光を優しく吸収し穏やかな空間をつくる
リノリウム天板のテーブル
Artek(アルテック)より、限られた店舗でのみ展開される特別仕様のテーブルが登場しました。名作「ドムスチェア」の80周年を記念して作られた、特別なカラーパレットです。ダイニングや書斎に、落ち着きのある心地よい空気を定着させてくれます。
食器を置く音が心地よい天板
毎日の食事や作業で触れるたびに、素材の確かな温もりが手や耳から伝わります。コップを置いた時に「コトッ」と鳴る柔らかな音や、指先にしっとりと馴染むリノリウム特有の質感が特徴です。
表面の当たりが柔らかいため、書き物をする際にもペンの滑りが良く快適に作業できます。
日常を豊かにする3つの特徴
光を吸収するマットな質感
リノリウム天板は、自然光やペンダントライトの光を優しく受け止める、反射を抑えたマットな表情が魅力です。
昼夜問わず空間に落ち着きをもたらし、穏やかな時間を過ごすための空間づくりに適しています。
環境に配慮された天然素材
天板に使用されているリノリウムは、亜麻仁油、松脂、木粉などの天然素材から製造されています。環境に優しいだけでなく、使い込むほどに味わいが増す経年変化も特徴です。長く使うことで愛着が増していく素材です。
名作チェアに合う限定カラー
インテリアの配色をより深く楽しめる、スタンダードコレクションには存在しない特別な配色です。長年愛され続けてきた「ドムスチェア」の多彩なバリエーションを、より美しく引き立てるために作られた背景があります。
オリーブでつくる軽やかな空間
明るさの中にホッと息をつけるようなリラックス感を構築できる、「ナチュラルラッカー×オリーブリノリウム」の組み合わせです。アルヴァ・アアルトデザインのチェア69と自然に調和し、観葉植物の瑞々しいグリーンとも相性が良いカラーです。
食事も作業も快適なレイアウト
テーブル90A(円形)にはレザー張りのドムスチェアを合わせ、異素材のコントラストを楽しむスタイルもおすすめです。
テーブル80A(長方形)は奥行き60cmのコンパクトな設計で、限られたダイニングスペースにも適しています。片側にドムスチェアのような奥行きのあるチェアを置いた場合も、向かい側にベンチ153Aを合わせることで視界が抜け、空間を広く見せることができます。
また、このスリムな形状は、リビングの一角に設ける書斎スペースに置いても圧迫感を与えません。
ライフスタイルの変化に合わせて、用途を限定せず汎用性高くお使いいただけます。
ラミネートとリノリウム、仕上げの違い
ラミネート天板は光を弾き、つるりとした硬い表面が特徴で、手入れのしやすさを重視する方に向いています。
一方、リノリウム天板は光を柔らかく吸収し、表面の当たりが柔らかい素材です。落ち着いた空間や、触れた時のしっとりとした心地よさを求める方に適しています。使い込むほどに表情が育つ、リノリウム特有の経年変化もお楽しみいただけます。
仕様とサイズ展開
部屋の広さや用途に合わせて選べる2つの形状と、それぞれ2色のカラーバリエーションを展開しています
TABLE 80A(長方形)
・カラー
オリーブ
脚:バーチ材・ナチュラルラッカー仕上げ
天板:オリーブリノリウム
バーガンディ
脚:バーチ材・ウォルナットステイン仕上げ
天板:バーガンディリノリウム
・サイズ
W1200 × D600 × H720mm(天板の厚み:約40mm)
TABLE 90A(円形)
・カラー
オリーブ
脚:バーチ材・ナチュラルラッカー仕上げ
天板:オリーブリノリウム
バーガンディ
脚:バーチ材・ウォルナットステイン仕上げ
天板:バーガンディリノリウム
・サイズ
φ1000 × H720mm(天板の厚み:約40mm)
フィンランドとArtek
国土のおよそ73%が森林と自然豊かな土地フィンランドでつくられたArtekの家具は、柔らかく素朴なデザインで、少しの幸せを運んでくれます。
フィンランドでは、デザインは限られた人のためのラグジュアリーではなく、日常の暮らしの一部として捉えられています。簡潔で、機能的、かつ実用性と美を兼ね備えている、それがフィンランドのデザインです。
