げよりも傷や汚れに強く、かつ木の質感や風合いも感じられる絶妙な仕上げです。
経年変化の進行もゆるやかなので、新品の時の明るいオーク材の色味を比較的長く楽しむことができます。
組み立ては、驚くほど簡単!
アナログサイドテーブルの組み立ては、とてもシンプルです。
付属の六角レンチと専用ネジを使い、脚の接続部分を天板裏の穴に差し込み、外側にスライドさせて固定するだけ。残りの3本の脚も同じ手順で取り付ければ完成です。
工具が苦手な方や女性ひとりでも無理なく組み立てられる手軽さで、届いたその日からすぐに使い始めることができます。
お手入れの仕方・お取り扱いの注意点
天板・脚部...オーク無垢材(クリアラッカー仕上げ)
https://www.fritzhansen.com/ja/sales-support/care-and-maintenance/lacquered-or-coloured-wood
脚部(トランペット型のパーツ)...アルミニウム(粉体塗装仕上げ)
https://www.fritzhansen.com/ja/sales-support/care-and-maintenance/powder-coated-metal
ハイメ・アジョン
スペイン・マドリード出身のデザイナー、ハイメ・アジョン。アーティストとしての顔も持つ彼は、プロダクトデザインとアートの境界を軽やかに超え、彫刻のように美しい家具を次々と生み出しています。フリッツ・ハンセンとは長年にわたって密な関係を築いており、「RO(ロオチェア)」「FRI(フリチェア)」「LUNE(ルネソファ)」「IKEBANA(イケバナ)」など、ソファやラウンジチェアからアクセサリーに至るまで、多岐にわたる名作を手掛けてきました。
ハイメのデザインはなぜ、こんなにも人を惹きつけるのか?
彼の作品に共通するのは、どこを取っても角のない、柔らかな曲線美。個性的でありながら空間にスッと馴染み、遊び心と上品さを同時に感じさせる、唯一無二のデザインです。アジョンにしか描けないそのラインは、まるで家具が語りかけてくるかのような、生き生きとした存在感を放っています。
若い頃から旅と芸術に強く惹かれ、ロンドンやパリ、ミラノを渡り歩いた経験が彼の感性を育みました。
アルネ・ヤコブセン等、先人の偉大なデザイナーの影響を受けつつ、現代の家具デザインに新たな風を吹き込む彼のプロダクトは、デンマーク国内でも“現代の新たなクラシック”と呼ばれるほどで、タイムレスな魅力を備えた未来の名作として高く評価されています。
アートとデザインを行き来しながら、時代にとらわれない家具を生み出し続けるハイメ・アジョン。その作品は、使う人の心にそっと寄り添うと同時に、空間そのものに詩的な豊かさをもたらします。
FRITZ HANSEN
時代を超えるデザインが集う、北欧の老舗ブランド

フリッツ・ハンセンは、創業150年以上の歴史を誇るデンマークの老舗家具ブランドです。創業以来、アルネ・ヤコブセンやポール・ケアホルムといった巨匠デザイナーとのコラボレーションにより、時代を超えて愛される名作を生み出し続けています。
クラフツマンシップと北欧のデザイン哲学が融合した家具は、木製以外にもスチールやレザーといった上質な素材と、洗練されたフォルムが特徴。セブンチェアやエッグチェアなど、彫刻作品のような名作の数々。単なる家具ではなく、空間全体を洗練された雰囲気に包み込みます。家具のみならず、照明やアクセサリーまで、トータルインテリアを提案できる豊富なラインナップも魅力です。