ウェグナーの想いが詰まった、とっておきのダイニングチェアPP58。

巨匠ウェグナーがたどり着いた、究極のダイニングチェア

▲ 左:アイナ・ピダーセン(PP Mobler創業者)右:PP58に座るハンス J.ウェグナー
20世紀を代表する北欧家具デザインの巨匠、ハンス J.ウェグナー。彼の40年にわたるものづくりの集大成ともいえるのが、このPP58チェアです(兄弟モデルにPP68チェアもあります)。ウェグナーが目指したのは、ただ美しいだけでなく、使う人の体と心にそっと寄り添う椅子でした。そのあふれる情熱が、PP58の隅々まで息づいています。ムダをなくした先に生まれた、いつまでも色あせない美しさ。そして、座る人を包み込むような心地よさ。ウェグナーの温かい想いが、この一脚にぎゅっと凝縮されています。
PP Mobler(PPモブラー)

PPモブラーは、ウェグナーの家具を最も多く作っている、デンマークの工房です。職人の丁寧な手仕事と、地球に優しいものづくりへの深いこだわりは、PPモブラーの大切なDNA。ウェグナーの想いを受け継ぎ、世代を超えて使い続けられる家具を作るという理念は、PP58にもしっかり息づいています。
▶PP Mobler については、こちらのブログもぜひご覧ください。
なぜ選ばれる? 見た目の美しさと、とびきりの座り心地
美しいデザインと使いやすさが一つに

「事物をできる限りシンプルで純粋に表現すること...木に魂と生命力を与えること。」
「私の作品は芸術作品ではありません。日用工芸品なのです。」
というウェグナーの言葉通り、ムダをそぎ落とし、細かなところまで計算し尽くされたかたちは、まさに「日常を豊かにする、用の美の傑作」と呼ぶにふさわしいものです。やわらかな丸みを帯びたデザインは、どんなお部屋にもすっとなじんで、さりげなくおしゃれな存在感を放ちます。
さらに、木の選び方から、どこをどう使うか(木取り)まで、細部にわたるこだわりがPP58の美しい木目を一層引き立てています。じっと見ていると、この椅子が語りかけてくるような、深い品格と力強さを感じられます。
身体に寄り添う快適な座り心地

背もたれとアームは、最上級の座り心地が得られるよう人間工学的にデザインされています。細かなところまで行き届いた心遣いが、座り心地の良さに表れており、何時間でも座っていたくなるほどの快適さです。丸く削られたアームは、触り心地もなめらかで、見た目もとてもきれいです。

座面には、厚みのあるウレタンのクッション材が入っているため、座るととてもやわらか。太ももの裏への圧迫感が少なく、長時間座っても快適で、体勢を変えても心地よさが続きます 。 一度座ったら、きっとその快適さに驚くことでしょう。
▶座り心地について、こちらのYoutube動画をぜひご覧ください。
理想的なアームレストの高さと形

写真はPP58とそっくりな兄弟モデル、PP68です。PP58もこのPP68と同じように、アームが短く作られているため、ダイニングテーブルの下に椅子をすっきりと収めることができます。これならお部屋を広く使えますし、立ち座りもとてもスムーズ。毎日の生活で椅子が邪魔になることもありません。

並べてご覧いただくとわかる通り、PP58とPP68は、座面素材と前脚の貫の形状が異なりますが、それ以外は全く同じデザインです。

さらに、アームの裏側が平らに削られている点に加え、少し幅広に作られたアームの形状と、脚との強固な接合によって、テーブルの天板にしっかりと引っ掛けることができ、安定した状態で椅子をぶら下げておくことも可能です。これならお掃除もらくらく、いつもきれいを保てますね。
最新の技術と職人の技が一つになった傑作
PP58の魅力は、機械技術と、職人の丁寧な手仕事が、とても上手に組み合わさっていることです。
木材を選ぶところから最後の仕上げまで、一切妥協しない職人のこだわりと、最新の技術が合わさって、最高の品質と丈夫さが実現しました。

まず、樹齢80~100年の木から切り出した一本の無垢材を、蒸気で曲げます。その後、正確な加工を可能にする最先端ロボット「CNCマシン」で成形。PPモブラーが特注した、この5軸フライス加工ロボットは柔軟性が高く、職人の長年の経験と技術で作られたプログラム通りに、PP58のアームレストのような複雑な曲線もきれいに再現します。

PPモブラーのベテラン職人たちの手で丁寧に作り上げられるPP58。そこには、大量生産の家具にはない、温もりと魂が宿っています。
▶製造過程の様子はこちらのYoutube動画をぜひご覧ください。
長く使えるって、本当に嬉しい。

