ショールーム化に伴う実店舗閉店のご案内と経緯について

現在、予約制となっております、CONNECT SHOP (実店舗)を2021年3月3日をもって、一旦閉店とさせて頂きます。
しかし、昨年から予約制の店舗となり、色々と悩んできましたが、このタイミングで実店舗を一旦閉店させて頂くことを決断致しました。なお、CONNECT 自体がなくなるわけではございません。プランニング中、納品待ちのお客様は各担当から改めてご連絡をさせて頂きますので、ご安心くださいませ。
■実店舗閉店に至った経緯

コロナの収束と共に予約制をやめ、元の状態のように多くの方にお越しいただくような店舗運営に戻すことも考えましたが、改めて予約制をやめたとしてもわざわざお越しいただくことに、なんら変わりがありません。
そう考えるとそもそも、現状の店舗運営が、わざわざお越しいただくのに本当に相応しいお店であるだろうか・・・・。と考えるようになりました。
展示や接客も含め CONNECT のミッションである「シンプルで心地よい暮らし」を実店舗として体現できているだろうか・・・。
などなど、実店舗の現状を考えれば考えるほど、改めて不十分な所ばかりが見えてきてしまいました。
これらを今よりもよくし、実店舗としての本質的な価値をお客様に提供する為には、やはり現状の運営方法を刷新しなければなりませんでした。
■実店舗はショールームへ生まれ変わります

しかし、一般的にインテリアショップはまだまだ馴染みが無いうえに、CONNECT で販売しているものは、価格帯の高いモノが多いので、どこか緊張してしまうような場所になってしまっているように思います。
じっくりと吟味できない場所なのであれば、お家で好きな音楽でも聴きながらじっくりとインターネットを通じて商品の情報を見てもらう方が余程効率的なのではないかと思います。

ショップスタッフは、モノを販売するためだけに店頭に立つのではなく、お客様の暮らしを本気で考えたアドバイスができる人間になるべきだと考えているからです。

■CONNECT の今後を担う若手スタッフを育成し、より役立つ情報をお届けしたい
実は、以前から難しさを痛感しているのがスタッフの育成でした。
新しいスタッフは少しずつでありますが加わってくれ、日々商品のことを覚えるために色々と取り組んでおります。
しかし、実店舗にディスプレイしている商品だけ考えても、軽く約1000点以上あり、1日に1商品ずつ覚えても単純計算で3年は掛かってしまいます。ましてや、それらを組み合わせるご提案をしなければならないので、入社して店頭でお客様に対応できるようになるには、通常だと約5年ぐらいでしょうか。さらには、お客様の手持ちの家具や当社で扱っていない商品の組み合わせを考えると・・・天文学的な数字になってしまいます。
店頭で、お客様と接しながら覚えていけばいいのかというと、そういうわけにもいきません。何も知らない状態のスタッフを店頭に出してしまっては、わざわざ時間も手間もかけてお越しいただいたお客様に申し訳ないのです。
今回、実店舗をショールーム化することで、リアルな空間として体験価値をしっかりと高めていき、逆に実店舗として不足してしまう「気軽さ」や「人対人の繋がり」は、インターネットやデジタルの力を借りながら、お客様の「心地よい暮らし」のお手伝いができればと考えております。
新しいスタッフは、ホームページの作成やSNSでの情報発信を繰り返しながら、商品知識を深めていき、少しずつでも、わざわざお越しいただけるにふさわしいコンサルティング・ご提案ができるスタッフに育成できたらと考えております。店舗を維持しながら、スタッフを育成し、さらにお客様の満足度を高めるのはとても大変ですが、暮らしを少しでも良くしたいという思いを持つお客様がいらっしゃる限り、我々がしっかりとお客様の気持ちに応えられるように進化していきたいと思います。
この度、実店舗はショールーム化に伴い一旦閉店となり、システムも運営方法も変更しますが、何卒ご理解くださいますよう、お願い申し上げます。
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この記事を書いた人
CONNECT
こんにちは。香川県丸亀市ののどかな場所に実店舗を構える、ライフスタイルショップ「CONNECT(コネクト)」です。北欧のブランド(ルイスポールセン・フリッツハンセンなど)を中心に照明・家具・ヴィンテージ家具やインテリア雑貨をセレクトし、販売しています。 また、インテリアから考えるお家づくりも手がけています。