こんにちは。スタッフのマサキです。我が家ではソファを置かず、一人掛けのラウンジチェアを2脚置いて家族４人が過ごしています。
ソファを置かないことで、部屋を広く使うことができますし、ラウンジチェアは自分の好きな場所に移動することができるので、それぞれが思い思いの場所に移動させて使用しています。何よりソファがなくなって良かったことは、TV中心の生活じゃなくなったこと。ソファの処分と同時に部屋のど真ん中にあったTVを個室に移動させました。そのおかげか、TVをとりあえずつけっぱなしの生活ではなくなり、本などを読む時間が増え心が豊かになった気がします。

そんなラウンジチェアのある生活を送っている我が家ですが、いつかお迎えしたいと思っている憧れのチェアがあります。それがカール・ハンセン＆サンのCH78 ママベアです。

△ CH78 ラウンジチェア（復刻ママベア） / オーク材・オイル仕上げ / PASSION（パッション）13101

ママベアは、疲れた体を優しく受け止めてくれる包容力に満ちた佇まいで、そこにあると座らずにはいられない、そんなラウンジチェアです。
実際、出勤して毎朝ママベアに座るのが日課になっていて、座るたびリラックスしすぎて仕事を忘れてしまいそうになります。

 

今回はCH78 ママベアの魅力を改めてご紹介しつつ、使い方やシーンの提案をさせていただきたいと思います。ラウンジチェアを検討されている方、空間的にソファを置くことは難しいけれど、ゆっくりくつろげるスペースを作りたいという方はぜひ参考にしてくださいね。

 

▷CH78 ママベアについては、こちらのブログ「CH78（ママベア）CARL HANSEN & SONのおすすめラウンジチェア」も合わせてご覧ください。

 

 

 

ラウンジチェアのある暮らし

ソファは「部屋の顔」という言い方もされますが、一方でサイズが大きい上に、空間のフレキシビリティをなくしてしまう可能性があります（物置になっていたり、いつの間にか家族の誰かのベッドになってしまっている、なんてことはありませんか？）。また、マンションやアパートなどコンパクトな空間では、ソファを配置しようとすると、日常生活に必要な動線に制限がかかってしまうことも。
ラウンジチェアは、コンパクトな限られた空間でもリラックスできるパーソナルな空間を作りたい方、読書に没頭できる空間を作りたいと思っている方、家族構成の変化に伴って大きなソファは必要なくなり、自分だけのくつろぎ空間を持ちたい方にピッタリなアイテムなんです。

 

 

 

ここが凄い。ママベア3つの秘密

①人間工学に基づいたデザインで極上の座り心地

ステッチによって背もたれに膨らみをもたせ、そこが丁度座った時に背中のラインにフィットするので自然で楽な姿勢で座ることができます。包み込まれるような心地よい座り心地です。

頭まで覆うハイバックなので首が痛くなりにくく、背もたれと張り出したウィング部に体全体を預けてリラックスできます。
座面高さは40cm。女性が座っても足が床につき安定感があります。

△身長163cm 女性

 

座面の傾斜は、立ち座りしやすく尚且つゆったりとした座り心地を感じられるように設計されています。これ以上傾斜が深すぎると立ち上がりは難しくなるし、またあまりに平坦だとラウンジ感を失います。深すぎず浅すぎず、秀逸な角度です。

 

そしてついつい触りたくなるアーム部分。良質なオーク材を丁寧に削りだしており、絶妙なカーブを描いているので触り心地が非常によくずっと触っていたくなります。またアームの先が突き出していることにより、手でしっかりと掴むことができ、立ち座りが楽に行えます。

デザインのアクセント、座りやすさに寄与するだけでなく、アーム全体が木製であることによって生地と直に手や肘が接触せず、汚れや擦れを気にせず使えるようになっています。
一生使う生活の道具として家具をデザインしているウェグナーだからできたラウンジチェアなのです。

 

 

さらにリラックスした座り心地を求める方にはこちらのオットマンがおすすめです。

△ E016 EMBRACE FOOTSTOOL / オーク材・オイル仕上げ・Fiord（フィヨルド） / フットスツール

ママベア専用のオットマンはありませんが、こちらのエンブレイスフットスツールはママベアと同じ張地を選べますし、デザイナーであるEOOSがカール・ハンセン＆サンのコレクションと違和感のない組み合わせになるようにデザインしているので、ママベアとの相性も抜群です。

 

 

 

②ネックピローの役割

オプションのネックピローを足すことでより快適な座り心地へ。

△CU CH78 NECK PILLOW / ママ・ベアチェア専用ネックピロー / PASSION（パッション）13101

座る人によってピローの高さを簡単に変えることができ、首と背もたれとの隙間にピローがあることによってしっかりと頭を支えてくれます。

 

座っていないときも、ネックピローがあることによって、ステッチの弓なりの形とピローがデザイン上で対照しあって、背面が大きく間の抜けた印象になりがちなところを引き締めてくれます。

 

 

 

 

③見えないところまで

安価な椅子では柔らかいパイン材や場合によっては段ボールのような素材で中の形が作られていたりしますが、ママベアは中材に良質のビーチ材でしっかりとしたフレームが組み立てられています。
そのフレームには背もたれ部分にスリットが作られており（丁度背もたれのステッチ部分）、そこに張地を引き込むことで美しい張り加工を実現しています。フレームのスリット部分は張り作業の起点となり、表では背もたれのステッチ部分として現れ、座った際の体のフィット感を高める役割を担っています。
デザイン的にもピローとともに広い背もたれの良いアクセントになっており、道具としての機能性（座り心地）+製法の合理性（張り加工がしやすい）+デザインとしての審美性（大きな背もたれのアクセント）と、ステッチ一つにこんなにも意味を持たせたウェグナーデザイン。使い手、作り手どちらのことも考えられているという点が家具職人であったウェグナーのなせる業です。

