CH280 SOFA
ハンス J. ウェグナーが探求したモジュール式の快適性
1980年代、ハンス J. ウェグナーは、デンマーク家具デザインを代表する存在として確固たる地位を築いていました。カール・ハンセン&サンのコレクションにおける後期の作品のひとつであるCH280 ソファは、ウェグナーが追求し続けた人間工学とクラフトマンシップ、そして現代の暮らしの変化に寄り添う柔軟な発想を体現しています。
アームレスト付きユニット、ミドルユニット、フットスツールの3つのモジュールで構成されたこのソファは、自由にレイアウトでき、くつろぎながら自然な会話が生まれる空間を演出します。
素材の美しさを活かしたデザインの中で、ウェグナーはFSC™認証を受けた無垢のオーク材のフレームをあえて見せる構造を採用しました。背もたれ部分のわずかに湾曲したスラットは、やさしく身体を預けられるよう設計されています。低めの座面と、手作業で張り込まれたゆったりとした背・座クッションが、深いくつろぎをもたらします。
アームレスト付きユニット、ミドルユニットは、シンプルな連結金具によって接続でき、さまざまな空間やライフスタイルに合わせて柔軟にレイアウトすることができます。フットスツールはモジュールに連結せず、お好みの配置で自由にお使いいただけます。
暮らしの変化に寄り添う。
ウェグナーが遺した「美しき可変ソファ」
1980年にハンス J. ウェグナーがデザインした名作が復刻されました。アーム付き、アームレス、フットスツールの3種を組み合わせるモジュール式ソファです。カール・ハンセン&サンが手掛ける、ウェグナーデザインのファブリックソファのうち、4人掛け以上が提案できる唯一のモデル。ご自宅の空間に合わせて自由に形を変えられます。
L字なのにコンパクト
日本の住宅にもスッキリ収まる絶妙なサイズのモジュール設計のため、大型になりがちなL字ソファでありながら圧迫感なく配置できます。L字の角で両手を広げて深く体を預けられる形はウェグナー作品としては珍しく、アームレス側から脚を伸ばしてシェーズロングのようにもくつろげます。
ウェグナーが描いた可変構造
自由に向きを変えるモジュール
座面下に配置されたシンプルな金属金具をはめるだけで、モジュール同士を手軽に連結・分離できます(※フットスツールは接続不可)。直線の並びやL字型だけでなく、金具を外して単体のパーソナルチェアとして向かい合わせるなど、用途に応じた配置が可能です。
どこから見ても美しい格子フレーム
背面は軽快な美しい格子状で構成され、お部屋の中央にも美しく映えます。
前脚は面取りした正方形に近い形状、後ろ脚はスッキリとしたかまぼこ型。前から見て脚が重なっても重たい印象を与えないよう計算されたデザインです。
さらに、L字コーナーの背面には2つのフレームをなめらかに繋ぐアール状の木製パーツがあしらわれており、後ろ姿の美しさと意匠的な一体感を高めています。
体をしっかり支える独立クッション
元マットレスメーカーであるゲタマ社のノウハウを継承し、CH290と同等の硬めの座り心地を実現。座面下のウェビングテープと反発力の強いウレタンが体を支えます。
背もたれの傾斜に沿ってカーブするクッションや、L字コーナー用クッションの面取りカットなど、丁寧な仕立ても特徴です。張り込み式ではなくフレームとクッションが独立した構造のため、カバーを取り外してお手入れできる点も魅力です。
ライフスタイルと共に変化する形
人生の節目に合わせた拡張性
基本となるアームレス(幅64cm)からスタートし、暮らしに合わせてL字型や多人数掛けへと拡張できます。単身時からファミリーまで、住まいや間取りが変わってもレイアウトを変更して使い続けられる、暮らしの変化に長く寄り添う家具です。
美しく調和するCH086テーブル
同じく1980年にウェグナーがデザインしたCH086コーヒーテーブルとの組み合わせもおすすめです。脚部の角の面取りや可変する構造美など共通のディテールを持ち、空間に美しく調和します。
ファブリックで楽しむ「色」と「座り心地」
色をまぜ、重ねる「色の可変性」
形の組み替えだけでなく、単色に囚われず「色をまぜる」「重ねる」コーディネートが楽しめるのもモジュール式ならではの魅力です。
この色の可変性を生かし、経年変化を楽しむオークオイルのフレームに温かみのあるアイボリー生地と深みのあるダークブラウン生地を隣り合わせることで、空間に心地よい立体感と深みが生まれます。
