取り付けについて
図の配線器具がついていれば、本体の取り付け・取り外しが電気工事なしで簡単に行えます。
【 ペンダントコード長さ加工価格 】
引掛シーリングキャップ上端から、器具下端までが全長となります。加工は全長をご指定ください。
※コード加工の際に、多少の誤差が生じる場合がございます。予めご了承ください。

- ワイヤータイプの「PH Septima」「Toldbod400」は価格が異なりますのでお問合せください。
- 電源が一箇所しか無くてもペンダントライトを2灯吊れる取付簡易型ライティングダクトレールをご希望の方はこちらから。
- ライティングダクトレールに取り付けられる、ライティングレール用引掛けシーリングボディをご希望の方はこちらから。
たったひとつで、空間を満たす。
桜色の光が、時と共に深く美しく。
北欧デザインの象徴とも言える、ルイスポールセンのPHシリーズ。電球のまぶしさを隠しながら、手元を明るく照らす機能性を持った照明器具たちです。
そんなPHシリーズの中でも、特に人気が高く使いやすいサイズの「PH 3 1/2-3 グラスペンダント」に、2025年、待望の「ペール・ローズ」カラーが新たに加わりました。
PH 3 1/2-3 グラスペンダント 真鍮×ペール・ローズの基本情報

老舗照明ブランド、ルイスポールセンのPHシリーズは、これまでに100種類以上ものモデルが生み出されてきました。
この「PH 3 1/2-3」という数字の並び、どう読めばいいか迷いますよね。これは「ピーエイチ サンニブンノイチ ノ サン」と読みます。
モデル名の数字はシェードのサイズを表し、「PH 3 1/2-3」は、現在製造されているPHガラスシェードペンダントの中でも中間的なサイズに位置します。非常に使いやすい大きさで、日本の住空間にもしっくりと馴染みます。
PH 3 1/2-3 グラスペンダント 真鍮×ペール・ローズの魅力
1. たった1灯で、空間全体が明るく満ちる
PH 3 1/2-3 グラスペンダントは、直径約33cmというサイズでありながら、幅160cmまでのダイニングテーブルを1灯で十分に明るく照らすことができます。これは、ガラスシェードが光を全方向に効率よく広げるためです。電源の数が限られているマンションなどでも、これ1灯でダイニング全体を明るくできるため、すっきりとした美しい空間を作ることができます。
ダイニングテーブルに1灯で明るく照らすペンダントライトをお探しなら、「PH 3 1/2-3 グラスペンダント」がおすすめです。
2. 心地よい光


ずっと眺めていられるあたたかい灯りの理由はシェードに隠されています。シェードのカーブは、巻き貝のカーブを応用した「対数螺旋(たいすうらせん)」という設計で、光の反射角度を的確にコントロールし、まぶしさを抑えながら手元をしっかりと明るく照らします。
シェードには、古代イタリアの伝統的な吹きガラス技術を用いて手作業で制作されたイタリア製のペールローズ色ガラスが使用されています。ガラスシェードは、透明・ペールローズ・乳白・透明の4層で、表面はつるっとした質感で、内面はマットでサラサラになっています。このサラサラした加工はフロスト仕上げと言い、まぶしい光をやわらかい光に変えてくれます。そのおかげで目に優しく、お料理もおいしそうに見えるグラデーションの光を生み出しています。
3. 経年美をまとう、空間に映える桜色


ペール・ローズのPH 3 1/2-3 グラスペンダントは、ポール・へニングセンが開発した当時のオリジナルモデルにならい、無塗装の真鍮(しんちゅう)をツヤなく仕上げています。
ペール・ローズ×真鍮のカラーは、ホワイトとは異なる魅力を持っています。無垢真鍮のソケット部分は、時の経過とともにひとつひとつ異なる表情を見せ、経年変化を楽しむことができます。これにより、単なる照明器具としてだけでなく、時間とともに愛着が深まるインテリアアイテムとして、長くご愛用いただけます。
また、ペール・ローズは桜のようなほんのりピンク色。点灯していない状態でも、白い壁に映えることで空間に奥行きを与えてくれます。
ペール・ローズ×無垢真鍮 VS ホワイト×真鍮メタライズド

