『色彩の巨匠』Kvadratの人気デザイナーGiulio Ridolfo(ジュリオ・リドルフォ)

Kvadrat
 
はじめまして、CONNECTスタッフのimaiです。
今年から東京にもCONNECTのオフィスができ、新しく入社した私は日々インテリアについて学んでいます。
 
CONNECTで取り扱うブランドのひとつに『Kvadrat(クヴァドラ)』というデンマークの生地メーカーがあります。
高品質かつ耐久性、デザイン性の高さからヨーロッパでシェアNO.1を誇り、長年使い続けられるテキスタイル作りを目指しコレクションを発表し続けているブランドです。
 
 
Kvadaratについて詳しくはこちらのブログをご覧ください。
 
 
そんなKvadratの生地について勉強を始めた私が、まず最初に驚いたことがあります。
それは、“生地にデザイナーがいる”ということ。
 
家具や洋服、雑貨などにデザイナーがいるというのは知っていたのですが、素材である生地自体にデザイナーがいるなんて!と衝撃的でした。
さらに驚きなのは、世界の名だたる数多くのデザイナーが個性豊かに様々な生地をデザインしていて、ひとつひとつの生地に名前やストーリーがあることです。
 
また、Kvadratのショールームを訪れた際に、「Serpentine(サーペンタイン)」という生地に出会い、色彩や色の組み合わせ方・織り感を見てこんな素敵な生地を見たのは初めて!と感銘を受けました。
どんな人がデザインした生地なのだろう?と気になり調べたところGiulio Ridolfo(ジュリオ・リドルフォ)という人気デザイナーがデザインしたものだったのです。
 
 

Giulio Ridolfo(ジュリオ・リドルフォ)とは・・

Kvadrat
 
この鮮やかな色使いのファッションを身に纏っている彼が、イタリア人デザイナーのGiulio Ridolfo(ジュリオ・リドルフォ)です。
kvadratでデザインを手掛けているものは、張地・カーテン・ラグと様々です。
彼の特徴は、旅先でみた風景や写真・アート・ファッションからインスピレーションを得てデザインをすること。
 
『生活の中で何かを集めるのが好き』と語っており、日常の中からいつもデザインのもととなるものを探しています。
石ころをポケットに入れて持ち歩き、様々な色や質感の組み合わせを試していたこともあるそうです。
パターン・色・テクスチャ―など複数の異なる要素や表現を組み合わせて、独創的な色彩を創り出すことが得意で、彼のデザインした生地はどれも絶妙な色使いで惹き込まれます。
 
頭の中でイメージしたことをカタチで表現するのは容易いことではないですが、色の提案だけに留まることなくデザインと製造工程の深い部分にまで関わり、常に新しいものを生み出しています。
 
そんな彼がデザインした生地は10種類ほどあり、カラーバリエーションはなんと200色以上あります。その中からお気に入りの生地を選ぶのは大変ですよね。
今回は、家具の生地選びの時に皆さんがよく悩まれるポイントにフォーカスをし“CONNECTオススメの生地”を厳選してご紹介いたします。
 
 
 

リドルフォのオススメ生地4選

『さらっとシンプルな生地が好みだけど、すぐに飽きちゃうんじゃないか?』
『個性的な織り感がある生地が好きだけど、北欧家具とのコーディネートが組みづらそう』
そんなお悩みの声をよくききます。
 
リドルフォの生地にはそれぞれのお悩みを解消できるぴったりな生地があるんです!
 
 
 
Q1:『シンプルな生地が好みだけどシンプルな生地は合わせやすい一方、見栄えが単調になり飽きるのでは?』
 
⇒シンプルなものは誤魔化しが利かない為、細かなディテールが重要。
例えば一見単色に見えるけど、アップで見てみると糸に何色も使用されているような生地を選べば、見る距離や角度、見る時間帯によって表情が変わり飽きがきません。
また、使われている糸の色の中から色を拾って、カラーコーディネートを組むとまとまりのある空間になり単色の生地を使うよりも単調になりにくいです。
 
 
 

【シンプルでありながらディテールに凝ったリドルフォの生地2選】

 

Remix3(リミックス3)

72色展開

Kvadrat Remix3
 
織り目が細かいため遠くから見ると単色に見えますが、近くでよく見ると混色の生地です。
縦糸と横糸を合わせて最大6色の糸が複雑に組み合わされています。
 
Kvadrat Remix3
Kvadrat Remix3
▲Remix3 / 0836
 
Remix3はインドの伝統的な藍染めからインスピレーションを得ているためブルーの色彩表現が特徴的です。
様々なブルーと他の色を組み合わせることによって、非常に多彩なバリエーションを表現しています。
 
Kvadrat
 
リドルフォはブルーの色彩の中にある、さりげない光沢を表現することを目指したのです。
色彩の表現の仕方が非常に細やかで、ずっと見てしまうような奥深さを感じさせる生地です。
 
