70年の名作に極上の仕立てを。ヤコブセンの美学とイタリアの技巧が響き合う特別な一脚
アルネ・ヤコブセンの傑作「セブンチェア」誕生70周年記念モデルは2026年9月までの期間限定生産。「TAILORED(テーラード)」の名が示す通り、オートクチュールのような美学を纏った一脚です。
1955年の発表以来、世界中で愛され続けてきた北欧デザインのアイコン「セブンチェア」。2025年、その誕生70周年を祝うために誕生したのが、この「Series 7™ Tailored(セブンチェア テーラード)」です。
デンマークの有機的なフォルムと、イタリアの熟練したクラフツマンシップが響き合う。手にするたびに、自分のために仕立てられたような高揚感に包まれる、これまでにない「大人のためのセブンチェア」です。
美しさを決定づける「仕立て」の秘密
輪郭を際立たせる「コントラストステッチ」
最大の特徴は、ボディの輪郭を強調するように施されたステッチワークです。
通常、革張りの椅子は縫い目を目立たせないように処理されることが多いですが、本モデルではあえてレザーの色とは異なる色の糸を使用(コントラストステッチ)。まるで高級なハンドバッグやサドルのように、ステッチそのものがデザインのアクセントとなり、セブンチェアの持つ有機的な曲線をより美しく際立たせています。
フルパディングなのに「シャープ」な理由
通常、レザー張りの椅子はどうしてもフォルムが厚ぼったくなりがちです。しかしこのテーラードモデルは、厚みのあるレザーを使用しながらも、セブンチェア本来の美しいシルエットを崩さないよう、ベースとなる木製シェルを通常より一回り小さく成形し直しています。
さらに、レザーを限界まで圧縮して張り込むことで、クッション性を持ちながらも、凛とした「シャープなライン」を実現。見えない部分にまで徹底的に手間をかけた、まさに職人技の結晶です。
Material:イタリア製「ハーネスレザー」の魅力
強靭で滑らか。イタリア・エンリコペリッツォーニ社の革
採用されたのは、イタリアのレザー専門メーカー「Enrico
Pellizzoni(エンリコ・ペリッツォーニ)」社の上質なハーネスレザー。元来、馬具に使われるほど圧倒的な強度を持つこの革は、硬質で滑らかな手触りが特徴です。
一般的なソフトレザーとは一線を画す「張り」と「コシ」があり、空間に置くだけでその場の空気を格上げするような重厚感を放ちます。
ダイニングでも気兼ねなく使える「メンテナンス性」
高級レザーでありながら、実用性にも優れています。表面には特殊なコーティングが施されており、汚れや水分に強いのが特徴。「レザーは手入れが大変そう」というイメージを覆し、固く絞った布での水拭きも可能です。
食事の汚れが気になるダイニングシーンでも、気兼ねなく日常使いできる。美しさと使い勝手を両立させた、現代のライフスタイルに寄り添う仕様です。
歳月とともに「育つ」、自分だけの座り心地
硬さが「馴染む」過程を楽しむ
座った瞬間、通常のフルパティングのセブンチェアと比べると「少し硬い」と感じるかもしれません。それは、厚みのある丈夫なハーネスレザーを使用している証です。
しかし、使い込むほどに革の繊維がほぐれ、持ち主の身体に吸い付くように馴染んでいきます。新品の時がピークではなく、1年、5年、10年と歳月を重ねるごとに座り心地が完成され、「椅子を育てる」という、レザーならではの贅沢な楽しみがここにあります。
選べる3つのカラー
1. Saddle Brown(サドルブラウン、ステッチ色:サンド)
王道のレザーカラー。最も「革らしさ」を感じられ、経年変化による色艶の深まりを存分に楽しめます。書斎やヴィンテージテイストの空間におすすめ。
2. Warm Ecru(ウォームエクリュ、ステッチ色:ダークブラウン)
上品で柔らかな印象のエクリュ。濃いブラウンのステッチが引き締め役となり、モダンで洗練された空間にマッチします。
3. Slate Grey(スレートグレー、ステッチ色:サンド)
唯一の「型押し」仕様。傷が目立ちにくく、モダンでシックな印象。モノトーンインテリアや、空間にアクセントが欲しい方におすすめです。
選べる脚のバリエーション
脚の仕上げもカスタマイズ可能
ベース(脚)は、定番のクローム仕上げのほか、ブラウンブロンズ、ブラック、シルバーグレー、ウォームグラファイトなどの粉体塗装仕上げからも選択可能です。お部屋のインテリアや床材に合わせて、あなただけの一脚をオーダーしてください
FAQ(よくある質問)
Q: いつまで購入できますか?