ペール・ローズ×無垢真鍮:温もりと経年変化を楽しむ
桜のような柔らかなピンクと、時間と共に風合いを増す無垢真鍮が織りなす温かみが特徴。点灯すると乳白ガラスと違いはほとんど分かりませんが、ペール・ローズの方がより温かみのある光を放ちます。
【こんな方におすすめ】
・経年変化を楽しみたい方:真鍮の風合いが変化していく過程を愛でたい方。
・温かみのある空間を演出したい方:柔らかな温かみのある光で、リラックスできる場所を求める方。
・個性と落ち着きを両立させたい方:シックなインテリアにアクセントを加えたい方。

ホワイト×真鍮メタライズド:永遠の輝きとモダンな印象
清潔感のあるホワイトと、鏡のような輝きを永く保つ真鍮メタライズドの組み合わせ。
真鍮メタライズドはPVDコーティングにより、経年変化せず、購入時の輝きを保ち続けます。モダンで洗練された印象を与え、空間を明るく都会的に演出します。
【こんな方におすすめ】
・輝きを永く保ちたい方:真鍮特有の酸化による変化を避けたい方。
・モダンで洗練された空間を好む方:すっきりとした印象のインテリアを目指す方。
・明るく都会的な雰囲気を求める方:光を最大限に活用し、開放的な空間にしたい方。
ピンクというと少し抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、点灯していない状態でも、白い壁に映えることで空間に奥行きを与えてくれます。照明器具は白一択という方にも、ぜひ選択肢に加えていただきたい、そんな魅力的なカラーです。
乳白の3層吹きガラスシェードのモデルは、真鍮メタライズドの他にもバリエーションがあります。
PH 3 1/2-3 グラスペンダント 真鍮メタライズド
PH 3 1/2-3 グラスペンダント シルヴァー・クローム
PH 3 1/2-3 グラスペンダント ブラック・メタライズド
PH 3 1/2-3 VS PH 3/3
PHガラスシリーズのペンダントで、ペール・ローズのカラーがあるのは「PH 3 1/2-3」と「PH 3/3」です。それぞれの特徴を見ていきましょう。

■PH 3 1/2-3 広範囲を照らしシャープな印象
「PH 3 1/2-3」は、PH 3/3と比較してより広範囲を照らすことができます。デザインもシャープな印象で、モダンな空間にもよく馴染みます。
■PH 3/3 コンパクトな「基本型」でエレガントな食卓を
「PH 3/3」は、PHランプの「基本型」と呼ばれるモデルです。シェードサイズの比率が3:2:1と、コンパクトで丸みのあるデザインが特徴。真鍮との組み合わせで、よりエレガントな雰囲気をもたらします。
1灯吊りの場合はテーブル幅約900~1200mmと相性が良く、バランスの取れたダイニング空間になります。
どちらのPHガラスペンダントも、ペール・ローズの柔らかな色彩とガラスシェードの美しい光が魅力です。ダイニングのサイズや、お部屋全体の雰囲気、求める光の広がりによって最適なモデルを選んでみてください。
3枚シェードシステムとペール・ローズ色の秘密

PH 3 1/2-3 グラスペンダントは、デザイナーのポール・ヘニングセンが1927年に発明した「3枚シェードシステム」に基づき設計され、効率的な下方への光と、部屋全体への柔らかな拡散光を両立。
1930年頃、ルイスポールセンはポール・ヘニングセンと共に、色付きガラスシェードの照明を発表し、遊び心を加えながらも「光の質」を決して損なうことなく、温かみのあるランプとして絶賛されました。特にペールローズ色は、当時からヘニングセンが好んだ色でした。
このガラスシェードは、職人が鉱物の粉やオパールホワイトを混ぜて何層も重ね、色付けしています。1,400°C以上の高温で色が定着し、ガラスの厚みが微妙な色合いの違いを生み出し、ハンドメイドならではの美しい風合いが生まれます。
コーディネート&スタッフレビュー

■照明チームリーダーおすすめセット
照明チームのリーダーがおすすめするのは、CARL HANSEN & SON(カール・ハンセン&サン)のBA103ダイニングテーブルと組み合わせるセットです。この組み合わせは、PH 3 1/2-3 グラスペンダントの魅力を最大限に引き出します。
BA103の無垢材の脚がもつ木の温かさと、PH 3 1/2-3 グラスペンダントの無垢真鍮から放たれる柔らかな輝きが美しく調和し、空間全体に温かみをプラスします。白い天板のテーブルと合わせることで、照明からの光が効果的に反射し、ダイニングをより一層明るく演出。BA103との組み合わせは、まさに最高の選択です!
■シックにもなじむ、大人のためのピンクインテリア