 

 

 

Hans J. Wegner / ハンス J. ウェグナー（1914 – 2007）

ハンス J. ウェグナーは、1914年にデンマーク南の町トゥナーで靴修理職人の息子として生まれました。デンマークの家具職人H.F. スタールベルグに弟子入りしたのはわずか14歳の時。その後、彼はコペンハーゲンに移り、1936年から1938年まで美術工芸学校で学び、家具デザイナーとしての道を歩み始めました。

デンマークの家具デザイナーの中で最も創造的で革新的、かつ多作なデザイナーとして知られ “椅子の巨匠”と呼ばれるまでになったウェグナーがデザインした椅子は500種類以上にも及びます。そしてその多くが名作として世界中で高い評価を受けています。

 

 

 

コンパクトな限られた空間にこそラウンジチェア

ママベアは角がなく様々な曲線で構成されており、どの方向から見ても美しいフォルムです。またスラリと伸びた脚がスッキリとした印象を与えます。アーム全体が木製であることで、椅子全体にメリハリがつき、シャープに見えるのも特徴です。限られたコンパクトな空間にも圧迫感なく置いていただけます。

夕食後や家事の合間にホッと一息つきたい時ママベアが受け止めてくれます。
家族の気配を感じながらもパーソナルな空間を作れるママベア。ヘッド部分が少し張り出して湾曲しているので適度なプライベート感を演出します。

ママベアとサイドテーブル、ラグを敷けばそこはもうあなただけのコージーコーナー。「自分だけの空間」「自分だけの時間」がつくれるラウンジチェア。座るだけでゆったりとした贅沢な時間が流れます。

 

 

 

読書に没頭できるラウンジチェア

皆さんはおうちのどこで読書をしますか？ソファ？書斎？ダイニングスペース？
ソファだと姿勢が定まらず、何度も座り方を変えたり横になってみたり。また、ソファの近くにはTVが鎮座していて、TVがあるとどうしても家族が集まり本を読みたいのに集中できないということもあるかもしれません。
書斎など自分だけの個室があれば申し分ありませんが、なかなか書斎まで構えているお宅は多くないと思います。

そこでオススメしたいのがこのCH78ママベアです。張り出しているヘッドのおかげで適度に周りの環境から遮断されて没入感を得られます。

ママベアは前述したとおり、背もたれと座面の角度、背もたれに施されたステッチにより本当に楽に姿勢よく座ることができます。ただ座ってるだけなのに姿勢を整えてくれているようにさえ感じます。座面も柔らかすぎず程よい硬さで、沈み込みが少ないので長時間座っていても疲れません。

座った際にアームの付け根に丁度肘がフィットするので本を読む姿勢を楽に保てます。

ママベアに座って本を読み始めるとあっという間に時間が過ぎていきそうですね。

 

 

 

ファブリックについて

美しい張り加工が特徴のCH78 ママベア。張地の面積が大きく曲面が多いので、光の当たり方や光の色温度によって見える色の印象が違ってくるメランジュ系のファブリックがおすすめです。

CONNECTでは、デンマークを代表するテキスタルメーカーKvadrat（クヴァドラ）の「Fiord（フィヨルド）」と「Hallingdal（ハリンダル）」、デンマークの老舗テキスタイルメーカーGabriel（ガブリエル）の「Passion（パッション）」をおすすめしています。

 

 

■Fiord（フィヨルド）

△Fiord 0271

テキスタイルの表面全体に細かなドットが散りばめられており、 かすかに立体的なパターンで構成されています。これは、ノルウェーのフィヨルドのさざ波の上にきらめく真珠のような月光を描いているそう。単色糸の網目から見える混合糸、というような作りでシンプルながら立体感のある織りの表情豊かな生地です。

 

 

■Hallingdal（ハリンダル）

△Hallingdal 130

Kvadrat初のテキスタイルであるHallingdal。クラシカルな北欧インテリアと相性の良い生地として今なお愛され続けています。ウールの素朴な素材感を生かしたしっかりとした厚みと、美しいカラーが特徴で、北欧の名作家具との相性も非常に良い王道生地です。

 

 

■Passion（パッション）

6 つの異なるトーンの糸を複雑にブレンドして織っているため、一見シンプルですが奥行のある肌ざわりも落ち着いたとファブリックです。やや不規則で細やかな格子模様が特徴的です。ニュージーランド産ウールを91％、ポリアミド9％を使用しています。

 

 

3種類それぞれウールをメインとしたファブリックなので、どれも公共物件でも使える程の強度があります。そのなかでも「PASSION」と「Hallingdal」はマーチンデールと呼ばれる耐摩耗性が特に強い生地となっています。

▷マーチンデールとは？

 

 

 

まとめ

ハンス J. ウェグナーの名作チェア・CH78 ママベア、いかがでしたでしょうか。無機質なものに囲まれる現代、ストレスから一瞬でも解放されたいと願うすべての人におすすめしたいラウンジチェアです。自然に育まれた天然素材が使用され、有機的なフォルムのママベア。あなたも上質な自分だけのリラックス空間・プライベート空間を作ってみませんか？

 

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