椅子のつなぎ目(接合部)は、強度を高めるために「ほぞ組み」という技法(ほぞと呼ばれる凸部を、ほぞ穴と呼ばれる凹部に差し込む方法)を用いています。なんと1トンもの引っ張り強度に耐えることが試験で証明されています。 PP58は、長年にわたって安心して使い続けられる堅牢性(揺るぎない丈夫さ)を持つ椅子です。
家族の物語を刻む椅子

PP58/68は、PP Moblerが作る椅子の中で最も販売数が多い椅子として世界中で愛用されています。
使えば使うほど木の風合いが増して、家族の思い出を刻む家具として、子どもや孫の代までずっと大切に受け継がれていく、そんな価値を持っています。
『自分がデザインしてきた椅子のありとあらゆる “いいところ” を生かした椅子』
ウェグナー自身がそう語るほど、見た目の美しさ、説得力のある構造から生まれる座り心地の良さ、
そして、この椅子があることによって生まれる日々の快適さ、全てを兼ね備えた椅子となりました。
スタッフレビュー
「背板の角度が絶妙なんです!」

深く座ると、腰を後ろからそっと支えてくれる傾斜があり、身体を預けられる安心感があります。
実際に腰痛の時に座ってびっくり!腰の位置がピタッと定まり、とても楽に座れました。
PP68との違いは、ペーパーコードではないレザーの座面です。厚みがあり、座り心地がよりソフトなのもおすすめポイントです。
「私にとってPP58は、まさに最強ダイニングチェア "四天王" の一角です。」

背もたれの絶妙なカーブは、角がなく、身体に吸い付くようにフィットします。深く腰掛けても、姿勢を崩して浅く座っても、どんな体勢でもしっかりと支えてくれる安心感があり、本当に楽に座れます。
これは、ウェグナーが「さまざまな角度から座れること、どの角度からでもサポートできるのが良い椅子だ」と考えていたことの現れだと感じます。その哲学が、アームから背もたれへと続く形状にぎゅっと凝縮されているんですね。
また、ナチュラルレザーの座面を使っていますが、汚れはあまり気になりません。むしろ、汚れることを自然な変化として、その味わいを楽しんでいます。
こんな方におすすめ

「本当に良いものを、長く大切に使いたい」そう願う、審美眼をお持ちの方。
北欧デザインがお好きな方。シンプルだけど、温かい雰囲気のお部屋を作りたい方。
ダイニングチェアとしてだけでなく、デスクチェアとしても使いたい方 。
地球に優しいものづくりに共感される方。
日々の暮らしに、心の豊かさをもたらす特別な一脚を迎え入れたい方。
ウェグナーの哲学が詰まった、唯一無二の座り心地とデザインを求める方。
おすすめコーディネート
無垢材のダイニングテーブルと合わせて、家族が集う、温もりあふれる空間に。
例えば、写真のようにPP85/160 クロスレッグドテーブルや、PP75/Φ120テーブルのような木製のテーブルとは、相性抜群です。PP58チェアの美しい木目とテーブルがしっくりなじんで、お部屋全体が穏やかで統一感のある雰囲気に。日々の食事の時間が、心地よい座り心地と美しいデザインに囲まれた、特別なひとときへと変わるでしょう。
知っておきたい、メンテナンス方法
普段のお手入れ
■木部(アーム・脚 / ソープ仕上げ・オイル仕上げ)
湿らせて固く絞った柔らかい布で軽く拭き取り、その後乾いた布で丁寧に拭いてください。
■座面(レザー)
湿らせて固く絞った柔らかい布で拭き、乾拭きで仕上げてください。
■座面(ファブリック)
定期的にほうきや掃除機で、優しくホコリを取り除いてください。
半年~1年に1度のお手入れ
■木部(ソープ仕上げ)
薄めた石けん水に浸した布を硬く絞ったもので拭く。汚れがひどい場合は、泡立てた石けんで洗う。
▶参考ブログ【ソープメンテナンス】はこちら
■木部(オイル仕上げ)
家具用オイルをやわらかい布で塗装し、乾拭きして仕上げる。
▶参考ブログ【オイルメンテナンス】はこちら
■座面(レザー)
レザー用クリームをやわらかい布で塗布し、乾拭きして仕上げる。
修理や張替えについて
CONNECTでは、家具を安心して末永くご使用いただくためにアフターメンテナンスも承っております。
修理・メンテナンスについてお困りごとがございましたら、まずはお気軽にご相談ください。