Artekは、アアルト自身が家具の生産と販売を行い、自身で使用するために、 美術史家のニルス・グスタフ・ハールの紹介で知り合ったマイレア邸の施主、美術コレクターのマイレのグリクセンと妻アイノとで1935年に共同設立されました。 現在も、設立された当時と同じフィンランドのトゥルク市郊外にある工場でArtekの製品は生産、販売されています。
フィンランド産の木材の美しさは、複数の樹種の混交林で生育することや、北欧の土に含まれるミネラル分の影響によるもので、こうした木々の中から樹齢80年もの木がArtekのプロダクトに用いられています。
アアルト夫妻は、一貫して自然の中にみられる造形から影響を受け、ほとんどの場合、自然素材を用いたモノづくりを行っていました。 また、Artekの自社工場では、無駄なく木材を使用するために端材を燃料にするなど、独自に森林の保全に貢献しています。
アルヴァ・アアルトによるデザイン
Artekのほとんどの家具は、フィンランドで生まれ育ったアルヴァ・アアルトによるデザインです。
フィンランドの田舎町クオルタネ出身のアアルトは、森林業務官の祖父と測量技師の父、郵便局員の母をもち、アラヤルヴィ、ユヴァスキュラという地方都市で少年時代を過ごしました。原風景は、フィンランドらしい森と湖に囲まれた大自然です。
建築やインテリアへの考えは、両親や祖父、自然に触れた幼少期から蓄積されたものであり、無意識の中にこそ建築と芸術に共通する源が深く根差しているとアアルトは信じていました。 アアルトが認めた建築と芸術に共通するもう一つの特徴は、あらゆる創造的活動の出発点として素材を扱い、利用することでした。
シンプルでモダン、機能主義的な形をフィンランドの木を使って表現できないだろうか、と終生このテーマに取り組み、フィンランドの木を使ったL-レッグをつくりだし、数々の名作を残しました。
L-レッグ
Artekがつくる家具のほとんどには、L-レッグという技法が施されています。
この技法ではまず、まっすぐな無垢のバーチ材に20cm程度のスリットを5本刻み、できた隙間にベニヤと接着剤を入れます。次に、機械で熱して曲げてから余分な部材を落として、残った隙間を木くずでパテ埋めします。そして最後に、仕上げとしてヤスリがけが行われます。 スリットにベニヤを挟むことで、曲げやすく、無垢材よりも強度のある部材になります。 3年の月日をかけて開発されたこの技術は、アアルトだけではなく、家具職人のオットー・コルホーネンのよき協力のもとできたものでもあります。
味わいが増していく、経年変化
Artekの家具は、経年変化を楽しんでいただけます。
経年変化が残す傷や色の変化の痕跡を、フィンランドでは「パティナ」と呼び、それは魅力であり、価値であると捉えています。90Aテーブルと合わせた66チェアは、5年ほど経った色味です。新しいものと比べると、色が少し濃くなっています。
1930年代に製造された家具は、現在でもヴィンテージとして市場に出回り、長年にわたって愛されながら使用され続けています。そのため、Artekの家具は様々なヴィンテージ家具との相性がとても良く、コーディネートの幅も広がります。
ぜひ、お気に入りの椅子やテーブル回りのインテリアを見つけて、自分らしいスタイルをしつらえてみてください。
天板の塗装とお手入れ
リノリウムは、亜麻という花の種から取れる亜麻仁油に木粉、コルク粉、石灰粉を混ぜ、天然色素が添加されている素材です。アルテックのリノリウムは、多孔性の表面に汚れがつきにくいよう、薄いアクリル層で覆われています。
日常のお手入れは、マイクロファイバーの布で乾拭きしてください。必要に応じて、水で薄めた中性洗剤を含む柔らかい布で表面を拭き、その後硬く絞った布でしっかりふき取って乾かしてください。
長くお付き合いいただくために
Artekの製品を、長い年月、愛着を持ってお使いいただけるよう、破損部の修理、部品毎の販売などにお応えしています。L-レッグ1本からのご購入も可能ですので、お気軽にご相談ください。
また、安心してご使用いただくために、お買い上げより2年間のメーカー保証がついています。