「ただ座るため」だけじゃない。
空間に軸を通し、暮らしに寄り添うソファ
家族と過ごす時間。ひとりでくつろぐ時間。そして、ときには仕事に向き合う時間。
寄りかかり、あぐらをかき、ときには寝転ぶ。姿勢を変えながら、気づけば一日の中で、いちばん長く身を預けている場所のひとつが、ソファかもしれません。
けれど実際には、
「最初は座っているけど、だんだん疲れて、気づけば床に座っている」
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
それは座り心地というより、“ひとつの姿勢しか許されていない”ことが原因かもしれません。
本来、日本の暮らしはもっと自由で、畳の上で、あぐらをかいたり、寝転んだり。そのときの気分に合わせて、自然と姿勢を変えていく。もしソファも、そんな風に使えたなら…という想いからデザインされました。
くつろぐ、考える、寝転ぶ。あらゆる時間を受け止めながら、空間を整えていく。
静かに軸を通すように、暮らしに寄り添うソファです。
ソファの枠を超える、自由で多様な過ごし方
従来の応接間で使われていた「ただ座るため」のソファとは異なり、A-S01は現代の多様な暮らしのシーンを想定して設計されています。
① デイベッドのようにくつろぐ
アームクッションを枕(ピロー)代わりにすれば、そのまま横になってゆったりとくつろげます。
② 畳のように「あぐら」をかいて
奥行きが深いため、ソファの上であぐらをかいても快適。
畳で過ごしてきた日本人の生活文化を受け継ぎ、まるで床に座るような感覚でリラックスできます。
③ 床に座って、背もたれとして
あえて床に座り、座面クッションを背もたれに、アームをサポートとして使うスタイルも。
どんな姿勢でもしっかりと受け止めてくれる懐の深さが、このソファの大きな魅力です。
空間から家具を考える「正直なデザイン」
従来の家具づくりが「もの起点」であったのに対し、カリモクケーススタディは「空間起点」。
建築と家具の分断を埋めることを目的に、空間全体の調和を前提として設計されています。
このソファを手がけた建築家・芦沢啓治氏が大切にしているのは、「正直なデザイン」という思想。
機能性・必要性・素材の正しさを徹底的に追求し、余計な装飾を削ぎ落とすことで、本質的な美しさを導き出しています。
単体で強く主張するのではなく、「空間に置いたときに完成する家具」。
流行に左右されることなく、長く空間に寄り添う普遍的な形がここにあります。
Case Study 01|Kinuta Terrace
「ケース」= ひとつの建築プロジェクト
カリモクケースの「ケース」とは、実在する「建築プロジェクト」を指しています。
通常の家具作りとは異なり、まず特定の建築(空間)があり、その場所のために家具をデザインする。
その「事例研究(ケーススタディ)」から生まれたコレクションであることが、名称の由来です。
都心の静寂を紡ぐ、緑と光の集合住宅
東京・世田谷に佇む、1991年に建てられた36戸の集合住宅。そのリノベーションプロジェクト「砧テラス」から、カリモクケースの物語は始まりました。
都会の喧騒の中にありながら、中庭の豊かな自然と光が室内に溶け込む。
「外と内のつながり」をテーマに、住まう人が自然体でいられる穏やかな空間を目指して、すべての家具が書き下ろされました。
「誠実さ」でつながる日本と北欧の協業
このプロジェクトは、建築家・芦沢啓治氏とデンマークのノーム・アーキテクツの協業により実現しました。
共通するのは、素材に対する誠実さと、シンプルでありながら温かみを感じさせる「ソフトミニマリズム」の思想。
日本の職人技と北欧の感性が融合し、国境を越えて長く愛される普遍的な美しさが、この場所から描き出されました。
建築家たちが語る、空間への想い
「家具はそれ単体ではなく、空間全体の一部として、背景のように静かに佇むべきだと考えました。」
── 芦沢啓治
「私たちが目指したのは、触れるたびに安らぎを感じる素材感。それらが光と重なり合い、住まいを特別な聖域へと変えてくれます。」
── ノーム・アーキテクツ
余計なものを削ぎ落とし、暮らしに寄り添う造り
部屋のラインを整える、美しい直線の構成
日本建築に見られる、水平と垂直の美しいライン。
A-S01は、その構成美をデザインに落とし込んだ、低重心で広がりのあるソファです。
フレームには、先進的な木工技術と職人の手仕事が融合。
無駄のない水平・垂直のラインが際立ち、凛とした佇まいを生み出しています。
だからこそ、空間のラインに自然と溶け込み、置くだけで、ばらばらだった要素が静かに整っていく。
空間に、心地よい統一感と、穏やかなリズムをもたらしてくれる理由です。
座面クッション下の木桟には、積層巾接集成材を採用。
つなぎ目を感じさせない滑らかな表情と、均質で美しい木肌が特徴です。
とくに背面に贅沢に使われた木部は、このソファの大きな魅力のひとつ。
これほどの木材を使用しながら、優れたコストパフォーマンスを実現している点も見逃せません。
大きくても圧迫感がない、背面の抜け感
幅のあるゆったりとしたサイズでありながら、部屋を広く見せてくれます。
その理由は、低めに設定された背もたれと“抜け”のある構造にあります。
背面に余白を持たせることで視線がスッと抜け、構造的な強度を保ちながらも視覚的な軽やかさを実現。部屋の中央に配置しても、空間の広がりを妨げません。
くつろぎと作業を両立する、安定感のある座り心地
座り心地は、身体をしっかりと支える程よい弾力を持たせた設計。
深く沈み込みすぎないため長時間座っても疲れにくく、自然と姿勢が整います。
付属のクッションは、それを含めた姿こそが「A-S01の完成形」となるよう、デザインの一部として設計されたもの。
時には枕として、時には背に当ててパソコン作業を支えるサポートとして。
「何もしない時間」と「考える時間」、そのどちらにも寄り添うバランスを備えています。
▲座面クッションは、カリモク自社製造のウレタンを重ねたこだわりの6層構造。 高い耐久性でへたりにくく、長きにわたって上質な座り心地を保ちます。
直線と曲線を重ねて作る、心地よいバランス
直線で構成されたA-S01ソファには、あえて「やわらかな曲線」を合わせるのがCONNECTのおすすめです。
ソファ前のコーヒーテーブルや照明、ダイニングには、有機的な曲線美をもつチェア(Yチェアやセブンチェアなど)を取り入れることで、直線と曲線が美しく重なり合います。
その結果、モダンでありながら緊張しすぎず、落ち着きのあるリラックス空間が生まれます。
カラーバリエーション
理想のインテリアテイストに合わせて、最適な組み合わせをお選びいただけます。
木部カラーバリエーション