「ペール・ローズ」は、桜のような柔らかなピンク色が特徴です。この色は、可愛らしい印象を与えがちですが、決してそれだけではありません。実はブラックや、アイボリーのインテリアとも相性抜群なんです。シックな空間にアクセントとして取り入れれば、甘すぎないこなれ感のあるお部屋に。ピンク色が空間に柔らかく溶け込み、優しい雰囲気をプラスしてくれます。

さらにお部屋の雰囲気をよくしたいなら、テーブルランプやフロアランプ、ウォールライトで壁を照らすのがおすすめ。空間に奥行きが生まれますよ。PH 3 1/2-3グラスペンダントは全発光する照明なので、アルミやスチールシェードの下方に光が出るタイプの照明と組み合わせると、よりバランスの取れた空間になります。
※おすすめのテーブルランプ・フロアランプ
YUH(ユー)/ Table / 真鍮
VL38 Table
VL38 Wall
VL38 Floor
テーブル面からのおすすめ高さは60~70cm

テーブル面からの高さは60~70cmがおすすめです。これ以上高く吊ると手元がどんどん暗くなり、ふと見上げると電球の光が直接目に入ってきてまぶしいという現象が起きてしまいます。
CONNECT BLOG:低く吊る理由とは?オシャレなだけではない北欧ペンダントライト>
メンテナンスについて
定期的に(6か月程度)部品のゆるみがないか点検してください。普段のお手入れは乾拭きでほこりを取りましょう。汚れがあるときは、軟らかい布に中性洗剤を浸し、よく絞って拭いた後乾拭きしてください。屋内専用ですが、湿気や水気の多い場所での使用はできませんのでご注意ください。ガラスシェードに汚れがあるときは、シェードを1枚ずつ外し、食器用の中性洗剤と柔らかいスポンジでやさしく洗った後乾拭きしてください。ガラスシェードが破損してしまった場合、スペアパーツのご購入も可能です。ご希望の方はお問い合わせください。

▲Louis Poulsen(ルイスポールセン)/Doo-Wop(ドゥー・ワップ) 真鍮
ソケットカバーは真鍮無塗装仕上げのため、空気に触れると酸化が進み、時間とともにブラウンがかった色合いに変化し、光沢が抑えられて渋みが増します。もし光沢のある表面を保ちたい場合は、市販されている真鍮磨き剤で磨いてください。
器具を取り付けられる際には、付属の手袋をご使用ください。
ご新築、リフォーム計画中の方必見!
インテリアの見え方が激変する、フラットシーリングカバーをご存知ですか?これがあれば照明をよりスッキリと、美しく見せることができます。ただし、天井と電気の工事が始める前には決めておかないといけないのでお早目の計画が必要となります。詳細はこちらをご覧ください。

テーブルと電源の位置がズレている方必見!
電源が一か所しかない場合でも、ダクトレールを設置すればテーブルと電源の位置のズレをこれで解消できます。また、ペンダントライトを多灯吊りしたい場合にもおすすめです。詳細はこちらをご覧ください。

「北欧照明の父」ポール・ヘニングセンとは?

Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン) 1894-1967年
1894年、デンマーク中心部のオードルップに生まれ、高等学校を中退しテクニカル・カレッジで建築工法を学ぶ。自身の設計事務所をコペンハーゲンに設立後、ルイスポールセン社と協働を始め、複数のシェードから柔らかな光が降り注ぐランプを開発。良質な光を得るための機能的なデザインを生涯にわたり追及し、100種類以上のランプをデザインしました。また、照明以外にも、ジャーナリスト、アーキテクト、エディター、詩人、ソングライターとして多岐にわたり活動しました。特に彼の辛口の批評は有名で、無視できない論客として当時のデンマーク社会に強い影響力を放った人物です。
老舗照明ブランド、ルイスポールセンとは?

北欧デンマークの照明ブランド。創業一族のポールセン一家は1800年代末頃から工具・電気用品の販売を手掛けていました。1924年にパリの博覧会のためにポール・ヘニングセンと共同で開発した照明器具が高い評価を得て、照明器具の発売を開始。これが100種類以上のラインナップを誇るPHシリーズの始まりとなりました。現在では、ルイスポールセンは近代照明のルーツといわれ、世界の照明デザインに大きな影響を与えている"北欧のあかり"となっています。