張地で変わる座り心地
本製品はレザーの設定はなく、ファブリック(布)のみの展開となります。内部のウレタンは同一ですが、張地によって座り心地が変わります。生地選びの参考に、メーカースタッフが体感した硬さの違いをご紹介します。
Vidar(ビダー):生地が薄いため、明らかに一番柔らかく感じる。
Sisu(シス):若干厚みがあり、Vidarよりは硬さがある。
ブークレ素材(Storr等):一番テンション(張り)を感じ、硬くて沈み込みが浅い。
後悔しないソファの選び方
カール・ハンセンの定番と比較
CH292などの定番モデルは、いずれもアームが付いた完成型ソファです。
これらに対しCH280のアームレス2台構成は、肘掛けがない分だけ座面を端までいっぱいに使え、並んで座っても圧迫感がありません。定番の肘付きモデルより価格が抑えられる場合もあり、将来的に買い足しや組み替えができる自由度の高さも大きな強みです。
他社のモジュールソファと比較
▲Karimoku New Standard(カリモクニュースタンダード) / ELEPHANT SOFA(エレファントソファ) / シェーズロング
アルファベットソファ(フリッツ・ハンセン)やエレファントソファ(カリモクニュースタンダード)などの一般的なモジュールソファと比較すると、木枠のフレーム構造やレイアウトの柔軟性に違いがあります。
▲FRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン) / ALPHABET SOFA(アルファベットソファ) / PL210-4 / STEELCUT TRIO / W2100
足元までファブリックで覆われたタイプは、床に座って背もたれにする「床座スタイル」でも寄りかかりやすい魅力があります。
一方、CH280はオーク無垢材のフレーム構造を持ち、立ち座りのしやすさや床下の掃除がしやすい抜け感が特徴です。張り込み式ではないため、クッションカバーが取り外してお手入れできる点や、アーム付きモジュールを90度回転させて左右のアーム位置を自由に変更できる柔軟性がCH280ならではの強みです。
1980年のウェグナーの挑戦
1962年にハンス J. ウェグナーが手掛けた、木工技術の魅力あふれる名作「CH290シリーズ」などの完成型を経て、1980年にゲタマ社に向けて生み出されたのがCH280です。社会環境や住環境、家族構成の変化に「家具でどう応えるか」という問いに対し、用途に合わせて形を柔軟に変えられる設計で答えを出しました。この名作を、カール・ハンセン&サンが復刻・継承しています。
仕様とバリエーション
フレーム
・樹種:オーク材
・仕上げ:全4種(オイル / ソープ / ホワイトオイル / ブラック塗装)
張地
・素材:ファブリックのみ
※モジュールごとに異なるカラーの張り分けが可能です。
FAQ|よくあるご質問
Q. モジュールの連結や組み替えは自分で行えますか?
A. 座面下に配置されたステンレス製の連結金具を使用して、ご自身で着脱可能です。
Q. フットスツールもソファ本体に連結できますか?
A. 金具による固定はできませんが、ソファの隣にぴったり寄せて置くことで、脚を伸ばせるシェーズロングやオットマンとして問題なくお使いいただけます。固定されていない分、来客時に離して単体スツールにしたり、サイドテーブル代わりに使ったりと柔軟に移動できるのがメリットです。
デザイナー|ウェグナーとは?
▶Hans J. Wegner(ハンス J. ウェグナー)
世界中で愛され続ける名作を数多く生み出した「椅子の巨匠」
1914年、デンマークの南ユトランドに生まれたウェグナー。主に椅子のデザインを追求し、500脚以上のデザインをしていることから、椅子の巨匠として世界中で知られています。見た目の美しさと、人間工学的な人の使い心地のよさとの融合を探求し続けた家具デザイナーです。
2007年1月26日、92歳で逝去
ブランド|カール・ハンセン&サン
▶CARL HANSEN & SON(カール・ハンセン&サン)
北欧家具の巨匠、ハンス J. ウェグナーの家具を最も数多く製作する CARL HANSEN & SON社の家具からは、一切の妥協を許さないクラフトマンシップ、考え抜かれたデザイン、デンマークが誇る伝統的な製作技術、そして、なによりも家具に対する深い愛情を感じることができます。
当店は、カール・ハンセン&サンのオフィシャル・パートナーショップです。