ピュアオーク

スモークドオーク

グレインマットブラック

ケヤキブラウン
国産の無垢材を使用。
角は丁寧に面取りされ、触れるたびになめらかな質感を感じられます。
張地: デンマーク・Kvadrat社のファブリック。
高品質な素材は、見た目の美しさはもちろん、使い込むほどに暮らしに馴染んでいきます。
暮らしに寄り添うサイズ展開
一人掛けから、空間の主役となる大型サイズまで。
A-S01は、住まいの広さや家族構成に合わせて、最適なボリュームをお選びいただけます。
・STOOL / 1Seater
一人掛けとしての収まりの良さを追求した1シーター。
他のサイズがデイベッドとしてのくつろぎを優先し奥行きを深く設計しているのに対し、こちらはコンパクトな奥行きにすることで、自分だけの時間を楽しむ特等席としての心地よさを実現しています。
スツールはソファと合わせるオットマンとしてはもちろん、来客時の予備椅子としてなど、フレキシブルに活躍します。
※STOOLと1Seaterは、アームクッションのないシンプルな仕様となります。

STOOL

1Seater
・2Seater / 2.5Seater
大人2人がゆったりと並んで座れる、日本の住空間に馴染みやすいサイズ。
2.5シーターは、2人で座っても間に少しゆとりが生まれ、より贅沢なくつろぎを感じられます。

2Seater

2.5Seater
・3シーター(2分割クッション)
幅2400mmのフレームに、広々とした2つのクッションを配置。
クッションの境目が少ないため、横になってデイベッドのように寝転びたい方に最適な仕様です。
・3シーター 3P(3分割クッション)
フレームサイズはそのままに、クッションを3分割にしたモデル。
3人で座る際もそれぞれのパーソナルな居場所がはっきりとし、端正でリズムのある表情が空間を引き締めます。

3Seater(クッション2分割タイプ)

3Seater(クッション3分割タイプ)