アーチの隙間が生む抜け感。伝統を覆した彫刻的なチェア
背もたれが座面から独立して弧を描くように設計された「WILLADSEN CHAIR(ウィラドセンチェア)」。アーチの隙間から視線が抜けることで、空間にすっきりとした余白を生み出します。
1950年代の重厚な布張り家具の伝統を覆した、部屋の中で呼吸する彫刻のような一脚です。
当時の常識を覆した、フィン・ユールの革新的な構想
▲ヴェイエンにあるソーレン・ウィラドセンのショールームで撮影されたSW 50シリーズ
1950年、芸術表現の独立性を重んじるフィン・ユールの型破りな構想から「ウィラドセンチェア」は生まれました。
腰部分に隙間を設けた構造は現在でこそ見受けられますが、当時は常識を覆すものでした。
造形を見た家具職人ソーレン・ヴィラドセンが「1904年の工房なら、これを作ると言えば監禁されていただろう」と語るほど。伝統的な家具の世界に驚きをもたらした、圧倒的な革新性を持つデザインです。
家具に穴を。現代彫刻のような佇まい
背もたれと座面の間に隙間を設けた理由は、家具を単なる実用品ではなく「空間の中で自立した存在」として捉えていたためです。フィン・ユールは、当時の重厚なソファの塊に現代彫刻のように「穴をあける」ことで、視覚的な軽やかさを生み出しました。
背面から見ても、光や視線が通り抜ける構造。布張り家具特有の圧迫感を払拭し、部屋の中に軽やかな余白を生み出します。
日々の休息に静かに寄り添う、フォルムと素材の美しさ
身体を包み込む計算された造形と、職人の手仕事が光る上質な素材選び。座るたびに心地よさを実感できます。
体を優しく受け止める、丸みを帯びたフォルム
座る人をダイナミックに包み込む、計算された曲線的なシルエット。背中からサイドへと優しくホールドされるような、安心感のある座り心地です。
少し角度のついた脚部が、確かな安定感とともに視覚的な軽やかさを与えます。
読書や休息の時間を、よりリラックスして過ごせる頼もしい造りです。
素材の良さを引き出す、手仕事の張り地と無垢材
脚部にはFSC®認証のオーク材、またはアメリカンウォルナット材を使用。上質な生地を、デンマーク国内の熟練職人が丁寧に張り上げています。
無垢材の温もりとファブリックの心地よさが調和する丁寧な造り。長く使うほどに木肌の味わいが増し、美しい経年変化を楽しめる仕様です。
空間を選ばず自然に馴染む、日々を癒す一脚
絶妙なバランスで構成されたプロポーションは、広々としたリビングから限られたスペースまで、さまざまな空間に自然と馴染みます。
後ろ姿も美しく整っているため、壁際だけでなく部屋の中央にも配置しやすいデザイン。窓辺や部屋の片隅に一脚置くだけで、日々の疲れを癒やすパーソナルな休息空間が完成します。
バリエーション
樹種:オーク材、ウォルナット材から選べます。
生地:多くの組み合わせがございます。素材の詳細や、お選びいただく際は、スタッフがサポートさせていただきますのでお気軽にCONNECTまでお問合せ下さい。

デザイナーについて
▶ Finn Juhl(フィン・ユール)
フィン・ユールは、1912年コペンハーゲン生まれ。当初、父親の反対で建築を学びましたが、
その過程で現代美術への関心を深め、独自の発想で家具デザインを手がけるようになりました。
1930年代に北欧モダンデザインが台頭する中、1937年の家具職人ギルド展への出展を機に頭角を現します。
ボーエ・モーエンセンやハンス J. ウェグナーと並ぶデンマーク近代家具デザインの代表的な人物です。
「世界で最も美しい椅子」と称される「No.45」や「チーフテンチェア」など、
優雅な曲線と彫刻的な造形が特徴。家具を芸術作品として捉える独自の発想と造形力で、数々の傑作を生み出しました。
ブランドについて

HOUSE OF FINN JUHL(ハウス・オブ・フィンユール)は、2001年フィン・ユールの夫人ハンネ・ヴィルヘルム・ハンセンにより、
フィン・ユール家具の製造と復刻生産に関する権利を与えられており、 当初の意図と同じ価値観と同じ品質で家具を製造しています。
このアプローチがなければ、フィン・ユールのトレードマークであるユニークな仕上げと繊細なディテールを実現することは不可能でしょう。
最高品質の素材は、何世代にもわたって使い続けられる、エレガントで快適、耐久性のある家具を作るための基礎となります。
したがって、最高級の素材を正確に選択することが、HOUSE OF FINN JUHLの主な焦点となっています。
今日、フィン・ユールのコレクションは40種類以上の作品から成り立っており、
そのすべては高い品質を保ち最上の敬意を払い製造されています。
コレクションの背景にあるハウス・オブ・フィンユールの「生産と職人技」

フィン・ユールの彫刻的な家具を制作するには、膨大な量の作業を要します。このソファは、現在もデンマーク国内にて職人の手作業で丁寧に張り込み(椅子張り)が行われています。
しかし、一つ一つの細部は、昔の家具職人の工房から来たかのように繊細で純粋でなければなりません。
また、私たちの次の世代も長く家具を楽しめるように耐久性のあるものでなければならず、最高級の素材を厳選することが、ハウス・オブ・フィンユールの最大の焦点となっています。
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