A: 2026年9月3日までの期間限定受注生産です。期間終了後は入手困難となるため、お早めのご検討をおすすめします。
Q:
通常のセブンチェアとサイズ感は変わりますか?
A: フルパディング仕様のため厚みはありますが、シェルをリサイズしているため、サイズ感や座り心地のバランスは通常のセブンチェアとほぼ変わりません。
Q:
ステッチの色は選べますか?
A: レザーの色ごとにデザイナーが選定したベストな色の組み合わせ(固定)となっております。
人生という時間を共に仕立てる、特別なパートナー
「完璧なボディラインに合わせて仕立てられた、オートクチュールのレザースーツ」。
そんな表現がふさわしい、70周年の特別なセブンチェア。
時を重ねるごとにレザーは身体に馴染み、日々の傷やシミさえも、愛おしい歴史として刻まれていく。 そうして、あなただけの形へと仕立てられていきます。
今しか出会えない特別な一脚を、ぜひあなたの物語に迎えてください。
アルネ・ヤコブセン 植物を愛した完璧主義者
アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen, 1902-1971)は、デンマークを代表するデザイナーであり、建築家としても名高い人物です。
彼のデザインの最大の特長は、建築から家具、照明、小物に至るまでを一貫して手がける“トータルデザイン”のアプローチにあります。建築と調和しながら、空間の中で機能し、美しくある家具を生み出すという哲学は、今なお多くのインテリアデザイナーに影響を与えています。
ヤコブセンのデザインはなぜ、こんなにも人を惹きつけるのか?
ヤコブセンは「デザインは単なる形ではなく、使う人々の快適さを考えたものであるべき」と考え、美しさと使い心地の両面を、細部にまで徹底的にこだわり抜いてプロダクトを作り上げる完璧主義者でした。
セブンチェア、アリンコチェア、グランプリチェア、スワンチェア、エッグチェア...
時代を超えて愛される名作の数々は、成形合板やファブリック、レザーといった異素材を駆使しながら、人間工学と彫刻的な美しさを見事に両立させています。
実はヤコブセンはもともと、植物学者になりたかったという背景を持っています。
彼のデザインには自然界からのインスピレーションが色濃く反映されており、自然の有機的な形状を作品に取り入れることに強い関心を持ち続けました。例えば、ドロップチェアのフォルムやリリーチェアのデザインは、自然界の形状や動きを模倣しており、ヤコブセンの植物学的な背景が彼のデザインに独特な影響を与えています。
総じて、アルネ・ヤコブセンはただのデザイナーではなく、空間そのものをデザインし、機能と美を両立させた革新者でした。自然美と人間的な温かみに包まれた彼の作品は、今もなお北欧デザインの金字塔として、世界中のデザイン愛好家に愛され続けています。
FRITZ HANSEN
時代を超えるデザインが集う、北欧の老舗ブランド
フリッツ・ハンセンは、創業150年以上の歴史を誇るデンマークの老舗家具ブランドです。創業以来、アルネ・ヤコブセンやポール・ケアホルムといった巨匠デザイナーとのコラボレーションにより、時代を超えて愛される名作を生み出し続けています。
クラフツマンシップと北欧のデザイン哲学が融合した家具は、木製以外にもスチールやレザーといった上質な素材と、洗練されたフォルムが特徴。セブンチェアやエッグチェアなど、彫刻作品のような名作の数々。単なる家具ではなく、空間全体を洗練された雰囲気に包み込みます。家具のみならず、照明やアクセサリーまで、トータルインテリアを提案できる豊富なラインナップも魅力です。