Kvadrat Remix3
 
 
 

Canvas2(キャンバス2)

45色展開

Kvadrat Canvas2
 
Canvas2はデンマークにある港町スカーゲンの風景にインスピレーションを得てデザインされています。
選び抜かれた繊細な色使いが、キラキラと輝く海辺の透き通った空気感や美しい自然の風景を感じさせます。
先ほど紹介したRemix3と似ており一見単色に見えますが、縦横それぞれ最大3色の糸が細やかに使われ、上品で落ち着いた表情をもっています。
またRemix3とは織り方に違いがあり、Canvas2はやや凹凸がある織り感でソフトな印象を感じさせます。そのため、お部屋の雰囲気を温かみのある感じにしたい方にはCanvas2がオススメです。
 
Kvadrat Canvas2
Kvadrat Canvas2
▲Canvas2 / 0926
 
Kvadrat Canvas2
 
 
 
 
Q2:『織り感がある生地は表情に面白みがあるけど主張が強くてコーディネートが組みづらい?』
 
⇒確かに主張の強い生地って合わせるのが難しいですよね。
しかし、織り感がある生地でも色彩や色の組み合わせ方が自然な風合いであれば、お部屋の様々なシーンで美しく取り入れることができます。
リドルフォは草花などの自然物や旅先の風景からインスピレーションを得て色をデザインしているので、独創的な織り感と空間への馴染みやすさを兼ね備えた生地を手掛けています。
 
 

【織り感が独創的だけど取り入れやすいリドルフォの生地2選】

 

Steelcut Trio3(スティールカットトリオ3)

54色展開

Kvadrat Steelcut Trio3
Kvadrat  Steelcut Trio3
 
Steelcut Trio3は、先染めした3種類の色の糸を使用しており、ピラミッドを想わせる凹凸感のある表面が特徴の生地です。
近くで見ると色どり豊かですが、遠目で見ると印象が変わり主張しすぎないです。
 
Kvadrat Steelcut Trio3
Kvadart Steelcut Trio3
▲Steelcut Trio3 / 0176
 
『虹のような効果を求めて光が見せる「玉虫色の光沢」を探求しました』とデザイナーは語っています。
光を柔らかに輝かせる色彩がさりげない立体感を演出し、湾曲したソファなどに採用すると色使いの面白さが感じられ、家具の美しいフォルムがより引き立ちます。
織りの面白さと主張しすぎない落着き感を兼ね備えているため幅広いシーンで使いやすい生地です。
 
Kvadrat
▲このようなモノからイメージを膨らませています。
 
 
 

④Serpentain(サーペンタイン)

12色展開

Kvadarat Serpentain
 
2024年のミラノサローネで発表された新作生地Serpentain。
 
リドルフォが旅をした際、そこで見た街並みの色からインスピレーションを得てその色彩をデザインに落とし込んだ生地です。
横糸はイタリアの風景から、縦糸はメキシコの街並みから色を採取したそうです。
 
Kvadrat
 
またチロリアンリボンからインスパイアされてこの生地が生まれました。
イタリアとオーストリアにまたがるアルプス山脈東部の地域、チロルで作られている民族衣装に施される幾何学模様の柄や刺しゅうがあしらわれたリボンを指します)
 
Kvadrat
 
表面は少々ボリュームのある織りが特徴です。
毛足が長い原毛のみを使った梳毛糸(そもうし)でできており、毛羽がなく滑らかで上品な艶のある生地です。ダイナミックな配色が生み出す独特な風合いが魅力。
 
Kvadrat Serpentain
Kvadrat Serpentain
▲Serpentain / 0428
 
ラウンジチェアやダイニングチェアなど小ぶりな家具で、お部屋のアクセントとなるようなコーディネートがオススメです。
 
 
そんなSerpentainを張ったSWANチェアの限定モデルが現在キャンペーン中です。
ブログ用600サイズ (11)
 
 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ジュリオ・リドルフォは一見シンプルでも混色で魅力的な表情を持つ生地や、独創的な織り感でも自然で柔らかい風合いをもつ生地をKvadratとともに創り出しています。
そのような二面性をもつ生地を生み出すリドルフォの“色の世界”に惹き込まれます。
色彩の巨匠ジュリオ・リドルフォの生地をお家に取り入れてみてはいかがでしょうか。
 
気になる生地がございましたらお気軽にお問い合わせください。生地サンプルの取り寄せも可能です。
 
 

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この記事を書いた人

imai

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CONNECT東京スタッフです。インテリア・建築・アートが好きで、休日は気になる場所へ足をはこんでいます。お客様の暮らしが心地よく豊かになるお手伝いができるよう日々北欧インテリアの勉強に励んでいます。

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