ラウンジチェアPK22についてお問い合わせいただきました!
今回のブログではFRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)のラウンジチェアPK22の仕様による座り心地の違いについてお問い合わせをいただきましたので、ご紹介いたします。
PK22は、北欧モダンの巨匠ポール・ケアホルムのPKシリーズの中でも代表的な名作であり、1956年に発表されたラウンジチェアです。
仕様は、キャンバス、レザー、籐からお選びいただけます。(2023年8月時点現在)
Q:PK22の限定モデルのリネンと定番のレザーや籐のモデルの座り心地(座面の硬さやしなり具合等)の違いについて教えてください。
A:3種類の仕様の座り心地についてご説明していきます。
籐以外の仕様は、ベースに耐久性の高いキャンバス地を張り込み、その上に生地やレザーを張り仕上げています。
その仕上げの素材によって、多少座り心地が変化します。
ベースのキャンバス地の耐久性が高いため、大きくたわむことはありませんが、生地やレザーは、使用しているうちに身体の丸みに沿って少しずつたわみがでてきます。そのたわみにより新品の一番張り感が強い状態と比べ、数年使用したPK22はより身体にフィットし座り心地の良さが感じられます。
①PK22 リネン(数量限定モデル)
リネン素材のため、レザーに比べるとより座った時の風合いの滑らかさを感じられます。
軽いサンディング加工を施したリネン素材のため体に触れた時にやさしく包み込まれる感覚です。
化学繊維のポリアクリルを混合することにより、耐久性や耐光性がさらにあがります。
※詳しくはこちらのブログもご参考ください。
PK22の王道のレザー仕様はポール・ケアホルムの素材へのこだわりを忠実に守った高品質のレザーです。
フリッツ・ハンセンのレザーはすべて世界的にも有名なデンマークの老舗レザーブランドSØRENSEN社のものを使用しております。
高品質なレザーだからこそ、表面に余分な加工は施さず、レザー本来の質感を大切に仕上げています。
そのため、レザー張りのチェアのイメージとしてよく耳にする座った時の冷たさや滑りへの不安は感じにくくなっています。
レザーはファブリックと比べると風合いは異なりますが、しなやかなかけ心地はPKシリーズに共通しています。
フリッツ・ハンセンの厳選された籐を使用しているため、長く使用してもたわみや痛みは少ないです。
何日もかけて丁寧に高い技術力で製作されているからこそのクオリティです。
何年か使用することで、色味も少しずつ深みを増してきます。
座った時に籐そのもののボコボコした編目を感じられる仕様です。
ポール・ケアホルムは、素材の探求を重ね、自然本来の美しさを生かすということを最も大切にしてきたデザイナーです。
日本の建築にスタイリッシュなPKシリーズを取り入れることで、空間に軽やかさが生まれます。
親日家のケアホルムだからこそ私たちの生活に自然と馴染みやすいデザインなのではないかと思います。
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この記事を書いた人
taoka
CONNECTで働き始めてインテリアの大切さを改めて実感する毎日です。北欧の家具一つ一つに込められたストーリーをお伝えしながら皆さまの心地よい暮らしづくりのお手伝いができればと思っています。